ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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カタセと云ふ猫


「ふんふんふ~ん」


カタセ、ゴハンおいしい?


「ウ~ン、そうね~」


「マアマアかな」




いと愛らしき錆猫あり、名はカタセと云ひにけり。
先代猫亡き後、実家の庭に姿を現すようになった彼女。侘しい気持ちの乳母とその母とを慰めてくれたココロ優しきお嬢さんである。年の頃は憶測で3~5歳というところ。
とても用心深く、はじめは人目があるとゴハンを食べず遠巻きに様子をうかがっていた。
いまだに触ったことはないが縁側の窓を開けて「カタセ~」と呼ぶと、向こうの通りからタッタッと軽やかな足取りで駆けて来る。やがて目の前でゴハンを食べるようになり網戸越しにじゃらしで遊ぶようになった。彼女がいるときに庭に出ても逃げなくなった。
気難しい猫が段々とココロを開いてくれるのはウレシイものである。

さて、このカタセだが一昨年の冬に皮膚病に罹ってしまった。どうも首のあたりを頻りに掻いていると思っていたら、あれよあれよと言う間に頭から肩口までハゲてしまったのだ。
生き物は健康を損なうと自信も失う。普段よりもまわりの生き物の存在を脅威に感じて思うように行動できなくなる。自信を失くしたカタセはすっかり尾羽打ち枯らし、他の猫の気配にいつもビクビクして過ごすうちニャン相まで悪くなってしまった。
090902-56.jpg

おそらく白癬ではないかと治療法を調べてみると、徹底的に洗って清潔にし、完治するまで塗り薬と飲み薬を併用しなければならないらしい。外猫には難しいやり方である。
そばに寄ることもままならぬ彼女をどうしたらいいものか悩んだ末、病院には連れてゆかずにウマイものをたらふく食べさせて経過を見守ることにした。臆病になった彼女を捕獲機で捕まえたらどんなにか怖がるだろうと考えると踏み切れなかったのである。怖さのあまり中で暴れてツメをすべてなくしてしまう猫もいると聞く。それでは元も子もないではないか。

ニャン相が悪くなった彼女は他の家で邪険にされたのか足繁く実家に通うようになり、それがたまたま功を奏した。規則的にゴハンを食べるうち栄養状態が良くなって、自分の力で病気に打ち勝つことができたのである。春になる頃にはすっかりキレイに治っていた。

切れ長のキリリとした目が女優のかたせ梨乃氏に似ているからとつけた、カタセという名。
皮膚病にも負けず、真冬に毛皮の一部を失くしてもなんとか寒さを乗り切ったその強さ。
自信を取り戻し、ふっくらと美しい毛並みで尚一層かたせ氏に似て来た彼女は朝晩欠かさず実家に通って来る。もしも悪さをしたら後片付けに行きますとご近所に挨拶してまわった甲斐あってか、今ではみんなに可愛がってもらっている。
いつしかどうしても病院に連れてゆかねばならぬ日も来るかもしれないが、その一生を、責任を持ってこれからも見守るつもりでいる。





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| 外猫・他所猫・地域猫 | 21:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

よかったぁ~
病気が治ったんですねぇ~
外猫ちゃんって自分の力で治すってコトは無理かと
思っていました。。。
しかも皮膚病となると どうしても薬がないと。。。
そんな事もないんですねぇ~
見た目は疥癬かなぁ~って思いますけどね。。。

お顔は警戒してるみたいですけど
意外とこの表情を見ると、馴れたら
飼えそうな気がします。
ちょっと福澤さんと同じく まぬけっぽく(イイ意味で)
図々しいっぽく(イイ意味で)見えますもんねぇ
愛嬌たっぷりの飼い易い子になるかも
知れませんよ。。。
上から2枚目の表情が。。。(^m^)
まぁ~ 今では半分 
飼われてるみたいなモノですけどね(^^;

| 猫田にゃん仔 | 2009/09/03 09:34 | URL |

カタセさん・・・
薄皮饅頭さんとお母様の愛情をいっぱい受けて
病気も良くなったのですね・・・
以前実家に居ついた猫さん。
大変人懐っこくって、家の中にまで上がりこんでいましたけど
寒い冬の日でも、一晩を家の中で過ごすことはありませんでした。
外猫さんとの距離は・・・微妙なものがありますよね・・・
でもカタセさんも皆さんの愛情を分かっているからこそ
こうして心を開いているのだと思います。
うふふ・・・カタセさん、そういえば色気もありますなぁ~♪

ariな件・・・
我が身をもしや、モハメッド???と・・・笑
爺は今日も元気はつらつです。

| sari | 2009/09/03 11:42 | URL | ≫ EDIT

猫田にゃん仔さん
ホント、カタセはたまたま運が良かったのでしょうが
自己治癒力の素晴らしさを垣間見た思いデス。
いよいよとなったら病院だなぁと思いつつ、とにかく
ウマイもん食べて栄養つければ免疫系が働くんじゃ
ないかとバンバン食べさせました。
食べさせ過ぎたかちょっとムックラ子になっちゃい
ましたけど(笑)。治ってよかった!

野良なので耳ダニがつくことはついていたんですが、
激しく痒がる様子がなかったのと首から肩にかけての
ハゲがひどかったので、白癬かなぁと思ったんデス。
真菌が原因でハゲたなら、栄養状態を改善すれば
なんとかなるかなぁと。
結局何だったかはわからず終いですが、その後発症
していないのでアレルギー性ではないのかも。

結構マヌケっぽい仕草や表情はするんですけどねぇ。
警戒心が強くて、スリスリすらされたことないデス。
ニンゲンを怖がる原因が何かあるのかもしれないし、
ゆっくりゆっくり仲良くなろうと見守ってもう3年。
ムックラ子でもいい!たくさん食べて病気をせずに
がんばって生きて欲しいデス。

そうそう、彼女音楽がスキらしくてピアノを弾いて
いるとゴハンじゃなくても聴きに来るんですよ(^^)。
ワタシの大切な観客デス。




sariさん
カタセと毎日顔を合わせてゴハンをあげているのは
母親なのですが、割と動作が大きく乱暴なので、
ワタシのことの方が信用してくれているみたいデス。
とにかく警戒心が強いので、どう動けば猫が怖がらな
いか何度も母にレクチャーしましたよ。
でも、年寄りだからヒトの言うこと聞かなくて(笑)。

窓を開け放ってみんなが隠れていれば、部屋の中に
そろりそろりと入って来ることもあるんですけどねぇ。
そこで閉じ込めでもしたら大パニックになりそう(^^;)。
色んな物事を受け入れるかどうか決まる社会化期に
ニンゲンと触れ合う機会がなかったか、あるいは厭な
目に遭わされたのかもしれません。

外猫をどう扱うべきかという問題は難しいデス。
色んなヒトの色んな見解があって、どれも間違いとは
言えないし・・・。
ただ、小さい頃から外で自力で生きて来た猫にとって
のシヤワセは、やっぱり自由に生きていくことなのだ
ろうとワタシは思うのデス。
相手が猫であれニンゲンであれ、自分の価値観を
一方的に押し付けることはしたくないんですね。
ご近所の理解も得られていることだし、当分は彼女の
人生観を尊重して、彼女の望む距離で付き合って
いこうと思っています。

Weedy爺くらい齢を重ねても、元気でゴハンをもらい
にきてくれたらうれしいんデスけどね(^^)。
あ、モハメッド一族の末裔として、痛恨のミスを
笑い飛ばしてくださってありがとう(笑)。

| 薄皮饅頭 | 2009/09/03 19:52 | URL |















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