ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年02月

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蒼満月の滑走路


二度目の満仰ぎ


「今も町内安全!」


「む?!アレは何ダ?」


「危険じゃないカナ」


「アッチも見なきゃ!」


「早く早く」


「走っちゃえー」


「むぎゃーッ!!」




あの満に届くかと蒼いを駆け抜ける。
それは昨日の晩のこと。昼間に巡回済ませたはずの隊長が玄関で、今宵は廻りせねばならぬと扉見上げて待ち侘びる。あまりの熱意に根負けしの通りに繰り出せば、あちらもこちらも剣呑とやる気満々隊長。
勢い込んで其処此処を点検すれども悉く当てが外れて退屈し、手持ち無沙汰に気概のやり場を求めて彷徨えば、いつしか段々加速してに照らされ走り出す。

このままぐんぐん勢い増せばいずれ身体が宙に浮き、あの満まで飛べたなら彼岸のにも逢えるかと、隊長の後ろ走ればの通りは滑走路。

坊ちゃん、駆けっこはキツイです





【蛇足的注釈】
今月は元日と30日の晩、満月を仰ぐことができた。ひと月に二度月が満ちるというのは珍しいことなので空を見上げて「おや?」と思った方もいるはず。
英語圏では‘ once in a blue moon ’(=滅多に起こらないこと)という言い回しがあるのだが、その語源は

ひと月に二度の満月が珍しいからという説、

もっと古く16世紀頃「月は緑のチーズ」という馬鹿げた戯言からそんなこと(月が青いなど)は有り得ない(= never)という意味が生まれたという説、

火山の爆発によって大気中の塵が増えた影響で、月が本当に青く見えたことからめったにないという意味が生まれたという説

などなど諸説あるらしい。

そういえば、もしも薔薇の花が青かったらどんなにか美しいだろうと昔から青い薔薇をつくろうとしている人々がいるが、これぞというものは未だに完成されず、やはり英語圏で‘ blue rose ’(=不可能なこと)という言い回しもあったなぁと思い出した。そうして作出された中にブルームーンと名づけられた灰紫色の美しい薔薇の花もある。
クレームド・バイオレット(リキュール)とドライジンと絞ったレモンの淡い紫のカクテルの名もブルームーン。
ブルームーンという言葉の響きには何かヒトの心を惹きつける魅力がある。

そして、ブルームーンを見ることができるとしあわせになれるという言い伝えがあることを sariさんのブログ記事で知った。
残念ながらこの満月はニホン時間では昨のこと。しかし、ココロ優しいsariさんが今年3月にもブルームーンを眺めることができると書いてくれている。
見逃してしまった方、次回はどうかお忘れなきよう(笑)。





【お詫び】
諸々の事情により、しばらくコメントへのお返事をお休みさせてください。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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| 散歩猫 | 21:00 | comments:22 | trackbacks:0 | TOP↑

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双旗翻す旋風


「ふんふふーん」

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「輪ゴム」               「どうでもヨーシ」

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「む!」

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「ナンカ耳が」             「ムズッたい」

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「コッチの耳?」

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「コッチカナ?」

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「・・・ドッチだっけ?」




三角頭を振ってみりゃ、微かに春の香したような。
朝には北から吹いていた風向き変わって午下がり。巷の庭では椿の花が赤白桃と咲き揃い、梅の便りもちらほらと春の兆しに気づいたか、隊長は鼻歌混じりでコンクリートを踏んでゆく。

行く手に忽然現れし路上の緑の輪ゴムの束など見向きもせずに足を運んでどこを目指すか隊長、はたと俄かに立ち止まり、なにやら耳がむずむずすると三角形の小さな頭を右に左に傾けりゃ頭についた三角のふたつの旗がはためいて、僅かに起こったつむじ風から微かに春の香漂った気がしてお伴は深呼吸。

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(これはアパート庭の地味~な小輪抱え咲き椿。‘ 春の雪 ’という名前のお気に入り。)






【蛇足的告白】
昨日の小塀飛び降り写真はワタシではなくカメラが撮りました(笑)。
戸外はたとえ曇りであっても光量が充分にあるので、連写モードにしてカメラを持つ手さえ震えなければダレでも撮れます。
晴れていたのでむしろ光が強すぎてコントラストの強ーい写真になってしまったのですが、動きが面白かったので採用してみました。

ちなみにカメラはパナソニックの Lumix というコンデジです。一眼レフは重たいし、何が起こるかわからぬ散歩中に警戒を怠れないのは実はお伴。
なので両手を開けておかなければならないし、おまけに散歩しているだけでもご近所の笑いものなのに写真まで撮影していることが恥ずかしくて、
コンデジをポッケに忍ばせて安全な人目のない時を見計らってはシャッターを切っているという次第です(^^;)。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:19 | trackbacks:0 | TOP↑

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当たるも八卦


「ふむふむ」               「ナルホド」

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「今日は向こうからが吉デス」

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「それじゃ・・・」

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「あ、チョット待って」

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「行くカナ・・・」

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「いざっ」

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「ハッッッ!!」

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「ヨシッ」




占ったのは飛び降り地点。当たるも八卦易断。
今日の警備に出る前に隊長が小塀の上で往ったり来たり逡巡するのもいつしか見慣れて常のこと。ここに立ち寄る太陽も次第に長居遊ばして寒の明けまでもう少し。傾いてゆく陽差し惜しんで少々出足がもたついたとて今更急かす気はないが、緩慢過ぎれば日が暮れる。

そんなお供のつぶやきが隊長に聞こえたか、愚図愚図しているわけではなくてどこから警備を始めれば縁起がいいのかニオイを嗅いで占うのだと、げに真剣な面持で小塀の上を嗅ぎ回り、ここだと言って片端の看板の横に行き着いたのに再びそこで躊躇して、はてと暫く思案する。

しびれを切らしたお附きの乳母が隊長そろそろお願いしますと口の先まで出かかった頃、ようやく地面に飛び降りて、今のジャンプは決まったと背中で得意がっている。

当たるも八卦易断。あれほど時間を費やして占ったのはもしかして飛び降り地点のことではないかと訊ねてみたい気持ち抑えて後を続けば鈴が鳴る。

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「決まったッ!」





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

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水玉滴る猫相撲


坊ちゃんまた水玉ついてますよ

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「ミズタマ・・・」             「このへん?」

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ちがうちがう、顎のとこ顎のとこ!

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「ンモー、いつまでも・・・」

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「うるさいデスッ!」

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「こうしてヤルゥー!」

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「むむっ?!」

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「むむむむむむぅーッ!」




顎まで拭って勝ち越した冬の水玉相撲。
ペットボトルの杯でお酌した水飲んだ後、満足顔の殿様はタワーの上でひと休み。陽射し和らぐ午下がり、殿様顔でも写してみるかとカメラ片手に近寄れば、きらきら顎に光る玉。
坊ちゃん水玉ついていますと乳母はまたもやお節介。殿様然としたままでここかと舐めてみるにちがうちがうと教えるうちに坊ちゃんすっかり臍を曲げ、エイヤとばかり組みついた。

寄せ太鼓の音も鳴らぬのにひょんなことから始まった冬の水玉猫相撲
高みの台から挑む分今日は自分が有利だと、立ち合い端折って決まり手のガブリ無双を繰り出しての力士に早変わり。相撲取るのを口実に乳母の着たシャツの袖口で、どさくさ紛れに顎の水玉拭う技こそをかしけれ。

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「相撲のついでに拭いチャッタ」





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非武装地帯突破


「ヨシ!帰りマスッ」

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わわっ、お駕籠お駕籠っ!

