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ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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竹薮に虎猫


ええっっ?!


坊ちゃん?!


「オイラですよ」


「ふぅ~っ」


「おトイレに来たです」




竹薮に虎猫見て仰天の心臓早鐘のごとし。
お使いの帰り道、坂の途中の竹薮に薄い茶虎の猫を見た。坊ちゃんは間違いなく家で留守番しているはずなのに、慌てて買い物袋を投げ出しそうになった乳母である。先だって迷子になった話をしたばかりなのに、鍵のかかったアパートからどうかして抜け出して来たというのか?
坊ちゃん?!と呼び掛けた声に「オイラですよ」とやって来た虎猫をゴシゴシと擦った目でよくよく見れば、眠そうな目を一緒に擦ってあげたいようなお隣組の寅吉であった。

ああ、寅ちゃんだったか。いいお天気ですねと話し掛けている目の前で、おっとりした様子で用を足す彼は案外と大物。能ある鷹は爪を隠すのである。


寅ちゃんは坂道下った川縁で、近所のやさしいお婆からいつもゴハンをもらっている。お婆が通るとなぜ判るのかどこからともなく現れて、見ている方が恥ずかしくなるようなおねだり攻撃を展開するのである。お婆はカサカサ音立てて買ったばかりの猫缶を袋から出してくれるのだ。
川縁の古びて汚れたビールケースに空っぽの猫缶を見るたびに、今日も寅ちゃんはお腹一杯ゴハンを食べたのだろうとなんだか口元がゆるむのである。




*半野良の寅ちゃんは最近去勢手術を 
受けたそうで、その直後だったのかも。
寅ちゃんがここでゴハンをもらうことは 
近所のお宅で容認されているそうです。




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| 外猫・他所猫・地域猫 | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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