ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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げに有難き星月夜



襟巻きの裾翻し扉を出でたる靴の先、
人影凪いだ濃藍染めの夜の気配に浸されん。
刻一刻と満ちてゆく鳥の子色の宵の月。
白銀色のシリウスとベテルギウスの赤銅が
冷たき風に磨かれて月に負けじと煌めける。
星が季節を巡るごと繰り返される降誕祭。
この不慥かな世界の上のげに清らなる星月夜、
前夜の度に天を仰ぎて呟く吾の繰言を
今宵も何卒聞こし召せ。


クリスマスのご馳走も贈り物も要らない。
天に輝くあまたの星よ

願わくば、

病のに希望の灯と平穏な日々を、
迷いに道案内の星明りを、
身体の不自由なに自信と歓びを、
盲たに安心と温もりを与え給え。

人間と共に暮らすすべての
変わらぬ愛と庇護とを与え給え。

己の力で生きるすべてのに今宵だけでも
空腹を満たす食べ物と、
暖かな寝床と安き眠りとを与え給え。
彼らを暴力に遭わせず、悪意より救い出し給え。
その命が等しく尊ばれる安寧を与え給え。

ヒゲとシッポと鉤爪は・・・


浅はかなりし祈りより夕餉どきだと猫が呼ぶ。
宵闇の中現れし銀と雉虎猫の影
尻尾震わせすり寄れば愈愈響く猫の声。
この不慥かな世界の隅でげに小さやかなる晩餐を
頬張る彼らの慥かさに吾沁々と感謝せん。
腹満ち足れば身を寄せて猫らは眠る小屋の中、
冷たき風の当たらぬ場所で今宵慥かに眠れると
安堵の色の瞳して身を繕える幸いに
ただ沁々と感謝せん。

また明日ねと呟けば微かに潤む夜空哉。
家に戻れば茶虎の猫が甘えた声で吾を呼び、
喉を鳴らして膝の上。

陶陶眠れ猫の子ら
憂うことなど何も無し。
等しく注ぐ月光と星の明かりに見守られ、
軽き心で安らいで、いざや楽し夢を見ん。



ヒゲとシッポと鉤爪は
とこしえに彼らのものなればなり。


・・・ニャーメン。





【蛇足的後付巻物】
毎年クリスマス前夜にはすべての猫のために祈っている饅頭なのである。
キリスト教徒でもないからして誰に向かって祈ればいいのかわからないので、宇宙に向かって祈っているのである(笑)。
世界には恵まれない境遇に置かれた猫がゴマンと居るけれど、どの猫も己の境遇を何かの所為にしたりせずそういうものだと受け容れて、それぞれの命を星の光のように煌めかせ生きている。

そういう彼らの真摯さにどれほど胸を打たれても、全ての猫をシヤワセにすることはできないんである。それどころか、アパート住まいの我が家が引き受けられるのはごろ太ひとりが精一杯なのだ。
アパートが建っているのは大家さんの敷地なのだからして、そこで近所の野良猫にやたらに食べ物を配るワケにもいかない。
ボランティアをしようにも時間が取れず、せめて猫を助けようと頑張ってくれているボランティアのかたに寄付をと思っても貧乏でそれすらできないんである。
(我が家はこの3年ばかり嘗てない経済危機に見舞われているのだ)

外に出れば指先が痛くなるほど寒い夜に、自分は暖房の効いた部屋でぬくぬくと温まり、その温もりをどこかで震えている小さな猫一匹にだって分け与えられない、浅ましく吝かで業深でないない尽くしの己の不甲斐なさや駄目さに嫌気がさすのである。それで、欺瞞だと知りつつも祈っているのである。
何もできなくても何も感じていないわけではない、と言い訳しているだけじゃないかと言われたら返す言葉もないのである。

けれども今年の前夜は少し違うのである。
師走を待たず11月に一体ナニを奔走していたのか、まだご報告できていない銀次郎と雉ノ介の話を思いっきり端折ってここに記させていただく。
(じゃないと今年のお祈りがサッパリわからないモノになってしまったので ^^;)

銀次郎と雉ノ介は饅頭庵のご近所の地域猫。
散歩中の猫隊長に町内雄猫同盟の合言葉を教えてくれたり、お伴と一緒に遊んでくれたりするようになった彼らは、決まった人にごはんをもらったり世話をしてもらったり家に入れてもらったりしていた。
地域猫というより自由に出入りできる飼い猫のようなものだった。
ところが、今年の春に事実上の飼い主が彼らを置いて引っ越してしまったのだ。