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シッポを立てて帰り

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「ダレか来る?」             「大丈夫デシタ」

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「白マンホール、ヨーシッ」

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「まだ警戒は怠れマセン」

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「黒犬黒ヨーシッ」

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「もうスグ階段ダ!」

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「ここまで来れば安心デス」

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「もう入ってオヤツ食べマス」




非武装地帯は突破地点に近づくほどに急ぎ足。
庭草照らす太陽が僅かに西に歩を進め、まだ遊ぼうか帰ろうか逡巡していた坊ちゃんはいざ突入と発奮し、続くお伴は慌てふためき空のお駕籠を担ぎ上げ、日頃歩かぬ非武装地帯で緊迫顔した隊長に後方援護を任される。シッポを立てた隊長は無事に離脱ができるまで、一刻たりとも気を弛めるなと悠然とした足取りで口尖らせて進みゆく。

最初の十字路左に折れて黒犬黒猫門番の姿が見えたあたりから、あともう少しで安全地帯とやおら怖けて急ぎ足。南の玉座を下る頃ようやく気持ちも落ち着いたのか今したばかりの小走り忘れて泰然自若の面持で、万事首尾良く運んだと自惚れ顔で凱旋す。



7日前の記事から延々続いた遠足はこれでお終い。)





【蛇足的考察】
非武装地帯=武装しない地帯だから安全なのかと勘違いしそうだが、実は休戦中の両軍がこの地帯の両端から睨み合い、武装して一歩でも足を踏み入れたら何が起こるかわからない危険な無法地帯なのだそう。

自分のホームエリアを一歩出るとは非武装地帯に足を踏み入れた如き緊迫を感じるようで、いつもに増して用心深くなり全身のアンテナを張り巡らせて僅かな危険も見逃さないという気合いが見てとれる。
これは時折散歩コースを自ら拡張したような場合にも同じで、気が張ってちょっとしたことで飛び上がるのでお伴も非常に緊張する(^^;)。

それでも実家からの帰り道はいつも自分で歩くと言って聞かない。この非武装地帯は距離にして80メートルほどで、何度か歩いてはいるので緊迫感も少し薄れて来たようではあるが、突破するまではやはり緊張している。

興味深いのは、非武装地帯に踏み込んでからのごろ太が緊張はしていてもシッポをふくらませるワケでもなく、あちこちニオイを嗅ぎながらゆるゆると歩を進めてゆくこと。そして、もうすぐ突破という地点まで来るとシッポをふくらませて突如として小走りになり、突破後再びゆったりとした足取りに戻ることである。
猫なりに「あと少しだから早く安心できるところに行きたい」という気持ちが働いているのであろうが、その頃になってようやくシッポがふくらむ点が面白い。

そこで思い当たったのだが、甘えたくてどうにもならなくなって迫って来るごろ太シッポをふくらませ背中のを逆立てていて不思議に感じたこと。一般的にそのようなボディ・ディスプレイは猫の恐怖や威嚇や緊張を表すと言われているが、もしかしたら負の感情ばかりではなく

  ●もうちょっとで安全なところに着く(=大きな安堵と急がなきゃという昂ぶり)
  ●早く膝に乗って甘えたい(=大きな期待とうれしさによる昂ぶり)

のように、良いほうに気分が高揚したときにも同様の反応をすると考えられるのではなかろうか?、いやウチの猫だけヘンなのか?・・・などと思いを巡らせながら、今日もごろ太の様子を観察しているワタシなのである(笑)。





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思い惑わす鵯越


「チョットひと休みシマス」

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「むっ、鳥ダッ!」

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今度はヒヨドリですね、坊ちゃん

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「アッチの方がよく見えるカモ」

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「あッ!飛んだ!」

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「ソコにまだ居たケド・・・」

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「そろそろ帰ろうカナ」

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「・・・どうしようカナ」




何処でヒヨドリ眺めるか、それともそろそろ帰ろうか。
柿の木登りは失敗したが気を取り直して小休止。色とりどりの草と腰を下ろした坊ちゃんを、僅かに琥珀に染めながら降り注ぎける冬麗。所狭しと家立ち並ぶ通りにヒーヨと声響かせて悪戯好きのヒヨドリが電線の上遊び出し、休むつもりのは再びその腰上げてそわそわと、鳥を見るのに良い場所はどこがいいかと思い惑って草に分け入り歩き出す。

つかず離れず飛び回る鳥の姿に惑わされ、いつの間にやら坊ちゃんは階段の上に辿り付く。鳥の気配は気になるが、眼下に広がるアスファルト見りゃ巡回コースも懐かしく、そろそろ帰るかまだ遊ぼうか思い惑って佇めば、フェンスの影の縞模様。



6日前の記事から実家ので遠足中。)




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柿の木背水の陣


「早く開けてっ!」


「やらねばならぬコトがありマス」


「トオッッ!」


「ムググーッ?!」


「・・・失敗じゃないモン」


「笑いマシタね・・・」


「グウゥー」


「トリャッ!」


「さて、も一度いくカナ」




木登りの挑戦は木の下に果て終わりけり。
見晴らしの良い高みの台から下界へ戻った坊ちゃんはやや緊張の面持で、柑子色した光の中を焦れた様子で進みゆく。目指した先は柿の木のよれて曲がった幹の下。
この木は何度も制覇済みだと忽然幹に飛びついたのだがなにやら加減を間違えて、上にも下にも行けぬまま心血注いでへばり付く。幾ら身軽なだとて地面の下から引力にぐいぐい引かれりゃ耐え兼ねて、やがては地面に戻される。

失意と失態誤魔化したくてなかなか育たぬ小さな紅葉の陰に坊ちゃん隠れて八つ当たり。少しは憂さが晴れたのか再び柿に挑まんと気合いの顔で迫ったが、曲がった幹を仰いでみたら決まり悪さが蘇ったか、やはり止めたと舌を出す。

「やっぱりやめトコッと」



5日前の記事から実家ので遠足中。)




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紫陽花の君顕る


「見晴らしいいデス!」

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「ココには辞書ないカナ」

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「むーん」                 「ナイ!」

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坊ちゃん、キジバト見えますよ

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「あんなトコに居る!」

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あ!カタセだ!               「呼ばれた?」

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「カタセ姉さんに逢えタ・・・」

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「返事まだ書いてないケド」

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「ボクも庭に戻りマス!」





返事を書けぬ理由も知らず紫陽花の君は昼餉中。
無事に憚り済ませた後は坊ちゃん勇んでベランダへ。読めない字を引きずってもしや此処には辞書があるかとあてもないのに捜してみるが残念ながら見つからず。
浮かない顔の坊ちゃんに鳩が居ますと促せば、同じ高さに鳥が見えたと夢中で見つめる坊ちゃんの、背中越しにはきらり眩い藍の色した屋根瓦。

そうこうするうち図らずも、隣の家の縁側に置き文の主顕れる。具眼の女子は背中丸めて遅い昼餉を堪能中。何やら背後が騒々しいと怪訝な顔で返り見たれば高みの台にチョッキ
あらあの子ねと素っ気なく紫陽花の君向き直りふたたびお食事開始する。
返事を書けぬ坊ちゃんは字が読めぬとは言い出せず、背中眺めているうちに彼女は食事を終わらせて午後の散歩に出でにけり。

