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ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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婉曲なる妨害


「エート・・・」


「忙しそうデス」


「むーん・・・」


「ア!コッチ見た?」


「遊びマスカ?」




イヤハヤ気が散って仕方がないのである。
戦い済んで日が暮れて、夜のしじまが訪れる。ご近所さんも寝静まり静まり返った夜の空気に耳を澄ませば、聞こえてくるのは秋の虫の音ばかりなり。
耳で風流を楽しみながら無骨なモニターと差し向かい。顔を上げれば坊ちゃんがスヤスヤ寝息をたてている。今このときこそ1日のうちイチバン集中できる時間なのだ。ココロに浮かぶよしなし事をいざ書きとめんと徒然なるままにキーを打つ。
091014-6.jpgところが語尾の結びに悩んでいると、念願のモンプチ食べてご機嫌も麗しくお休みあそばしていた坊ちゃんが、つと起き上がってノビをする。これ見よがしに頭を振ってちりんちりんと誘惑の鈴の音色を響かせる。
乳母にとっては貴重な時間。なんのそれしき負けるものかと目を合わせずに必死の思いでキーボードへとかじりつく。
しかし一枚上手の坊ちゃんはそろりそろりと目の前の棚に移動して、いかにも遠慮がちな様子でヒトの手元を覗いて見せる。抑制の効いた物言いがこのオバサンには効果的と弱冠2歳にして見事な攻略ぶり。こうなってしまってはもはや集中などできるはずもなく、「もう少し寝ていてくれればいいのに」などと呟きながらジャラシを取りに立ち上がる。

本当のところを申し上げると、坊ちゃんが目を開けたその瞬間から集中力なぞどこかへ飛んで行ってしまった乳母である。ジャラシ片手に更けてゆく秋の夜長の長いこと。





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| 甘え猫 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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