ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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松明燈す蘆薈哉


「チクチクするナ」


「むむっ?!」


「アヤシイ花めッ!」


「・・・届かナイ?」


「うむ、仕切り直しダ」


「狙いを定めて・・・」


「エイヤーッ」


「捉らえたりッ!!」




狙い定めた左腕、見事捉えし花松明。
寒波胡座をかきたれば昼尚寒し如月の、通りの端の植え込みに蘆薈の松明燈りける。
警備と称して他所様の植え込みの中上がりたる、隊長は鼻の先チクチク葉先でくすぐられ見上げてみれば目の前に、燃ゆるした松明が風に揺られていと怪し。
捉えてみせると手を伸ばしゃ、のらりくらりと躱されて口惜し恥ずかし隊長。
仕切り直して狙いを定めエイヤと出した左腕、なんとか届いた花の茎、見事松明捕らえたと勢いづいて階段の上まで一気に駆け上がり、得意満面勝ち誇る。


「ボクッてスゴイ!」


「ヨシッ!ドンドン行くゾ!」






【蛇足的考察】
蘆薈とはアロエのこと。アロエというコトバはアラビア語らしいのだが、当てられた蘆薈は『ロエ』と読む。それをニホンでは『ロカイ』と読むようになったのだとか。
お腹のトラブルにも虫刺されにも火傷にも効く『医者いらず』はキダチアロエ。
若かりし頃、海で日がな一日スノーケリングをしていたワタシの火ぶくれになった背中を治してくれたのもアロエのジェルであった。その有難きキダチアロエは江戸時代には『木立蘆薈(キダチロカイ)』と呼ばれていたのだそうな。


真冬の寂しい庭や植え込みの中にニョキッと伸びた大きな赤い花穂はいかにも暖かそうで、松明が燈っているみたい、と毎年思う。花のひとつひとつをクローズアップしてみるとユーモラスでありながら繊細な蝋細工のよう。

植物の講釈はいいとして、本日はの見え方のお話。
冬の住宅街で燦然と咲くアロエの花の朱赤のは、補である葉の緑によく映えて大変目に付く。これはにしてみてもさぞかし眼に障るだろうと思いたいところであるが、聞くところによるとは赤識別できないのだそうな。


それならば何ゆえにアロエの花がごろ太の目に止まったのか、考えてみたい。
あ!の話の前にまず大前提として、ごろ太がアロエの花に注意を引かれた理由として
大きな花穂が風で揺れていたからということを挙げておく。
何てったっての目というのは動くものに敏感に反応する。
追いかけていたヤモリがじっと動かずにいると、途端に何処に行ったのかわからなくなってしまうくらいだからして、この理由は外せないという次第。

夜行性の肉食獣であるところの、その活動が最も盛んに行われるのは早朝や日暮れ時の薄明の中なのだそう。その時間帯の少ない光の中では世界は思うほどカラフルではない。
猫や犬はモノトーンの色彩の中で暮らしているのだと一般に言われている。
そんな世界でモノを見極めるには前述の動きの他に明度の差が重要。
白っぽい場所の中で黒く見えるものや、黒っぽい中に白く見えるものは目立つ、というのが明度の差による見え方。確かにごろ太が真っ黒いものに対してよく反応するというお話を以前したことのあるワタシとしては、この話は大いに納得できる。

が、近年では彼らは青や緑を識別できるらしいという研究結果が出ているそうな。と言うことは、ごろ太の目からは植え込みは↓こんなふうに見えているということになる。


うむむ・・・。花はちっとも目立たないではないか!
ここで「実は猫は赤系の色が判るのではないか?」という長年のワタシのギモンが炸裂。
何故そう考えるのかというと、

  ● ごろ太は赤系の色の猫じゃらしによく反応する し、
  ● 鮪が大好物だった先代猫はトマトを切ると毎回「くれ!」と騒いだ から。

赤系のおもちゃが好きだという猫は他にもいるし、何より肉が主食の猫の目に肉の赤い色が判らぬなどおかしな話ではないか!と悶々としていたのである。
以前その話をして「肉の色が見えなくても匂いでわかるジャン」と言われたにも関わらず、それでは何故先代猫は鮪の匂いがするはずもないトマトを見て毎回騒いだのだ?と、内心譲れぬ思いでいたのである。