去りゆく背中見送った後内心少し安堵したのか鼻の頭をぺろり舐め、返事はすぐに間に合わないがそろそろ庭に戻ろうと、お伴見上げる澄んだ目はトパーズ色に輝けり。

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遠くにうっすら富士山も

4日前の記事から実家の庭で遠足中。)




【蛇足的考察】
ベランダであれ庭先であれ玄関であれ車であれ、屋内から戸外へ出るときに我が家では必ず抱き上げてごろ太に敷居を跨がせない(笑)。

  ●は習慣をかなり頑なに守りたがる習性があり、
  ●最初にやってみてうまくいった方法を使い続けるそうなので、

それを逆手に取って、外に出るときには必ず抱っこされて保護者同伴で出るのだ、開いていても独りでは出ないと憶えていただこうと目論んでの掟である。

また、実家の先代は引き戸という引き戸をあまねく開けては、押入れに引きこもったり戸外へ脱走して手を焼かされた。押入れはまだいいが脱走は大変困るので、仔のときからごろ太に引き戸や窓に触らせぬよう工夫した。
開けやすいレバー式のドアノブにも触らせぬよう工夫した。と言っても、

  ●進んで自ら引き戸や窓(網戸は全閉)を開けに馳せ参じ、
  ●室内のドアも触る前に開けに行くというもので、

つまりワタシは家が窓やドアを開けるという微笑ましい姿を見ることを完全に諦めて、自らがドアマンになることを選んだのである。

散歩を始めるにあたってあれこれ思い悩むことが多かったが、最初に心配したのは外に行きたい一心で窓やドアが開く気配で駆け寄って来たり、自分で開けて出ようとしては困るということだった。
もしそうなったら散歩は即日廃止の覚悟で上記の作戦を根気良く続けた。
散歩を始めて間もない頃、外に行きたくなったごろ太が玄関扉のレバー式ノブを立ち上がってガチャガチャと触ることがあった。玄関の施錠厳守の我が家ではそんなことでドアが開くはずがないし、ガチャガチャ言わせると猫にとって良い結果になるという勘違いをさせないために、そういうときはひたすら無視。

脱走阻止のための苦肉の策とも言えるこの抱っこ&ドアマン作戦、アホらしいと言えばそうなのだが案外と功を奏しているようだ。窓を開けると彼は近くには来るが手前で止まり、外から再び窓を開ける時も座ったままでいてくれる。
玄関はノーリードでは恐ろし過ぎて試したことはないが、散歩に行きたいときはドアの前に座って取っ手を見上げて待っている(笑)。
ただ単にごろ太が大人しい性格というだけのことかもしれないし過信は厳禁なのだが、これは一応成功なのではないかと時折ほくそ笑んでいる。

ちなみに、万が一ごろ太だけが外にいるような状況が生まれた場合には自主的に家の中に入って来て欲しいので、屋内に入るときは必ずご自分で敷居を跨いでいただいている。が、今日の記事のように入りたくなったときにも手前で座って、抱き上げられるのを待つことがある彼なのである(^^;)。





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憚りの念通ず


「むむっ?!」

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「チョット行ってミマス」

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「この辺りの警備はどうカナ」

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「この穴怪しいデス!」

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「エート、でもチョット・・・」

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「中に用があるんデス」

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「開けてクダサイッ!」

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「早く早く~」

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「開いたっ!」              トイレ~!」





憚りながら念じれば重い扉も開きにける。
字の辞書はなかったが庭で見つけた置き文に何か書かれてあったのか、普段歩かぬ実家の前の通りがどうも気掛かりと坊ちゃんきざはし下りてゆく。馴れぬ場所ゆえ気を引き締めて髭のアンテナ張り巡らせて山吹色の真昼の通りを気張った顔で闊歩する。
斜め向かいの邸宅のレンガの塀に穿たれた穴がどうにも怪しいと尾を太くしたと思ったら、矢庭に屁っ放り腰になりそろりそろりと引き返す。

何かが近づく気配もないのにどうしたのやらと思ったら、玄関前でもぞもぞと扉開けろとせがみ出す。さては坊ちゃん憚りですねと扉開ければまっしぐら。
外で用足しせぬように言われ続けた坊ちゃんはいつもの散歩の途中でも雪隠走りをご披露したが、実家の庭にはお咎めなしで愛用していた雪隠があったことすら忘れたか。

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通りに出たままアパートに帰ると言ってもいいように、階段上で待機するお駕籠はうらうら甲羅干し。隣の家のアロエの花も実を乗り出して日向ぼこ。

一昨日の記事から実家の庭で遠足中。)




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置き文求めて


「手紙があるカモ!」

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「ココ?」

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「コッチ?」

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「あれカナ?」              「ちがった」

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「それじゃ、ココ?」

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「むーん・・・」

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「むむっ?」

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「ありマシタ!」

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「ふむふむ・・・」

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「読めない字アッタ・・・」





造詣深い通いのの文を読むには辞書が要る。
お日柄よろしく野遊び場所に到着するなり坊ちゃんは、通いの猫の置き文があるはずなのだと浮き足立ってご執心。此処か此処かと探し求めて一心不乱に嗅いで回るが、書き損じだと捨てられた切れ端ばかり見つかって、次第に浮かない顔になりの奥へと歩を運ぶ。

いつも彼女が文残す紫陽花の木に顔を寄せれば、希い願いたる文があったと脇目もふらず読み耽る。時折首を傾げたり頷いてみたりしていたが、肝心要の最後のところが難しい字で読めなかったがどうして返事をしたものだろうと頭を垂れて煩悶す。

お助けしたいと思っても字が解からぬだけでなく、紫陽花の枝に書かれた文が果たして今日のものなのか、何時かの夜のものなのか、判別できぬお附きの乳母は頭を掻いて苦笑い。

昨日の記事から実家ので遠足中。)
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「辞書はないカナ・・・」




【蛇足的補足・・・>危険植物
梅雨どきに雨を滴らせて俯く紫陽花は奥ゆかしく風情のある植物なのだが、にとってはかなり危険な部類の植物に属する。hydranginという成分が体内で青酸に変化するので齧らせてはいけない。死亡する場合もある。

  ●中毒症状は嘔吐, 沈鬱, 元気消失, 呼吸困難, チック, けいれん等

hydranginは特に蕾に多く含まれるので花瓶に挿した花の場合も要注意。
もちろん青酸はヒトにとっても猛毒。和菓子をくるむのに使われたものを誤って食べた中毒のニュースを見た記憶がある。

紫陽花は日本中で愛されて木にされている植物なので、触れただけでどうにかなるのであれば野良は居ないはず。がわざわざ紫陽花を齧るとは考えにくいが、遊び好きな家猫がまかりまちがって齧らぬようご用心。





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空に真白き綿雲


「昼間の遠足ダ!」

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「アッ!大きな鳥!」

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キジバトですね、坊ちゃん

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「鳥のトコ行きたかったナ」

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「ココ上がったらお日さまダ」

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坊ちゃん、ちょっと乗り出し過ぎです

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よっ          こら          せと

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「むむぅー」

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「でも、あとちょっとダ」

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晴れた空には白い雲





陰と日向を通り抜け綿雲仰いで駕籠はゆく。
暦の大寒何処へやら、お供はお駕籠を肩にかけぽかぽか陽気の遠足日和。最初の角を曲がったらキジバトの背がお出迎え。ぜひとも直接話をしたいと勇む坊ちゃんなだめつつ、南の階段上がってゆけば空が一段広くなりところどころを千切られたむくむく白い綿の雲。

