ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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ひっ捕らえゴロン


「むむッ!油の親分!」


「御用ダッ!」


「手下どもはドコに居る?!」


「む・・・空っぽダッタか?」


「今動いタッッ!!」


「御用ダーッ!」


「飛んだゾッ」


「待て待てぇーいっ」


「往生際の悪い野郎ダ」


「また高飛びッ?!」


「逃がすかーッ!」


「今度こそ御用ダッ!」


「ついに下手人を・・・」


「ひっ捕らえたゾ!!」


「どひゃーっ!」




*夏の果て、夜廻り中の駐車場にて ( #27/100 ) 



嬉しや嬉しご同心、悲願の手柄に転げたる。
果てぬ暑さの夏の果て熱気含んだ闇の中、夜廻りの鼻先につと降り立った油蝉。
此処で会ったが百年目、夜廻りは息巻いて同心に早変わり。
十手翳して同心が御用御用と迫っても、怯みもせずに堂々と油の親分仁王立ち。空蝉なのかと思わせて抜き足差し足にじり足、隠れるつもりが見破られ追い詰められた親分は闇に紛れて高っ飛び。
逃がすものかと後を追い同心は西東。追いかけっこに殆し油の親分立ち竦みゃ、縄も掛けずにお縄にしたと転げ回って有頂天。










【蛇足的推測と余談】
野生のライオンの家族が捕らえた獲物をすぐに食べずに頬擦りしたり、周りを転げ回ったりするという観察記述を読んだことがある。それに拠るとどうやら捕食者というのは獲物を捕らえたことに至上のヨロコビを感じるものらしい。
たしか『たちの隠された生活』という本だったと思うのだが、著者によれば「ライオンたちは獲物への感謝と食餌にありつけた喜びを表現している」のだそう。

ライオンのことはよく解からないのだが、ウチの小さな肉食獣も年に2~3度喜びの舞らしきゴロンをするのである(笑)。
ただし彼は捕らえた獲物を食さない。
しかも、とどめを刺さないので、一体全体ナニをもってして「ひっ捕らえた!」と判断しているのか判らぬのだが、とにかく年に2~3度はそう感じる瞬間があるらしく、こうして獲物に顔を擦りつけんばかりにその周りを嬉々として転げ回るのである。
は本能的に動くものを捕らえようとするが、とどめを刺す方法は母親から教わるのだそうで、彼は教わる前にワタシと出逢ってしまったのかもしれない)
獲物は疲弊していることはあっても九分九厘無傷で生存しているので、激しく舞い転げる猫に踏み潰されやしないかとこちらはハラハラさせられるのである。

獲物は大抵ヤモリか落ちた蝉なのだが、捕らえたからといって毎回舞い転げるワケではない。どうやら彼にとっては

 ● その年最初に捕らえたと感じたとき

 ● 捕らえるまでに盛り上がったとき

という条件が必要らしいのだ。ついでに、明るい昼間に何かを捕まえて転げ回る姿を見たことがないことからすると、ひょっとして夜というのも必要条件なのかもしれない。

以前、彼が大きめの蛾を初めて捕まえた折に見せた喜びの舞はそりゃあもう派手だったが、その時は咥えて走り回った挙げ句乱暴に扱って絶命させてしまった後だったので、期せずしてとどめを刺してしまった本物の舞だったのかも。
無意味な殺生を避けたいお伴としては以降気をつけてはいるのだが、それでも時々うっかりしていると彼は蛾を捕らえてしまう。
・・・が、フシギなことに蛾で舞ったのは過去の1度きりなのである。
考えてみれば大きめの蛾を捕らえたのもその1度きりだったからして、大物を捕らえたということも条件に入っているのかもしれぬ。
そういえば木の字(ヤモリ)で舞うのも小さな子分ではなく、親分をひっ捕らえた時のように思える。捕らえたと言ってもヤモリは大抵無傷だが、小突き回されて疲れさせてしまったりたまに尻尾が切れてしまったりするので非常に申し訳なく思う。

ま、いずれにしても彼の舞に「食餌に対する感謝」は有り得ない。
大きな何かを捕まえて(捕まえてないけど)遣り遂げた達成感や狩りがうまくいった嬉しさや得意さが綯い交ぜになって、彼に喜びの舞をさせるようである。
飼い猫の喜びの舞にはライオンのそれのような真摯さはないのである。
いや、なくっていいのよ。飼い猫だもの。