口惜しがっても猫が赤い色を識別できる!と証明する術もなし。
考えみれば濃い赤というのはモノトーンにするとかなり黒っぽくなるはずである。となれば明度差によって濃い赤は黒として識別可能になるから、あたかも赤色のものを選んでいるかのように見えるのかもしれぬと思い直して、無理に納得することにした。

しかし、今回のアロエの花のような濃くない赤系の色というのはモノトーンの中でちっとも目立たぬではないか!ほーらやっぱり、猫は赤色を判っているんだモンッ!と勝ち誇りたい気持ちをぐっと堪えて、頭を冷やして今一度猫と色との関係についておさらいしてみることに。
(>猫は色を識別できるのか?

結果、猫は赤系の色を黄系としてとらえていると判明。
そうでした。たしかKotora さんにも教えてもらったんだよなぁ。
『赤を識別できない=赤はモノトーンに見えている』と勝手に勘違いしていたワタシ。
そうではなく、どうやら猫には赤は黄色に見えているらしい。
実際に猫の目を通して世界を眺めるというのは不可能だが、脳波を調べると赤色を見たときと黄色を見たとき、猫の脳は同じ反応を示しているのだそうだ。

というワケで、それを再現するとアロエの花は↓こうなる


なるほど・・・これなら目立つね
これで一見落着。納得せざるを得ないのだが、鮪(やトマト)や肉が猫には黄色く見えているかと考えると未だフクザツな心境である。いや、どうでもいいっちゃいいんだけど。

我々の感じている色が猫の目にはどう見えるのかと考えを巡らせることは愉しいし、それを知っていればおもちゃなどを選ぶときに役立つやもしれぬ。
どのくらい信憑性があるか判らぬが、たしか「猫は赤い色を識別する潜在的能力は持っているが、必要がないのでその能力は目覚めない」と聞いたことがあったような・・・夢?
真実は猫に訊ねてみなければわからない。が、仮に猫に訊ねることができたとして、気紛れな彼らが本当のことを言ってくれるかどうかアヤシイ。
結局真実は藪の中かもしれないけれど、それをつきとめるための研究なぞ行われぬことをワタシは祈る。・・・だって、脳波をどうこうするために罪のない猫は一体どんな目に遭わされることやら、考えることさえオソロシイ。
なので、科学的根拠は全くないけれど、これからもワタシは「猫は赤色が判るんぢゃないか?」という一抹の希望的疑いを胸に抱いて生きてゆこうという所存である(笑)。

最後に、写真の加工がメンドウだったのでごろ太の毛皮の色はモノクロのままだけれど、薄い赤茶の彼の毛色は他の猫たちから見たら薄い黄土色に見えるのかしらん?





【お詫び】
諸々の事情により、しばらくコメントへのお返事をお休みさせてください。
コメントのお返しもできなかったりできなかったり、できなかったりしてます(^^;)。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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霜柱ってしみじみキレイですよね。あんなものがひっそり一晩のうちに土の下にできるかと思うとフシギ。
コドモの頃、霜柱だらけのグラウンドでの朝礼でできるシモヤケが辛かった!
今でもそういう場所に長い時間立っていたらすぐにシモヤケになるけれど、いかんせん土の地面というものが絶滅しつつあるこの界隈では、霜とは無関係の冷えで結局シモヤケになるのだ。はは。

ところで寒い寒いと言ってるのはニホンジンだけ?!海外組はなんだかあったかそうですねぇ!

元気猫さん、寒さのお蔭で元気くんの散歩サボれてうらやましいー!

Gavi ちゃんのおねえさん、こちらこそご無沙汰しちゃって大恐縮してます。まだちょっと時間がかかりそうだけど色々とご報告したいことがあるのですよー!