雲に触れたくなったのか、坊ちゃんますます身を乗り出してお駕籠を大きく傾けりゃ、背負い手にひょいと戻される。不本意そうな顔になってもひとつの角を曲がるたび日向と陰が入れ替わり、じきに楽しい目的地。弾む気持ちを乗せたお駕籠は雲を仰いで進みゆく。

(向かった先は実家の庭。遠足はしばらく続きます。)



【蛇足的補足】
ごろ太は生後(推定)ひと月半の頃保護したのだが事情あって留守にするときに家に置いておけず、小さな頃からしばしば連れて歩くことになった。
車に乗せて色々な所に連れて行ったが、ピアノの練習のためにほぼ毎日通う、アパートから200メートルほどの実家はごろ太の保育園。お駕籠に乗って物見遊山を楽しみながら通い慣れた道である。
お駕籠と称するソフトキャリーはその頃から使っている。小さな頃はちょっとした小部屋だったが今ではいっぱいいっぱい(笑)。

キャリーのふたを開いてのお駕籠行脚で、キャリーについた脱走防止用の短いリードにハーネスを繋いでおくと何かの理由でが飛び出したとき、キャリーごと持っていかれるか、あるいはハーネスがするりと脱げてしまう恐れがあるので、散歩用のリードを必ずつけて短くしっかりと握っている。
ごろ太は平常であれば飛び出すことはなく、車などが近づくと自分でキャリーの中に入って屈んでくれるが、繰り返したくないとても苦い思い出があるので散歩の時と同じくらいの注意を払っている。

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「む、トラック接近!」

室内飼いのを外に馴らすのにキャリーに入れて家の周りをゆっくりと歩くのは有効な手段だと思うが、外馴れしていないを連れて歩く時にはくれぐれも何があっても玄関の外でキャリーのふたは開けぬようお願いしたい。
また、の様子がよくわかるようにキャリーは手持ちではなく斜めがけして自分の胸かお腹のあたりに下げられるようなものが望ましい。
そのぐらいの高さがあると車などと擦れ違う時の猫の恐怖も少し減るし、飼い主の身体が近いと幾分安心するようである。

ちなみに200メートルほどの距離でも体重5キロのごろ太を下げて歩くと首や肩に負担が来る。もっと長距離を歩くこともままあるので、斜めがけ用のストラップはゴルフバッグのものに付け替えてある(笑)。





【お詫び】
諸々の事情により、しばらくコメントへのお返事をお休みさせてください。
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| 外出猫 | 21:00 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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勿体無き陽射し


「プリン姉さん!」

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「また来たねェ・・・」

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「エト、エト、本年も何卒よろ・・・」

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「落ち着いて座ってご覧よ」

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「ア、ハイッ!!」

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「おや?座ったねェ!」

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「そっちの日向に座ってご覧」

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「ハイ、ココで見てマス!」




お天道さまより有難き女帝陛下のお気遣い。
散歩が道往けばお天道さまも微笑むと坊ちゃん今日も上機嫌。空の青さに顔を上げれば並んだ車の向こう側、女帝陛下がいつもの席で城下を見下ろす姿有り。
今年最初の挨拶を是非とも申し奉らんと坊ちゃん急いで馳せ参じ、しどろもどろに切り口上。見かねた女帝が億劫そうに座ってご覧と申し付けるとハイと素直に返事して礼儀正しく畏まる。
ウザイ小僧が意外なほどの折り目正しい振る舞い見せて気を良くしたか女帝陛下がそこは日陰で寒かろう、なんなら日向に座りなさいとげに有難きお気遣い。

天にも昇る嬉しさで坊ちゃん日向に座り直して、青空屏風と松を背にした威厳に満ちた女帝の姿を拝謝の念で仰ぎ見る。暦より一週早く寒波緩んでうらうら注ぐ陽を受けて、拝謁叶った喜びに踊り出したい気持ちを抑えて両手両足揃えたままでただただ女帝を仰ぎ見る。

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「ま、たまにはいいかねェ」





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| プリン | 21:00 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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椋鳥戦線異状有


「今日は白い坂の警備デス」

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「むむっ!」

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発見!」

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隊長、真下に行くとマズイですよ

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ああっ!                 やっぱり~

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撤収ッ!撤収ゥーッ!!




部隊は容赦なし。敢え無く被弾の隊長。
寒波が少し向きを変えたとやたら張り切る隊長。少し遠征してみようかとコンクリートの枯野を踏んで白い坂道下ってく。喇叭の音が高らかに雲の間に鳴り渡り、見上げてみれば電線に椋空軍爆撃部隊。見張りの兵が威勢良く接近と叫び出す。

なにを小癪な椋隊長は奮起して、百戦錬磨の先鋭部隊を恐れもせずにズンズンズンズン進みゆく。度胸はあるが作戦なしと椋部隊の真下に立ってどうしたものかと思案顔。
そんなところで立ち止まっては椋めらの思うつぼだと忠告しても聞き入れず、物干し台が幾重にも積み重なったテトラポットの上に屈んで、今更作戦会議とは幾らなんでも遅すぎた。

強者揃いの椋鳥部隊が速やかにかつ正確に次々爆弾投下すりゃ、神妙顔した隊長は打つ手もないまま被弾して、何がなんだか判らぬうちに慌てたお伴が「撤収!」と叫んだ声と足音がコンクリートにこだまする。

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(椋鳥ってこんな鳥です)







【蛇足的発見?】
は自分の身体に何かつくと慌てて取ろうとするものかと思っていたが、椋鳥爆弾を被弾したことにさえごろ太は気づいていなかった・・・。
上から何か落ちてきて慌てふためくかと冷や冷やしていた乳母は拍子抜け。
これ以上の被弾は避けたいと急いで抱き上げ坂の途中の曲がり角まで走ったが(椋鳥が視界に入っているとまた行こうとするため)、曲がったところで下ろすと「へ?ナニ?」という顔。

ごろ太はもともと無頓着なところがあるが、神経質な猫ならまた違った反応をするのかどうか、目の前で鳥の爆撃を浴びる間抜けな猫を他に見たことがないので謎のままである。右肩と耳の端っこに残った被弾の跡を気にも留めずに、それじゃいつぞや食べ損ねたサラダでも、と草を喰むごろ太を、ハンカチ出して横から無言でゴシゴシ拭きながら可笑しいやら不可解やら。

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「なんで撤収なんダロ?」

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「それじゃ、サラダでも」





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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帷幕の中にぞ


「まぶしいナァ」              「ヨイショと」

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「コレでまぶしくナーイ」

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「むむ?!」

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「でも、なんか邪魔デス」

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「そんなら~」              「こうして~」

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「エイッ!」

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「・・・フム」

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「コレでヨーシ」




冬陽を透かす帷幕の内でめかすもをかしけれ。
暦の大寒目の前にして四温日和が来たりける。陽射し眩しい窓の横、やんごとのなき坊ちゃんは然もあれ光が届き過ぎると手ずからカーテン引いてみせ、朝餉の後の身繕い。

胸元ひと舐めしてみれば、日除けの帷が波悉く額目掛けて押し寄せてどうも御めかし捗らぬ。業を煮やした坊ちゃんは、邪魔な帷を両手でまとめエイヤと向こうに押し遣って、帷幕の中にぞ休居たりけるが邪魔になっては意味がない、これで額にかからぬと為たり顔してめかしこむ。

