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ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年11月

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大雨計数係


「雨がいっぱいダ!」


「イーチ、ニィ・・・」


坊ちゃん、2の次は3ですよ


「話し掛けるから」


「数判らなくナッタ」




2までしか数えられないのに?
草木も眠る丑三つ時のことである。10年来の大物と言われた颱風はまだ紀伊半島のあたりにいたが、ひと風呂浴びて出てゆくと台所の窓辺で坊ちゃんが盛り上がっていた。
風はまだやって来ないが兆しと言うには本格的な大雨が庇の上で地団太踏んで、雨の礫で波板に孔が開くのではないかと思うほどであった。
猫のクセして音を立てる豪雨でテンションが上がる坊ちゃんは、家中の窓をハシゴしては熱心に雨粒をカウントしていたのである。それが彼の担当なのだそうである。

信憑性は定かではないが、猫は2までは数えられると聞いたことがある。だから何匹かいる仔猫を他所にやるときに、2匹を残しておきさえすれば母猫は安心しているのだと言う。つまり猫の数の概念は「1・2・・・いっぱい」ということらしいのだ。
イーチ、ニィ。イーチ、ニィと2から一向先に進めずとも指差し確認を続ける律儀な計数係の背中。声をかけると溜息混じりに手を下ろし、迷惑そうにこちらを振り向いて「数が判らなくなった」とご立腹。果たして止むまでに数え終わるかと、つい案じてしまった乳母であった。



*8日の分のオマケ記事。9日も通常通り更新します。




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| 徒然猫 | 23:50 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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危険な遊戯


「ムキィーッ!」


「捕まえた!」


「さあ来いッ!」


「むぐぐぐッ?!」




掛け声の割にはモノグサな遊び方である。
ドアノブに結びつけたゴム紐の先にはボール。ボールをつまんでホイと離すと少々不規則な動きをしながら飛んで行く。坊ちゃんが夢中で捕まえるとゴム紐が伸びて離すとまた飛んで行くので、ニンゲンにとっては非常にラクな遊びであった。小さなマットの上で転がりながら遊べるのでモノグサ猫にも大評判。一石二鳥のこの遊戯、実は大変危険なのである。
091008-5.jpg何が危険かと申し上げると坊ちゃんお気に入りのこのボールは中に鈴が仕込まれた木製なのである。
転がると音が鳴るのがウレシイか、そのまま渡してもひとり転がして遊んでくれていたのだが、いかんせんすぐに家具の下に入れてしまう。入れてしまうと「取ってくれ」と、いちいちヒトを呼びに来る。
取っても取っても呼ばれる乳母がついには面倒になってゴム紐の先に縛り付けたのが、この遊戯の始まりだった。坊ちゃんは大ヨロコビで奮闘するのだが、硬い木のボールがゴムの勢いでびゅうと飛んで来るワケだから、ひとつ間違うと大変痛い思いをすることになるのだ。
オマケに跳ね返ったボールがハリボテの合板ドアにぶつかる度にガチンゴチンと音を立て、甚だ騒々しい遊戯でもあったのである。
コレはイカンと思い直してボールを外すと、我が家に再び静寂の夜が戻って来た。
坊ちゃんのオツムにゴツンとボールが当たる心配もなくなって、撤去しても一石二鳥の遊戯であった。
ボールはいつでも遊べるように転がしてあるが、いつの間にやら飽きられて最近はとんと鈴の音を聞かぬ。

ところで背景の赤いネットは坊ちゃんのオモチャ入れ。幼き頃はこれ自体がちょっとしたジャングルジムであったのだが、今となっては彼がどれほどがんばろうともオシリを入れたら一杯になってしまうに違いない。

091008-6.jpg




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| 遊ぶ猫 | 21:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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