ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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雑草道草散歩道

*猫には関係のないオマケ記事。本日のごろ太はこの上です↑

ごろ太の炎上歯茎改善のためにあれこれ調べ物をしてすっかり疲弊した自分への、ちょっとしたご褒美になった先週の近所の雑草一人散歩
本当は春の野山にハイキングにでも出かけたかったけれど色々とままならぬので、
ないものねだりは止して青空の下近所の住宅街をこれといったあてもなく歩く。誰にも急かされずおおいに余所見しながら、道端の雑草に春を感じながら、のんびり散歩も悪くない。
この程度のことがご褒美になるワタシはマコト安上がりなオバサンなのである。

アパートの前の坂道をゆっくり下ってゆくと土留めでヤエムグラがご挨拶。薄い黄色を帯びた花は目立たないが、半日陰でふんわり群生する草姿はなかなか美しい。
ただ、この草は葉も茎も細かな毛のような棘で覆われているので触りたいとは思わない。小さな小さな丸い実がつき始めているが、この実がまた棘だらけで世界の猫に愛されるオモチャ 『ウニ玉』 にそっくり。動物の身体にくっついて運ばれてゆくのだろう。


八重葎(ヤエムグラ)はちくちくした細かい毛のような棘で覆われたひっつき虫


一度バス通りに出てから、行き交う車の喧騒を避けるように細い路地に入ろうとコンビニエンスストアの角を曲がったところで、陽差しを浴びて夢から覚めたばかりだという顔で咲きかけのモッコウバラが「散歩道へようこそ」と出迎えてくれる。

お陽さま浴びて気持ちよさそうに開き始めた近所の黄木香バラ(モッコウバラ)


この路地は先へと進むほどに細くなってゆき、途中30メートルばかり車両通行止めになっているのでぶらぶらと歩くのにうってつけなのだ。
昔は畑が続いていたのだが、今ではその名残が民家の家庭菜園としてこじんまりと残っているだけ。その横には小さな菜の花畑。背景は通りの向こうのマンションなのだが、ぐっと接近して真横でしゃがみ込めば、一面の菜の花の中にいるような気分になれるのだ。

こじんまりと残された畑の横で咲き競う菜の花たち


間近でしゃがみ込んで一面の菜の花畑ゴッコ(笑)

同じ敷地には色々な雑草が集まっていて、あ、あそこにあんな草が!こっちにこんな花が!と見ていて飽きない。もっともしゃがみ込んでいつまでも畑を覗き込むオバサンは猫なしの散歩でも怪しまれそうではあるが・・・。

青草の間に姫踊子草(ヒメオドリコソウ)、鬼野芥子(オニノゲシ)の鋸のような葉も見える


ふんわりとした柔毛に覆われた銀葉の山母子(ヤマハハコ)


こちらは春野芥子(ハルノノゲシ)、春の花には黄色が多いような?


ひょっこりのぞく紅一点は鴉の豌豆(カラスノエンドウ)


ちょっとひしゃげてしまった蒲公英(おそらく西洋タンポポ)の綿帽子


庭の美しい園芸植物も勿論いいが、ワタシは雑草というものがなかなか好きだ。何の約束もしていないのに毎年季節が来ると土の中から頭をもたげて道端で揺れているその姿に、なんだかついつい心惹かれるのである。たとえば、風にさわさわと揺れる草の穂だとか、

竹垣の手前でさわさわと穂を揺らす雀の帷子(スズメノカタビラ)

砂利道の隅で精一杯背伸びしているペンペン草には郷愁さえ憶える。実の入った平たい莢を茎が切れてしまわぬようにそっと下向きに引っ張って剥がしたものを、耳元でくるくると回して微かなペンペンいう音を楽しんだ頃を思い出せば、随分と遠くへ来てしまったものだ。

お陽さまに向かって背伸びしている薺(ナズナ=ペンペン草)