お客がなかなか集まらぬ庭の雀の食堂の、給仕をするから帷幕開けよと請うていたのは5分前。雀を待って陽に当たるうち給仕は己の仕事忘れて平安貴族にご転進。





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| 寛ぎ猫 | 21:00 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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冷え冷えゴロン


「む~ん・・・」


「ココでしようカナ」


「いや、コッチ?」


「コッチだ!」


「むっふ・・・」


「ふ~・・・?」


「?!」


「地面冷たいデス!」








空冴えて冷え込んだ睦月中旬、アパートの玄関前にて ( #14/100 ) 



大寒控えしコンクリートにお天道様も及ばぬか。
今日も青空麗しく隊長は上機嫌。ドアを出るなり景気をつけると此処と此方と嗅ぎ比べ、コッチと決めて威勢良くぶつかるような勢いでコンクリートに横たわる。
そのまま手前に転がると半回転しかせぬうちにはたとお囃子鳴り止んで少し怒って四つん這い。暖められているはずの地面が今日は冷たくて常より硬く感じると小言漏らして立ち上がる。

冷えた地面もへっちゃらと唖然と佇む足許でゴロン音頭に酔いしれた師走の夜に比べたら、そう冷たくもなかろうとお供は首を傾げるが、それはそれだと隊長。
触れれば冷やり鈍色のコンクリートに積もり積もった寒さは目には見えねども、まだお昼にもならぬうちから些か焦燥過ぎやせぬかと、目に暖かきお天道様も頭を掻いて苦笑い。

「あー冷たカッタ」




という生き物は、気分がいいとゴロンゴロン実によく転がる。
その転がりっぷりを100回分集めてみたら、何らかの法則が 
みつかるんじゃないか?という、いい加減かつ無計画な試み、

それがこのゴロン百景』である。




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| ゴロン百景 | 21:00 | comments:11 | trackbacks:0 | TOP↑

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潮花の残り香


「むむっ?」

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「手紙ジャナイけど・・・」

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「ちょっと」               「ショッパイ」

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「それでいて・・・」

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「ナンだか」               「おいしそうな」

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「お刺身のニオイ?」




潮の香りに目を瞑りゃ、未だ見ぬ青き陶酔境。
西も東も恙無く松明けた日の午下がり、隊長が足を止めるはアパート横の駐場。大きな白いの前で止まったっきり動かずに、置き手紙とはまた違う何か魅惑のニオイがすると頻りに鼻を動かして、何のニオイか当ててみせると連想ゲームが始まった。

前のナンバープレートがなんだかやたらに塩っぽい。塩は塩でもいつぞや厨でこっそり嗅いだ匂いとは違う気がしてならないと、匂いの記憶格納倉庫を一生懸命検索するうち、突然思い浮かんだものは先に美味しく頂いた到来物の鯵の味。

思わずうっとり目を閉じて思いで辿る隊長。白いの持ち主は一昨日から海釣りに出かけて帰って来たばかり。磯に砕けた潮花の海の香りが残っていたか、その三角な頭の中に切り身の鯵がまざまざと浮かぶ様子が見えた気がして、お伴の乳母は感心しきり。

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冴えた冬空見上げれば飛行機雲がさわさわと、立ち上がっては崩れゆく海の真白き波頭のように青い大気に溶けてゆく。




【蛇足的逃げ口上】
潮の香りを嗅いだとして、果たして坊ちゃんが海のものを連想しているかどうかは謎(笑)。たまたま釣り帰りのに鼻をくっつけたまま離れなかったのでお伴が捏造した戯言です(^^;)。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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寒中塀に蝉有


「右ヨシッ」


「左もヨシッ」


「行くゾー」


「トォッ!!」


「奥まで見えタ!」


「・・・エート」


「下りられなくナッタ」



破っちゃならぬご法度に雁字搦めのの蝉。
隣のお宅の大きな庭は隊長のお気に入り。芝生に椋鳥見かけたり、フェンスに残った文を読んだり、犬槇の木に鈴なりの雀の井戸端会議もあって、とかく話題に事欠かぬ。
げに楽しげな隣の園だがいつでも垣間見えるだけ。その全貌はいかばかりかと思い立ったか隊長、植え込みの赤い千両の実にお伴が気を取られた隙に、素早く左右確認しエイヤとばかりを登って首を伸ばして覗き込んだが鳥の姿はどこへやら。

楽しいものが見つからぬうち必死でにつかまった腕が痺れて困惑の隊長の背後から、隊長ご法度破りですよとお伴の咎める声がする。ご法度なのは解かっているが登ったものは仕方なし、もう下りようと思ったのだがどうにも上手く下りられぬのだといよいよ足を踏ん張って、お伴が剥がしてくれるまでに張りつく冬の蝉。

鏡開きは本来今日でした。黄粉餅はいかが(笑)





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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顔面流線型


「自動来るゾ」


「むっ」


「むむっ!」


「むむむぅー?!」


「・・・-ん」


「ふぅ・・・」




長閑けき陽射し遮られ、思わず面流線型。
玄関出れば冬麗。今日の陽射しは柑子色。寒の内でも日溜りは風が止まればぽかぽかとあますことなく身体に受けて、小塀の上の隊長は警備順路を組み立てながら巡回前の深呼吸。
うらうら注ぐ陽に惑わされどこから廻るか決まらぬうちに、坂の上からどかどかと現れたるは鉄の牛。何に焚きつけられたのかどんどん速度を増しながら、狭い坂道猛突進。
隠れる暇もないままに小塀の上でやり過ごそうと隊長は身構える。

重低音を轟かせ駆け抜けてゆく鉄の牛。その勢いについついつられ耳をたたんだ隊長は気づけば面流線型。大きな影が過ぎ去って渦巻く小さな旋風に浮かび上がった塵や埃が再び地面に収まると、牧歌的とは程遠い都会の牛の狼藉に溜息ついて呆れ

「ヤレヤレ」








【蛇足的考察】
にとっては暴れ牛どころではない脅威。小さなになったつもりで地面にしゃがんで通るを見ると、目線が変わるだけでもこんなに怖いものかと思う。体の大きさだけではなく音も振動も目線では大幅割増になる。
散歩を始めた頃はどんなが来ても走って逃げようとするので抱きかかえて立ち止まり、ごろ太を隠す(でも通過するを垣間見ることができる)ようにしていたのだから、こうして車をやり過ごせるようになるなど思いも寄らなかったこと。
段階を踏んで少しずつ馴れてもらったのだが、今でも

  ●車体が大きい(ワンボックスや大きなトラック)
  ●音が大きい(改造車や大型トラックの他カーステレオなども)
  ●速度が速い
  ●別々の方向から複数台の車が向かって来る

などの条件が揃うとじたばたと慌てふためくことがある。放っておくと車の進行方向に逃げようとすることが多く危険なので、やはり抱き上げてやり過ごしている。怖がるのは当然のことなので笑ってはいけない。
ドライブが大丈夫で、駐車されている車には進んで近寄りニオイを嗅ぎたがるけれど、走り去る車と同じものだとどのくらい認識しているやらいないやら謎。
車と言わず何と言わず、大きなものが自分に向かって来るということ自体に恐怖を感じるのだろうな、と理解している。

外で暮らす都会の猫たちは長い年月をかけて車社会に馴染みつつあるらしい。道路の渡り方などを母猫が仔猫に教えるそうで、渡り方が上手な母親の子供が選択的に生き残るのでひとつの猫文化として継承されているのだそう。
それでも、車に轢かれてしまう猫もいるし、なにより車社会に馴染むことなんぞを強いてしまっていることが申し訳ないなぁと常々思う。
轢かれなくとも小さな生き物に排気ガスを吸わせてしまっているのも、身体にいいはずがなく殊更に申し訳ない。