因みに猫じゃらしや投げオモチャでどんなに盛り上がっても彼が転げ回ることはない。
オモチャはあくまでも狩りの練習であって、例え捕らえた獲物を食べなくてもホンモノの獲物を捕らえるのが狩りの本番なのだと、彼なりに区別しているらしいのだ。

我が家の界隈では夏から秋にかけてアブラゼミやミンミンゼミ, ツクツクボウシ, ヒグラシなどの歌声が楽しめるが、夏も終わりに近づくと巷は落ちた蝉だらけになる。
この落ちた蝉にはまだその魂が現世にあるものも多く、夏の初めに決して手の届かぬ電信柱の上で鳴いていた蝉を憧れの眼差しで見詰めていたごろ太にとって、地面の上の手の届く蝉は大いに魅力的なのである。
まだ余力の残っている蝉はコッペパンチを繰り出す度にジイジイと音を立てたり短い距離を飛んではまた落ちたりと、猫同心を大いに盛り上げてしまうのだ。
彼には地に落ちた蝉が空蝉かどうか判るらしく、空蝉には見向きもしない。

コッペパンチでは蝉は傷つかぬが、一生の黄昏に居る蝉を猫に小突き回させていることも申し訳ない。申し訳ないとは思っているのだが、手にした懐中電灯目掛けて蝉が飛んで来たりすると「ひぃーッ?!」と小さな悲鳴を上げて逃げ回ってしまうくらいなので、お伴はトテモジャナイが蝉には触れない。救出は不可能なのである。
かと言って一旦狩りのスイッチが入ってしまった猫の気を逸らすことは難しい。
猫を抱えて猛ダッシュで現場を離脱しても、ふたたび地面に降ろした途端猫は猛ダッシュで現場に戻ってしまうのである。
動物には煩悩がないので殺生をしても皆極楽浄土にゆけるのだそうだが(イヤ、ごろ太は煩悩だらけだとワタシは思うのだが)、いずれワタシは閻魔大王の厳しいお裁きを受けねばならぬことになるのだろう。


今年は蝉の少ない年だったようで、落ちている蝉もとても少ない。
その少ない落ち蝉の初物となると喜びの舞の条件にピッタリなのである。
落ち蝉は猫が小突かなくとも、ひとりでジイジイばたばたともがいたりすることがあるが、その姿を見るにつけタマシイが身体を脱ぎ捨てるのは大変なことなのだなぁと、意味不明なことを感じ入る猫の乳母なのである。




猫という生き物は、気分がいいとゴロンゴロン実によく転がる。
その転がりっぷりを100回分集めてみたら、何らかの法則が 
みつかるんじゃないか?という、いい加減かつ無計画な試み、

それがこの 『ゴロン百景』 である。




【お詫び】
諸々の事情により、いただいたコメントへの個別のお返事できず不義理しております。
コメントのお返しもできなかったりできなかったり、できなかったりしてます(^^;)。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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前回書き忘れたけど、誰も家にいなければごろ太はたぶんアオーン鳴きをしない。
いや、留守にしていたらアオーンと鳴いていても聞こえないから断言はできないのだが(笑)、お留守のお宅から猫のアオーンが聞こえてきた試しはない。
つまり孤独のアオーンは本当に孤独な時ではなく孤独を感じているとアピールしたいときの鳴き声だから、聞いてくれる相手がいなければ鳴いても意味がないということを彼らはちゃんとわかってやっているのだ!
誰も家に居なければひとりぼっちなのは当たり前だけど、居るのに放っておかれることとの違いも、おそらく彼らはわかっているのだ。

カノくんの「ん"なあっっっっ」&ダッシュも然り。
かえでくんに至っては「アオーン」と鳴く場所が同じ玄関で、饅頭は光栄のみぎり(笑)。
さくらちゃんの「いない」鳴きは親を探す子猫の気分なのか、子供を探す親猫の気分なのか興味深いよね!
(ウチも、トイレ行くにも言っていかないと探されます)
いやいや、探すったって同じ家の中の何処にいるのか猫らが分からぬはずがないのだ。分かっちゃいるが自分を放っておいて何をしているのだと不平不満を訴えているんだよね。
兎にも角にも可愛らしくもあざとい生き物、それが猫なのである。

大音量のアオーンが孤独アピールの場合、声を掛けてあげたり構ったりすれば大抵すぐ治まるはず。
しかしそれは「アオーンと大声を出せば自分の思い通りになる」のだと猫に教えることになるということをお忘れなく。うひひ。
ワタシはもちろん、すっ飛んでってご機嫌取りますとも。乳母だもの。
大声で鳴かせたくない場合には、鳴いても知らん顔するのがいいと言うけれど、可愛い猫が鳴いていたら知らぬ存ぜぬではいられないのが我々猫莫迦なのだー!