雑草の花は大抵地味で小さいから、道端に生えていても「ああ草ね」と見逃してしまうことも多い。何処にでも生えて来て邪魔だからと邪険にされることも多い。
ワタシだって生えて欲しくないところに生えたものは容赦なく引っこ抜いたりするけれども、アスファルトやコンクリートで固められた無機質な道を歩いている折に、ふと足許に小さな花をみつけると「あらコンニチワ」と声をかけたいような気分になる。
そしてそんな気分で目を遣ると、雑草たちも「いいお天気ですね」などとこちらを見上げているようで、なんだか凝り固まった心が少しほぐれて和らぐのだ。

ワタシは無神論者だけれどそんなときには、この足元のちっぽけなつまらない草に咲いた小さな花のひとつひとつに、ふと目についた葉の1枚1枚に、神様が宿っているのかもしれないなぁなどと柄にもなく感じたりする。

ところで、植物の葉というのも多彩な色と形をしていて大変興味深い。
花よりむしろ葉っぱばかり見ているのではないかと自分で思うことがあるが、こんな風にコンクリートの上にゆったりと広げられたヒナゲシの青灰色を帯びた葉やら、


薄紙細工のような雛罌粟(ヒナゲシ)の花はまだ少し先だが、葉っぱだけでもきれい

芽吹いたばかりの木の芽の先が赤く色づいていたり、それがお陽さまの光に馴れて段々と緑色に移り変わってゆく様子などもはっとするほど美しく、つい足を止めてしまう。
こんなところに小さなタラの木かな?いや、ウルシだったら触るとかぶれてしまうぞ、などと考えながら開いたばかりの木の芽の瑞々しさに見惚れる。

触ると棘が刺さるものやかぶれてしまうものやら、ヒトや猫にとって有毒なものがあったり、農業を営むヒトや熱心な園芸家にとっては憎たらしい存在になることもあるけれど、物言わぬ雑草にもそれぞれに命がある。
邪魔だからとか厭だからとか害があるからなどの理由で力にもの言わせて徹底排斥しないで済むうまい方法はないだろうか、害というのはこちらの一方的な見解であって相手からすればこちらが害でもあるのよね、などと答えの出ない命題にしばし考え込んでみたり。


楤木(たらの木)に似ているが山漆(ヤマウルシ)や白膠木(ヌルデ)かもしれない



命題に飽きたら、視点を変えて少し広い範囲を眺めるのもまた愉しい。大きなマンションの敷地の斜面を埋め尽くしたスギナに光や風が当たって波のように揺らいでいる。
ワタシは植物が好きだけれども、あまり部屋の中に花を飾ろうとは思わない。飾った花もきれいだけれど、地面に根を張って生えている植物の佇まいにより惹かれるらしいのだ。
ゆっくり息をしているように波打つスギナも、その中にぽつんと咲いたシャガの花も、風の中を飛ぶモンシロチョウもなんだか仕合せそうに見えるではないか。

杉菜(スギナ)で埋め尽くされた斜面で仕合せそうな射干(シャガ)の花と紋白蝶

こうして歩いてみると都会の典型的住宅地の中にもそれなりに緑がある。緑があれば虫も来るし木があれば鳥も来る。広大な大自然というワケにはゆかないが、こうした身近な小さな風景にも結構見所があったりして、近所の散策というのは面白い。そして庭であれ道端であれ、多彩な植物が生えているというのはいいなぁ、と大満足の雑草散歩であった。

足の裏に触れるのは硬いコンクリートばかりでも点在する緑に目が救われる



すっかりリフレッシュした気分で家に戻れば、窓辺で丸くなって寝ていた寝子は少し顔を上げてこちらを確かめ、また眠る。折しもちょうどお茶の時間。
バウムクーヘンみたいだなぁと今度は寝子を眺めながら、さて、また坊ちゃん猫の乳母家業に精を出すかね、とコーヒー啜った午下がりだったのであった。

家に戻れば窓辺には手足生やしたテンコ盛りのバウムクーヘンが(笑)