ちなみに、写真で通過した車はハッチバックの乗用車。時速30キロくらいで坂を下って行ったので言うほど乱暴ではないほうかもしれないが、猫にとっては十二分にせかせかと乱暴な通行者なのではないかと思う。
気長に気長に「車が来たら道に飛び出さず物陰に隠れる」と教えて来た甲斐あって、歩行中に車が来ると慌てず物陰に入ろうとしてくれるようにはなった。
それでも油断は禁物とリードを短く持ち、猫の後に屈んで背後を塞ぎ(猫は怖いとまず後ずさりすることが多い)胸の部分を手で押さえて前にも走り出さないように注意が欠かせない。
そのような動作が猫を庇うためのものなのだということを、どうやら時間をかけてごろ太は理解しているらしく、その点がとても興味深い。


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| 散歩猫 | 21:00 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

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目覚まし寒雀


「お日さままぶしくて」

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「あったかくて」

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「なんだか・・・」            「・・・ネムイ」

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「むむっ?!」

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「鳥デスッ!」

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「あッッ?!」

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「飛んダッ!」




うたた寝の目覚ましを鳴らす時間は雀次第。
ゆうべの雨で一際澄んだ大気透かして届く陽は燦燦眩し暖かし。鵜の目鷹の目の目と通りを見張る手筈だが、お天道さまに愛でられるうちの目だけが細くなる。はたと気づいてまた開くも見えているやらいないやら、うつらうつらの見張り番。

通りの向こうの木の上の枝の間に間に寒雀。悪戯心を起こしたかふいにチチチと声上げる。は忽ち目を見開いて下がったヒゲも前を向く。こっちを見たぞと雀らは順に枝から飛び立って、翼の音も消えた後にはお客の去った木の枝が青空見上げて揺れにけり。

すっかり目覚めた坊ちゃんは晴空に黒々映える空席だらけの木の枝を、お名残惜しいと言いたげにただただ見つめるばかり也。

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「飛んでっチャッタ・・・」





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| 庭と猫 | 21:00 | comments:13 | trackbacks:0 | TOP↑

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油断大敵猫同心


「むっ!曲者?!」

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「トリャッ!」

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「空振り?」               「ぐぐぅー」

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「ヨシ、今度こそっ」

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「よーく狙って・・・」

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「御用ダッ!」

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「奴も疲れた頃ダナ」

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「捕まえタッ!!」





時雨るる夜の屋根の下、易々ゆかぬ捕物稽古。
年明けてから冬の旱で洗濯物がよく乾く。お天道さまはありがたかれど手やら顔やら粉吹いた中年乳母を哀れんで、湿った重たい雨雲を誰が届けてくれたやら今日は恵みの雨が降る。
分厚い気圧の掛け布団すっぽりかぶって日がな一日うだうだしていた坊ちゃんが、充電し過ぎと気がついて放電するぞと騒ぎ出す。

何ゆえ夕餉の支度中放電したくなるのかは本のみぞ知るところ。すぐさま鍋の火を止めてそれでは稽古をつけましょうかと今宵の舞台を整える。紙のの隠れ家の中カサカサ動く下手人に、退屈していた坊ちゃんは久方振りの捕物と同心の顔になり、間髪入れず飛び掛る。
百戦錬磨の下手人はそう易々と捕まらず、捕えたはずの右手の下には空しく鳴るは紙
あな口惜しやとご同心、の穴を頭で広げて今度こそはと狙い定めて押さえつけては手を離し、逃げくたびれた下手人の動き鈍った瞬間を今だと十手で捕えたり。

捕えてしまえばもう用はないと油断だらけの同心が後片付けは岡引役と勝利に酔いしれ背を向けりゃ、隠れ家の中カサカサと新たな下手人現れて、捕物稽古はまだ続く。

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「まだ居やがッタ?!」





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今宵真の冬の蝿


「何か飛んでマス!」

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「ソコだッ」

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「・・・アレ?」

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「コッチ?」                  「ソッチ?」

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「見失いマシタ」

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「むっ」                  「発見!」





妄想幻覚演技抜き。今宵の虫は
警備を終えた隊長が特等席に着いたなり、待ってましたと黒い点。どこから入って来たのやら、はたまた狭い庵のどこかで仮の眠していたものが暖気に誘われ目覚めたか、落ち着きのない軌道描いてせわしく部屋を飛び回る。
ゆうべの虫は捏造だったが今宵の虫は。正真正銘本物と坊ちゃん口を尖らせて、と一緒に落ち着き失くして右へ左へ首を振り、そこだと迫ってみたものの煙に巻かれて見失う。

どこに消えたと狩人の恨めしそうな視線に負けてここに居ますと指させば、頓に顔つき引き締めていざ捕えんと促され、猟犬役を仰せつかってに仕えてを追う。
ここと思えばまたあちら、見失う度忠実に次は向こうとお知らせし大詰め迎えし台所。観念しろと詰め寄ったの鼻先掠めるようには行方をくらましたのに、消えたことにも気づかずに天井見つめる狩人の、足場にされた炊飯器。

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・・・そこ、炊飯器の中ですよ





【蛇足的考察】
の視力はあまり当てにならず自分でもそうと知っているようで、何か獲物を最初に発見するのは彼らの耳(音)なのではないかとワタシには思える。
あらぬ方を見ているなぁとか、幽霊でも見えているのかとか、そんな時実際にはかなりの確率での注意を引く生き物が存在している。微細な羽虫や、壁や天井の向こうにいる小さな生き物の気配を我々には聞こえない微かな音で察知して、どこから聞こえるのか左右の耳で音源を特定した後が目の出番。
けれど、その時点でまだ目は対象を発見していないことの方が多く、音源のあたりを漠然と見ているよう。結果的にこちらの目が先に発見して「ココ」と指さして教えたということも多々ある。
(ついでにそれをすると、どうもから尊敬されるように感じる)

なので、猫が一見何もなさそうなところをじっと見ていたら、その半径50センチ以内くらいを注意深く捜すと面白い生き物に出逢えることも。面白いかどうかは好みにもよるけれど(^^;)。

そんなふうにつき合って来たので、ごろ太は「何か居る」と探すフリをすれば「何、何?、ドコドコ?」と猟犬役が侍ってくれると期待しているらしく、退屈なときや気を引きたいとき、昨夜のようにかなりクサイ芝居をうつ(笑)。
気を引くための芝居だからして、知らん顔をしていればすぐに止めてしまう。

はなから自力で本物の獲物を見つけたときにはいつまでもしつこく追いまわすし、そもそも顔つきも違うし、いちいちヒトに報告などせず速やかに狩りを開始する。見失うと再び耳を頼るようで猟犬役を呼ぶのも見失った後である。
一旦見失うと見つけてくれろとかなりしつこいので猟犬役は一苦労(笑)。

たとえ相手がであっても殺生はご法度の我が家だが、有難いことにごろ太が蝿を捕らえる確率は限りなく低い。考えている時間がやたらに長い彼より、蝿の方が何枚も上手。退屈な猫と遊んでくれる殊勝な蝿殿は暖かくなったら窓から逃がす予定である。