その日から困惑と煩悶と悶絶を繰り返しつつ、ヤキモチを焼く隊長をダマシダマシ、ご近所の皆様に平身低頭で挨拶して廻り、猫らにごはんの差し入れや身体と心のケアをしてきたのである。
しかし11月に彼らが置いていかれたオンボロアパートが取り壊されたんである!
飼い主を失って半年後になわばりも失うというのは、些か非道い話である。
で、見かねた饅頭は彼らの引越しを手伝っていたんである。

引越しと言っても猫には何も解からないし、はじめは彼らをせめて工事が終わるまで大きな重機が入る現場から避難させようという気持ちだった。
我が家では預かれず預かってくれるヒトがいるはずもなく、獣医と相談してかかりつけの動物病院に預けることにしたのだ。
ところがこの工事がちんたら工事で(笑)1週間過ぎても終わらなかった。
金策尽きた饅頭と猫たちを今度はウチのアパートの大家さんが見かねて、救いの手を差し伸べてくれたんである。
アパートの目の前にある大家さんの車庫兼倉庫小屋に、彼らを住ませてもらえることになったのだ!

なんちゅう有難い話なのっ!!

つまり銀次郎と雉ノ介は以前の住まいからほど近い場所に自由に出入りできる小屋を持ち、朝は大家さん、夕方と夜は饅頭から日用の糧を得、新しいなわばりに馴染んで地域猫のまま今日も元気に生きているのである。

121224-2.jpg
小屋に置いた寝床で身を寄せ合って眠るふたり

神様仏様大家様。ウチの大家さんは最強の女神さまなんである。
他力本願ながらも駄目饅頭は彼らに何かしてあげられたのだ。
彼らが凍てつく夜に風雨に晒されることなく安全な小屋の中で団子になって眠る姿を見るにつけ、真に有難い幸いだという想いがこみ上げて来るのである。

そして経済破綻しそうな我が家の晩餐は、銀次郎と雉ノ介を病院から連れ帰って以来ずーっと湯豆腐なんである!わっはっは~!
たぶんお正月も湯豆腐なんである。ブラボー豆腐、ブラボー白菜(爆)。
銀次郎と雉ノ介の満ち足りて元気に過ごす様子を見られれば、冬中湯豆腐が続くとしてもこんなにウマイ湯豆腐はないのだからして、結構シヤワセなんである。
そんな生活を甘んじて一緒に受け容れてくれているウチの連れ合いにも、諸々のご理解とご協力を戴いたワケで、彼にもとても感謝している。
ヤキモチ妬きながらもそれなりに状況を理解してくれているらしいごろ太にもね。
最近夜廻りをサボッている彼には、ワタシの膝を毎夜ご満足いただけるまでご提供させて戴いている。

121224-3.jpg
猫隊長は今宵も膝の上

端折って書いても長くなってしまったけれど、銀次郎と雉ノ介の引越し騒動は大変だったし色々なことがあったので、饅頭は全然話し足りないんである。
年明けからでも写真つきで少しずつお話したいと思っているので「もうあらすじは知ってるから結構」などと仰らずに、その折にはおつき合いくださいませませ。

そして、皆皆様もどうぞ良いクリスマスを!
ニャーメン(笑)。





【お詫び】
諸々の事情により、いただいたコメントへの個別のお返事できず不義理しております。
コメントのお返しもできなかったりできなかったり、できなかったりしてます(^^;)。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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やっぱり風邪をくらっているかたがいっぱいいそうですね。
なんか治りが遅く感じるのはウィルスが強力なのか?饅頭がトシだからなのか?
風邪ひいちゃったかたがた、イベントの多い年末年始だけど無理せずお大事にね。

ワクチンについては以前から色々思うところあるんだよね。
そんなお話もしようと思いながらも例によって思うだけで侭ならないんだけど(^^;)、ウチが3年に1度にしたのは「3年くらいは身体の中にある程度の抗体があるんぢゃないか?でも3年経つと抗体の数がかなり減ってしまうんぢゃないか?」というテキトーな考えからだったんだけど、ごろ太の場合3年だとギリギリアウトなのかも。
(あるいはGaviちゃんが言うように抗体ができないタイプなのか?!)

それにごろ太は散歩で外に出るので、ワクチンを全く打たないという方向にはなかなか行き辛いのだ。
彼が猫風邪をひく心配もあるけれど、最低限の予防をしないとごろ太自身が感染源になる可能性だってあるので、外猫子猫のためにもワクチン要らん!とはなかなか言えないです。
今回彼が猫風邪くらったときも、銀次郎や雉ノ介に伝染したらマズイ!と焦った・・・しかし彼らはたまたま病院で預かってもらうためにワクチンを打っていたのでした。ははは。

