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ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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記憶格納倉庫


「ン?」


「むむー」


「知ってるような」


「知らないような」


「あッ、スズメ?!」


「でも、何のニオイ?」




ニオイの記憶格納倉庫を検索中。
嵐の名残の風も止まった颱風一過の午下がり。野分に洗われた空気は澄んで、見慣れた町内がいつもより際やかに感じられる。坊ちゃんとてもそれは同じ。澄んだ空気が様々なニオイを、ありありと鼻に運んでくれるらしい。

暴れ回った雨風のお陰で今日は見所満載のパトロールとシッポを立てて歩き出すこと十数歩。彼は唐突に立ち上がり、隣のお宅の庭先のフェンスをクンカクンカと嗅ぎ出した。
なにやら知ったニオイであるらしいのだが一体何のニオイだったか判然せぬという顔で、三角頭を右に左に傾けて、記憶格納庫から答えを引き出そうと飽くこともなく嗅ぎ続ける。
ふいに飛び立ったスズメに気づいてもすぐにフェンスに向き直り、フガフガフガフガと鼻の穴を動かしてずいぶんとご執心であったが、結局答えは格納庫にあったのやらなかったのやら。
どんな魅惑のニオイかと一緒に嗅いでみた乳母であったが、感度の鈍ったナマケモノ人類の鼻では何を感じることもできなかったのであった。

ところで、坊ちゃんはこの後お駕籠に載せられワクチン打ちに病院へ。久しく嗅いでいないのに病院のニオイは検索せずとも一発でわかった様子であった。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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