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夜半の猫芝居


「確かにそれはボクだけど」


「ホントのボクはこのボクなのに」


「あッ!虫がイマスッ!」


「ホラホラッ?!」


「・・・別にいいデス」


「寝るからいいモン」


「ムあ~~ッ」




こみ上げてくる可笑しさは芝居の幕が下りてから。
ゴハンもオヤツも食後の遊びもすべてこなした半過ぎ、ソファで眠る坊ちゃん横目にやれやれようやく自分の時間と机の前に腰掛ける。落ち着けるのは半時足らず、カチャカチャキーを打つ音に気づいたが起き出して、わざわざ横にやって来て、近頃どうも見る度にコンピューターと遊んでばかりと物問いたげな顔をする。

今日の務めはひと区切り、の相手はまた後ほどと忙しそうにしているとやおら坊ちゃん伸び上がり、ホラホラ部屋に何か居ますと影も形もない虫を真顔で追って芝居。
その迫真の表情にうっかり乗ってしまったら今も作業が頓挫する。常套手段にゃ掛からぬと笑い堪えて知らん顔。盛り上がらない観客相手に芝居うつのも飽きたから、も一度寝ると言い出すまではひたすら堪えて知らん顔。

厭味たらしくどたばたと寝床の上で騒いでも、腰を下ろせば温もってみるみる瞼重くなり、大きなあくびをふたつしてあっという間に夢の中。安き寝顔を眺めると静かに笑いこみ上げて、相手にしてもしなくても結局作業は捗らないと肩震わせての庵。






【蛇足的疑問】
あくびは大量の酸素を一度に取り込んで素早く血中にまわすためだからして、本来目覚めたときにするものだと聞いたことがある。眠りから覚めてすぐに、効率よく身体を動かすには目覚めのあくびが理に適っているのだとか。
ニンゲンのように眠くなったときにするあくびはどうやら無駄ということらしいのだが、家はかなりの確率で眠る前にもあくびをするとお見受けした。
ニンゲンと暮らす動物の中ではかなり野生を残したままと謂われるだが、この眠る前のあくびはもはや野生の生理的現象ではなく飼いの文化的継承?





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| 徒然猫 | 21:00 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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縁起物ゴロン


「あーけまっし」


「テッッ!」


「うひぃ~」


「むふふ~ん」


「開ーきましっ」


「タッッ!」






*よく晴れた元旦の午下がり、アパートの玄関前にて ( #13/100 ) 



元旦の玄関前で小獅子舞う。
朝寝坊した元旦の御用始のその前に、玄関出たなり坊ちゃんはたたきの上で転がってゴロンゴロン音頭。年が明けたと喜んだのかドアの開いたの喜んだのか今となっては解からぬが、乙な雅楽の調べよりナントカ音頭が聞こえてきそうな玄関前の小獅子舞。
元旦早々始まった町内警備の景気づけ。冷え冷え硬いコンクリートの舞台がそんなに嬉しいか、縁起物には後れ馳せたがこれが今年のゴロン初め。

「お粗末さまデシタ」





*元旦ゴロンを出しそびれてました(^^;)!



という生き物は、気分がいいとゴロンゴロン実によく転がる
その転がりっぷりを100回分集めてみたら、何らかの法則が 
みつかるんじゃないか?という、いい加減かつ無計画な試み、

それがこの『ゴロン百景』である。




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| ゴロン百景 | 21:00 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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星影の野遊び


「空の焚き火ダ!」


「これから遠足デス」


「置き手紙見つけタ」


「ふむふむ」


「ココにも手紙が?」


「むむむ?!」




お駕籠で出かけた遠足は星空の下盛り上がる。
美味しいパンはいらんかねと母が電話をかけて来た。これからすぐに貰いに行くと身支度すれば坊ちゃんが、自分も行くと我勝ちに靴と並んで待っている。
お駕籠に乗せた坊ちゃん連れて長い階段上り詰めれば、彼方の空の端っこに寒夕焼の燃え残り。すぐに帰ると言い聞かせても遠足気分の坊ちゃんは、金茶色したの茜をキャンプの焚き火と思ったか、宵闇の中実家のでこれから野遊びするのだとお駕籠を降りて大はしゃぎ。

先ずは柿の木制覇して、お後はのあちこちに通いの猫が書き散らかした文を読んでは感嘆し、刻々時間の過ぎるなどは一向気にはせぬ。
一番星が高く上って星座が地平から次々顔を覗かせる。オリオンの腰の光る帯、そろそろ大きな猟犬も現れる頃ようやくに、お腹を空かせた坊ちゃんがお駕籠に乗らずに帰れると外階段の上に立ち、後に続けと帰路につく。


乗り手の居ないお駕籠を背負ってお附きが照らすアスファルト。白く浮かんだの背中を天高くから見下ろして、猟犬率いたオリオンがちかちか笑っているような。





【お詫び】
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煮ても焼いても


「ひょっとして?」


「アレはボクの・・・」


「サラダバー?!」


「あ痛たたッ」


「むむ、コレは・・・」


「サラダじゃナイ・・・」


「ヨシ、次行きマス!」




栽培物では物足りず鼻先刺された隊長。
今日も町内晴れ渡り水の打たれた南の玉座のふもとの黒いアスファルト。何か見つけた隊長が期待に満ちた眼差しで、首を伸ばして見つめる先にあるのは大きな飾。あれに見えるは路地物のサラダバーではないのかと、垂れた常葉の枝目掛け濡れたきざはし走り初め。

逸る気持ちを抑えきれずに勢い込んで突進し、葉にチクリと迎えられ痛たと慌てて後ずさり。も一度ニオイを確かめてどうやらこれはサラダにあらずとやっと気づいた隊長。
家に帰れば年玉代わりの柔らかサラダがあるけれど、あれはどうにも軟弱だから光と風の味がする路傍のが恋しいと未練未練の飾り。お気持ち解らぬわけではないが、チクチク硬いの葉は七粥に炊き込んだとて飲み込むこともままならぬ。

の七日も今日でお終い。正月気分の抜けぬままサラダサラダと余所見ばかりで町内警備は大丈夫かとお伴が按じて訊ねても、隊長は涼しい顔でサラダ捜しも仕事のうちと葉に刺された鼻を舐め、次を捜すと挫けずに濡れたきざはし越えてゆく。




【蛇足的注釈】
松の内は元来1月15日の小正月までを言うものであったが、寛文2年(1662年)に江戸幕府が「飾り納めを1月7日にせよ」とお触れを出したことをきっかけに、関東圏では短縮されたのだそうな。上方では現在でも15日までが松の内。





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黒犬怖くない


「黒~黒~」


「コワくナイ~」


「むっ」


「あっ」


「あけましておめでとうー」


「むむっ?!」


「上がって来る?」


「・・・エート」


「オバサンも~」


「・・・ボクはやめときマス」




素通りできぬが近寄れぬシッポを揺らす黒い
南の玉座を上った先の少し遠出のコースを行けば、黒お揃いで門番をする家がある。初めて彼らと遭った折、隊長のシッポと背中が瞬時にふくれあがるのを見逃さなかったお伴だがそれも最初の一度きり。鼻歌混じりで通り過ぎ今じゃすっかり顔馴染。

素通りし家の前まで戻ってみれば向かいのお宅のフェンスから黒い鼻先のぞかせてベルが初春のご挨拶。ふいを突かれた隊長は挨拶忘れて立ち竦み、片時も目を離さぬままで近くに行こうか止めようかヒゲを広げて逡巡し、怖いわけではないのだが止めておこうと座り込み、再びフェンスに現る鼻とその鼻撫でるお伴の手とを目を見開いて鑑みる。