室内飼いの猫たちはたぶん打たなくてもダイジョーブぢゃないかといつも思います。
先代猫はワクチンなんて打たなかったけど元気だったもんなぁ。
ただ、飼い主が野良猫と接する機会が多かったり、室内飼いでも外の猫を保護する機会があったりするお宅ではやっぱりある程度ワクチンは必要かも。
室内でも多頭飼育の場合にはワクチンは必要!という見解もあるよね。


うずら母さん、はじめまして(^^)。過去記事も読んでくださったなんてウレシイです。ありがとう!
猫の歯周病や歯茎や歯磨きの話、今のところあまり役に立つ話はできていないしホントずっと書きたくてうずうずしてるんだけど、なにしろすぐに巻物化してしまうので落ち着いて書く時間が取れないのです。
でも来年こそは(笑)!
 *お菓子の家、チョー可愛いです!ここに書くなって(^^;)。

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| 乳母式 | 20:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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| | 2012/12/24 22:19 | |

そうだったんだ…。
ともあれ…結果よければ。2にゃんが今安心していられる所にいて、よかった。薄皮饅頭さん、大家さんありがとう!!
ほんとにねえ~。一人くらい動物たちのために祈ってくれる坊さん(だか神父さんだか)がいても良いですよね~。
にゃーめん。(賛同します
日本列島は寒いようですが…。
ドイツはというか、うちの当たりは温かいんですよ。
今日なんか晴れちゃって。全然クリスマス気分じゃない。
ドイツはあんまりお外猫さんたちのことを心配しなくても良いので…。むしろ施設に入るのを拒否しているニンゲンの人たちのほうが寒いとき心配です。
ワクチン。ちなみにニンゲンたちが小学校や中学校で受けたワクチン、あれ、ほぼ全部切れてるみたいですね。っていうことにここ2,3年気が付いて。せっせと3種やらなんやら受けなおしてます。大人になってからのほうがきついですからね~。風疹とか。

| Kotora | 2012/12/24 23:07 | URL |

捨てる神あれば、拾う神あり、なんて。あたたかい話が聞けてよかった。
Merry Christmas !!!
ニャーメン♪

| myaumyau | 2012/12/25 02:09 | URL |

まぁ、そんな大変なことがあったなんて・・・
銀次郎と雉ノ介がステキなオウチを見つけられたのは、
本当に饅頭さんのおかげ、饅頭さんの人柄のおかげね。

| リヴ | 2012/12/25 12:55 | URL | ≫ EDIT

メリークリスマスv-314
そうだったのにゃあ!
何回も登場した銀次郎さんに雉ノ介ちゃん、お家の人においていかれて、しかもお家も取り壊し・・・それは青天の霹靂ってやつだよね・・・
大家さんと薄皮饅頭おねえちゃんがいてよかったのにゃ。
ありがとう。
きっと神さまも大家さんと薄皮饅頭おねえちゃんに思いっきりゴロゴロパワーのごほうび送ってくれると思うのにゃあ!
うんと素敵なクリスマスを♪

ワクチンね、もし気になるのなら抗体価調べてできてるか診てもらうのもいいかもよ。1種類ごとでおそらく外部ラボに出さなきゃいけないから、時間と費用がかかるのが^^;だけど・・・(獣医さんも手間がかかるからやってくれないとこも多いみたい)あと、クラミジアと・・・カリシだったか鼻器官炎(どっちか忘れちゃったにゃ)だったかは何種類かあって(なんとなくおねえのイメージだと人間のインフルエンザみたいな感じ?)種類が変わるとワクチンきかないらしいから・・・その年だったり地域によって変わる・・・みたいなお話前なんかで読んだことあるんだって。うろ覚えだからよくわかんなくてごめんにゃ・・・

| Gavi | 2012/12/25 22:27 | URL | ≫ EDIT

メリードウモです。

薄皮さんグッジョブです!!!
銀次郎さんと雉ノ介さん、本当によかったですね。
少しでも多くの生き物が幸せに生きられますように。
それではよいお年を。

| 37kw | 2012/12/25 23:54 | URL |

大家さん(涙)
銀次郎クンと雉ノ介クン、よかったね〜
ごろ太君の良き友達である彼らが無事、新しい寝床を確保
出来て良かった!
飼い主さんもアパートもなくなって不安だったろうけど
薄皮饅頭さんの努力や人徳、ご近所さんの協力のおかげね。
ワクチンはどうしてもデメリットが心配だものね....
でもアナベラが外に出るし、外猫ちゃんもいっぱいいるから
(最近、玄関すぐそばを歩いてるのを発見〜)念の為にも
カノは必要だわ。

| mogu07 | 2012/12/26 09:00 | URL | ≫ EDIT

お~
饅頭のがんばりと神様仏様な大家さんさまさま^^
あたたかく年を越せるわね。
よかったよかった。

| anemone | 2012/12/29 07:28 | URL | ≫ EDIT















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