alpenkatze さん、おっ!太郎ちゃんのは「ヤダヤダー出してぇ」と駄々捏ねてるアオーンだね(笑)。
猫語は同じ鳴き声でもそれぞれ意味が異なったりしてそこが面白いんだけど、甘えん坊の太郎ちゃんが孤独のアピールをしないということは、alpenkatzeさんのお世話が行き届いているんですねぇ。
我が家のテラス(?)は蚊の巣窟なので優雅に座ってなぞおれませぬ。刺されるまいと手拍子打ちまくりながら、秋を待ち焦がれている饅頭です。ははは。

オレクマさん、こちらも夜の暑さは多少マシになってきました。
でも、隊長の熱意に負けて昼散歩も遅めに再会しちゃったから結局暑いのだー(泣)!ううう。
ペロリさんは腰パン、厭なんですね。先代猫は腰やシッポの付け根あたりを触られると背中の皮をうにょうにょさせて怒ったし、ご近所の外猫はニャッ!と文句を言います。案外敏感な部位でもあるみたいです。
強めにたたくと気持ちよくてシャチホコみたいな格好になっちゃう猫もいるけれど、ウチのは赤ちゃんのおしりをトントンするようなのが好きみたい。中年オッサン猫のクセに・・・。

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| ゴロン百景 | 20:00 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

まだ生てると解った時のごろ太君の嬉しそうなお顔!
セミは必死だったろうな〜
飛んだ先で仕留めず様子を伺ってるのは、更に動くのを楽しみに
してるのかしら?
歓喜の舞、可愛いな〜

こちらは蝉の鳴き声は聞こえるけど、姿が見えない〜
小梅はトカゲを捕まえたら手で遊んで、逃がす為に小梅を抱くと
(この時だけ大人しく抱っこさせてくれた!)捕獲する様子を
眺めててくれたけど、カノは咥えて離さない.....
カノの方が食餌としての狩りをしてるかも。

| mogu07 | 2012/09/10 07:40 | URL | ≫ EDIT

ウチのヤツラ、セミと直接対峙したことないけど、向かっていけるのかな?
昔、実家のどんちゃんはG氏が出た時、逃げて行った覚えが・・・!

テントウ虫さんがよくウチに来るんだけど、いっぺん部屋に入ってネコ共に見つかると、
次の日の朝になってとっくにテントウ虫さん退散してるのに、
ココにいたはず!っていつまでも見失った場所を探しているの。
これはなんですかねぇ・・・特にかえでが未練たらたらよ。

| リヴ | 2012/09/10 16:42 | URL | ≫ EDIT

こんばんは♪
ごろ太くん、とっても楽しそうですね(笑)
犬もそうですが、獲物をとらえると
すぐにどうこうせずに遊ぶんですよね(^^;)

| ふわころ本舗 | 2012/09/10 22:06 | URL |

お久しぶり子です♪

ごろ太君名ハンターですねぇ(^ω^)b
我が家のニャンズたちは
皆さんビビリん坊なので
過去にセミが網戸にくっついて
大音響で鳴き始めたときは
アタシも含め
みんニャン度肝を抜かれ腰が抜け気味になりました( ̄m ̄*)
今思い出してもドキドキします( ̄― ̄;)

アオ~~~~ン鳴き
我が家ではラフターさんが寝起きにたまにします!
どうやら起きた時に一人ぼっちなのに
自分でビックらこいているらしいです
ので呼ぶと可愛い顔してすっ飛んできます(。・m・)
そんなラフターさんを見て鼻血もので毎回悶絶な
親ばかさんです(。・m・)

| Aたん | 2012/09/10 22:17 | URL |

うちは鳥を捕まえた時に、動かなくなった鳥の前で
ごろ~んとやってました…(汗)。
初めての捕獲の時はそこまでやらなかったけど、
二度目、三度目の時はごろ~んとやってて…(-_-;)
見てて、太郎はとっても楽しそうでしたよ(苦笑)。
セミがまだジイジイ鳴いても坊ちゃんはびっくりしないのねぇ。
太郎はセミを見たことないからなあ。
目の前でミーーーン!とか鳴かれたらびっくりするかも(笑)。

| alpenkatze | 2012/09/11 21:55 | URL | ≫ EDIT

坊ちゃん、相変わらずウナギパイねっww

| anemone | 2012/09/12 07:24 | URL | ≫ EDIT

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| | 2012/09/12 14:18 | |















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