微かな風が門松に添えた裏白揺すってく。はたはた揺れるのシッポの音が聞こえてきそうなほどに静まり返ったの通りは午后の刹那の凪の中。





【蛇足的補足】
お向かいのベルはとても穏やかな優しいなのだがこう見えて結構な御歳。この2年ほど、夏が越せるかが越せるかと言われながらがんばっている。
腰が弱って門までの数段の階段を自分であがれなくなってしまってずいぶん経つが、秋頃からは楽しみにしていた散歩も滅多にできなくなってしまった。
人恋しいのか夜中や明け方に遠慮がちに鳴いていることがあり、よく窓から声を掛けるのだが、庭の奥で横になっていることが多くなってしまったベルの顔を久し振りに見て、シッポを振って元気そうな様子にひと安心。

ごろ太は通りがかりの犬とご近所の犬とをはっきり識別しているようで、散歩中に道で遭ってもベルに威嚇の構えなどしない。少し離れてベルの後からついて行くことも多く、なりに何か思うところがあるらしい。
ただしその距離数メートル以上(笑)。何が起こるかわからないのでそれ以上はお互い近寄らせない。飼い主のお向かいさんも注意深い方なのでお互い気持ち良くいられていつもありがたく思っている。

何を隠そう犬が苦手(嫌いではないが苦手なのだ)なワタシが、唯一自分から手を差し伸べることのできるベル。滅多に吠えることもなくいつもニコニコしているベル。人懐こい目とはたはた動くシッポをまだまだ見ていたいと思う。





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猫草お年玉


「ボクのサラダッッ!」

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「早くクダサイ!」

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「ガァ~」                「ブ!!」

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「ム!切れない!」

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「取れタ取れタ」

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「うひぃー」

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「ンマイ!」




おちょぼ口さえ開かせる、に青草お年玉。
散歩コースのあちこちに点在していたサラダバー、木枯し吹いて冬枯れていずこも春まで休業中。品切れサラダに腹立ててスト決行をしてみたり、やっと見つけた草食べ損ね癇癪起こして走ったり、枯草喰んだりしていたにうれしい猫草お年玉。

大麦燕麦取り合わせこっそり育てた秘蔵の草をひと目見るなり目の色変えて、早く早くと大騒ぎ。うやうやしくも差し出すと、日頃自慢のおちょぼ口あんぐり開けて無我夢中。シャクシャクと草を喰んではウマイウマイと目を閉じて、坊ちゃん青草ご堪能。
こんなに細い草の芽にどうして大口開けるのか、草が相手のときにだけ顎の動きが何故良くなるのか、それにつけても不可解と青草喰む音聞きながら首を傾げる乳母である。

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・・・獅子舞?





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鳥追い出初式


「アッ!ッ?!」


「ボクの上に来た!」


「エーット・・・」


「ココから上ろう」


「むむっ?」


「全然届かナイ!」


「ヨシ!もっと行・・・」

ハイ、坊ちゃんソコまでっ!





杓子も持たずに追うと、隊長の出初式。
正月三日も明けたならもはや春ではないのかと、隊長は思い立ち草叢見張りに出でにける。師走になっても咲いていた菊の茂みはどこへやら、いつの間にやら刈り取られ小さな新芽を残すのみ。忽然消えた草叢に当惑顔の隊長の頭の上の青空を切り裂く速さでが飛ぶ。
悪戯好きのヒヨドリは見上げるをからかうように右へ左へ飛び交って頭上の梢にご着陸。

それを見ていた隊長、今日の任務の予定を変えてこれから追い行うと杓子もないのに気色張り、誂え向きの梯子があるとやおら手をかけ上りゆく。
最後の桟に手がかかっても先刻見据えたヒヨドリに一向近づく気がしない。それなら土手まで遠征と更に高みを目指したところで「ハイそこまで」と声がして、元居た地面に戻される。

せっかく梯子を上り詰めこれから山場の出初式、いちばん大事な局面で何ゆえお附きが水を差すのか皆目見当つかないと、隊長はふくれ面。

「イイトコだったのに・・・」





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召しませ猫御節


「お正月ご馳走ダ!」

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「むーん」                  「ウマイ」

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おせちおいしいデス」

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え?もうゴチソウサマですか?

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「まだ食べるケド・・・」

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椀子係、来れェーい!」





はなんとクリスタル、殿様御膳の御節
元旦からの御用始と働き者の坊ちゃんにご馳走堪能してもらおうと心尽くしの御節。シーバにモンプチ焼きカツオ、好物ばかりとりどりに雅な食器に盛り付けた見目麗しき殿様御膳。正月模様の風呂敷広げた金の屏風の特別席でさあさあどうぞ召し上がれ。

坊ちゃんいそいそやって来てご馳走眺めて目を見張り、舶来物のキラキラ光る水晶のごときおからいただきますと口つける。お気に召したかウマイウマイと丸い目細めて食べていたのに、はたと何かを思い出し、席を外して座り込む。
もうお終いかと尋ねると、まだ食べるには食べるのだけれど水晶のすぐ横で獅子お玉が睨んでいるのがどうにもなんだか落ち着かないと苦しい言い訳した後に、この美しいおからご馳走椀子で食べてこそ殿様御膳とのたまった。

係の者が駆けつけて光り輝くおから、やんごとのないおちょぼ口へとひと口分ずつご馳走運ぶと、これこぞ贅沢余は満足じゃと殿様はご満悦。

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「うむ、よきにはからえ」






【蛇足的ご説明】
舶来物の光り輝くおは実はプラスティック製だが、ずしりとした安定感と程好い高さ。見目麗しいばかりでなく用によく考えられている。
何を隠そうこのお皿、飛行機に乗って空を飛んで来た到来物。お正月に最初に使いますと贈り主に約束したこのお皿の来歴はワタシにとって思い入れ深いものなのだけれど、故あってご紹介は先送りにさせていただく。
(贈り主さん、ありがとうございました。大切に大切に使わせていただきます)




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猫神様初詣で


金の屏風とまたたび御神酒が神様をお出迎え

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「む!このニオイ・・・」

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「アレデスね!」

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「屏風ヨシ」                 「獅子舞?」

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「うむっ」                 「キクゥー」

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「オットット」

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「御神酒落ちチャッタ!」

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「今、取りに行きマスッ」




屏風倒して慌てふためく神様に笑い初め。
聖夜が終われば正月と神棚飾りも衣替え。七福神より有難き神様をお迎えしようと金の屏風に御座誂えて今か今かと待っているのに神様なかなか現れぬ。

のご利益配って歩く神様はご多忙きわめ、更に今年は遠くへと旅立つ友をどうしても見送りたいと出て行ったきり幾ら待てども戻らない。正月三日の終わらぬうちになんとか神詣でたく、今宵こそはと願いを込めて一輪挿しの徳利にまたたび御神酒をお供えすれば、待ってましたと猫の神いずこの国より戻り来て、鼻ひくつかせご降臨。
義理堅いのか用心なのか御座の手触り確かめて、飾りの屏風や獅子お手玉に手抜かりないかと調べ回って散散勿体つけてからやっとお神酒を召し上がる。

ところがその手を滑らせて酔いも回らぬそのうちに、お神酒は下界へ真っ逆さま。
よもやと慌てた神様はもはや神ではおられぬと、屏風倒して駆け下りてまたたび抱えて酔いどれてただの猫へと成り初める。初神楽舞う意気込みで見ていた乳母は拍子抜け。
詣でる暇もなかったが今日のご利益初笑い。





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