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| 散歩猫 | 20:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

http://56g.blog40.fc2.com/blog-entry-581.html
あった!
私も探しちゃった…。
アップしたのは夢だったかと思っちゃった。
ありましたねえ、色に関するやりとり。なつかし~!
私もつい最近思ったんですけど。藍って赤いきらきらボールが好きなんですよ。ピンクとか。
白いのはあんまり好きじゃなくて、白いのがうちのベージュのタワーの上に乗っかるとあんまり見えてない??って思うこともあるんですよ。
これってどう説明できますかね?
やっぱり猫は赤めの色、見えてるんですよね??

アロエの花…えっと現在の写真じゃあないですよね?にょ~んとしてるところが猫をそそるでしょうねえ…。

えっと、ドイツも寒くなりました。よ。なんでも日本に言ってるのと同じ寒気がシベリアから来ているとか。
マイナスの世界です~。(涙

| Kotora | 2012/02/04 21:26 | URL |

うーん・・・
ねこがどんな色を見ているかはよくわかんないけど、
人間の想像力に限界があることは明らかよね。
だってさ、虫にはこう見えてるっていうのよ。
http://gigazine.net/news/20070809_insect_eye/
どうやったらこう見えるの?
単色にしか見えないけど???
人間なんてお粗末なものしか見てないのかもしれないわ。
所詮退化動物かも。
猫だって私ら凡人にはわからないものを見てるにちがいなし。

| anemone | 2012/02/05 03:50 | URL | ≫ EDIT

アロエの花を初めて見た~
おばあちゃんの枕元にアロエがいつも置いてあったな(笑)
ごろ太君はじゃらしっぽい形に惹かれたのもあるのかも。
猫はもっと色を認識してる様な気がするわ。
カノはピンク系にも薄紫のオモチャにも反応してるし....
色じゃなくて、もっとすごい次元で色んな物を見てたりして

| mogu07 | 2012/02/05 08:26 | URL | ≫ EDIT

犬より猫の方が色は判別出来るって聞いた事が・・・
その分、犬は嗅覚が発達したのか?
どちらにしても、感覚的には人間が一番劣るかもと?
人間て自分は良く知ってるつもりでもね。

アロエの花、我が家ではもう枯れてしまいました。
でも庭先にあるってだけでも安心なのよね。
よく火傷とかするから!←おっちょこちょいです。

| 元気猫 | 2012/02/05 13:00 | URL | ≫ EDIT

アロエ、ウチにもあったなぁ~でも花まで咲くことはなかったかも・・・
ブチブチ葉を切られて、使われてたからかな(´∇`)

黒いモノはあからさまに警戒しますね~
他の色はどうなんだろう。
ウチのヤツラ、おもちゃの色なんかに関係なく、何でも盛りあがっちゃうからね( ̄ー ̄)

| リヴ | 2012/02/06 15:41 | URL | ≫ EDIT

@@!アロエさんすっごいおっきいお花なのにゃあ!
蘆薈!漢字で書くのむずかしそうにゃあ!
ごろ太隊長、おっきいお花がゆらゆらしてきらなっちゃいましたかぁ? (* ̄m ̄)ウフッ
おねえ、今しもやけさんでアロエ軟膏つけてるけどさー・・・こんな立派なアロエさんからできてるのかにゃあ?
緑に赤よりキイロの方がなんか目立つような気がしちゃうね!
アタシも・・・赤じゃないけど濃いピンクのおもちゃ好きだよ・・・黄色っぽく見えてるのかにゃあ・・・

| Gavi | 2012/02/06 19:19 | URL | ≫ EDIT

こんばんは♪
アロエの花って滅多に咲かないから、
咲くと不吉…と聞いたことがあるのですが(汗)
実際、どうなんでしょう???

犬も猫も、こんな色が見える・見えないと
エライ先生方が議論して、コロコロ変わっているので
近い将来やっぱり猫は色の識別ができる、となるかも???

| ふわころ本舗 | 2012/02/06 20:40 | URL |

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| | 2012/02/10 00:25 | |















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