【お詫び】
諸々の事情により、しばらくコメントへのお返事をお休みさせてください。
コメントのお返しもできたりできなかったり、できなかったりしてます(^^;)。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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COMMENT

私も雑草見るのけっこう好きですよ♪^^
ひっつき虫は、子供の頃、知らぬ間に服によく付けてたな~。
菜の花は、実家の近くの川の土手が毎年菜の花でいっぱいになってて、それを思い出しましたよ~(春に一度帰りたくなりました…)。
ぺんぺん草、日本人なら、子供の頃必ず一度はぺんぺんと音を鳴らして遊んだことあると思うのですが、それをこっちで相方の前でやったらすごく感激されました^^;

そっかー、山に行かなくてもこうやっていろんな植物に会えますね。
うち、横が森になってるんで、暖かい日に一人散歩やってみたいと思います♪

ごろ太くん、きれいにおさまってますね~^^
普段は勇ましい猫隊長としての姿ばかり見てるんで、こういった普通の猫らしい姿のごろ太くんもかわいいなあと思ってしまいました^^

| alpenkatze | 2010/04/27 21:49 | URL | ≫ EDIT

いみじくも昭和天皇は、
「雑草などという植物はありません」
とおっしゃっていました。
おっしゃるとおりですよね・・・
こういうちっこい草花ってけなげでかわいい。
そのうえたくましい!
引っこ抜かれようが踏み散らかされようが、どっかでちゃんと生きている。
だいすきよー「雑草」(笑)
ごろ太さん、足が・・・「ここを引っ張って開封して下さい」的なお菓子に見えます。
え?これ、おまけ?薄皮さん!!完璧主義者かも!!??

| anemone | 2010/04/27 22:16 | URL | ≫ EDIT

あぁキレイですね~
『ヤマハハコ』が懐かしいっ!って思いました。
饅頭さん、名前をきちんと知っているから、雑草散歩もより楽しそう。
私は大抵、なんじゃこりゃ?って思って撮ってる(´∇`)
先日教えてもらった『トクサ』もスギナの間にはえていたので、
『こりゃスギナの突然変異かもしれん!!』と思ってたり…
でもあたらずとも遠からずで、調べてみたらツクシみたいな頭がつくんですって!

そういえば昔、カタバミのピンクの花がかわいくて、
いっぱい摘んで帰って、瓶にさしたの。
そしたら見るみる花がしぼんで…
野の花は太陽の下でないと開かないのね~
ここはいるべきところじゃなかったか~って思ったことがありました。

| リヴ | 2010/04/28 12:54 | URL | ≫ EDIT

あ~なんだか美味しそう!特に山母子!おひたしにしたら。。。じゅるじゅる~って思ったのは私だけでせうか?モッコウバラってなんだか椿の黄色いバージョンぽいですね。階段の写真みて、なんだかとっても日本が懐かしく感じました。どれも緑があざやかで春のおとずれ感じちゃいました(ってまた雨なんですよね?)
こちらもだいぶん、青々としてきましたよ~。
リフレッシュ大事ですね。うん、私の場合はワインでリフレッシュかな。。。食い気食い気~~そのバームクーヘンも一切れおねがいしまーーーす♪

| JUNJUN | 2010/04/28 15:37 | URL |

かわいいですね~。
こちらも暖かくなって、雑草が空き地にわきわきと生えてきて、すごい生命力だなあ~と。ついこないだまでぜんぜん何も生えてなかったのに。いつの間に!という感じです。
草花植物をみると、私も、そこに小さな神様が住んでいるように感じます。私も無神論者ですけどね。(ドイツではたまに自然崇拝者ですとか言ってます~(笑)
坊ちゃまはアンもニャイトじゃなくてバウムクーヘンですか~。う~ん。ちなみにバウムクーヘンをドイツで見かけたことはあんまりありません~。

| Kotora | 2010/04/28 21:24 | URL |















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