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ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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麗しき女帝


みつめる先は


「プリン姉さん!」


「上に行こうかねぇ」

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「あァッ!」             「行っちゃった・・・」


今日はひときわ別嬪さんですね

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「それは認めるけど」          「やっぱり・・・」


「イヤなものはイヤだねぇ」




たとえご機嫌麗しくとも拒絶の姿勢は崩さない。
からりと晴れた午後である。秋の陽射しに誘われて女帝が下界へ降りて来た。図らずも訪れた逢瀬の好機に匍匐前進の坊ちゃんは、自分に都合の悪いことは普く忘れる主義である。彼の記憶格納庫には先だっての忌まわしい記憶は残っていないのだ。

せっかくの下界の散策を今日も小僧に妨害された女帝だが、運良くご機嫌麗しい。門柱の上に佇むお姿を和らかな秋の陽が包み込めば、小野小町か楊貴妃か、西へ西へと太陽を急き立てるように押してゆく時間でさえもその足を思わず止めるほどの美貌である。

気難し屋の女帝陛下の機嫌の良さに付け込めぬかと、彼女の美貌を大袈裟に褒め称えるは姑息な乳母。孤高の女帝もしばしの間満更でもない顔をしたが、すぐにこちらの浅知恵を見透かし、期待に満ちた眼差しで彼女をみつめる坊ちゃんに今日もくるりと背を向ける。
麗しき哉、難攻不落の女帝陛下。彼女に認めてもらう日はまだまだ遠い坊ちゃんである。





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| プリン | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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