ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

2009年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年09月

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悪役デキマス


「鴨のワイロとは気が利くのう」


「越後屋、わかっておるだろうな」


「他言無用を破ったら、おぬしも」


「こうしてくれるわっ!」


「クチバシ~、むーん」





ハイ、カットカット、カーーーット!!
悪役もデキマスッ!と自信たっぷりに言うので演っていただいた悪代官役。しかし最後に素に戻ってコンパニマルと戯れ始めるあたり、まだまだ修行が足りぬ坊ちゃんである。
演技を放ったらかして遊ぶなぞ役者としてはもってのほかです、と監督兼カメラマンの忠告なぞ聞こうともせず、もはや坊ちゃんは鴨のクチバシにむしゃぶりつくばかり。
それでも前半は迫真の演技。その調子で演技力を磨いてハリウッドデビューでも果たしていただければ、乳母は左団扇でひねもす坊ちゃんのお相手をいたしますよ。

本猫曰く時代劇はお好みではなかったそうで目指す俳優はジャック・ニコルソン氏。それじゃもしかしてニャットマンじゃなくジョーカー役が演りたかったんですね、坊ちゃん。
いずれ脚本をご用意できればいいのだが、いったい彼が大人しくあのメイクをさせてくれるのだろうかと想像すると、ちょっと気が重くなる乳母なのであった。




ガオちゃんというアビシニアンのオンナノコが、
タイトル通りノビノビ暮らす姿が楽しいブログ 
のびのびガオガオさんでこの度開催される 
「第1回 悪人顔コンテスト」に 
我が家の坊ちゃんも応募させて頂きました。
悪顔過ぎて門外不出の猫写真をお持ちの 
皆さん、締め切りは8月いっぱいまでデス。

9月2日から勢揃いした悪人顔が陳列され 
投票開始だそう。ぜひ投票にご参加ください。





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神様熱烈ご歓待


久々に神が降臨したので


手厚く持て成し候


下界の遊びにすっかり


ココロを奪われた神は


意気揚揚と下りて来て

090830-6.jpg
猫へと姿を変え候




連れ合いがせっせとこしらえてくれたニャングルジム。その天辺にあるご休憩所は一瞥すると神棚のようなので、坊ちゃんがここに上がることを我が家では「神の降臨」と呼んでいるのである。
暑さが緩み始めた最初の晩、口をとがらせ久方ぶりに神が我が家に降りて来た。
なぜか興奮気味の神である。
090830-7.jpg
手厚く持て成そうとじゃらし握って立ち上がる乳母。
神をも熱中させるたくみなじゃらし捌きであたりを見回す暇も与えない。ついつい魅了された神はとうとうじゃらしを捕まえて、口に咥えて意気揚揚と降りて来る頃にはただの猫に姿を変えていた。じゃらし1級の腕前は伊達ではないのである。

猫になった神様が勢い余ってじゃらしを落とした先は、大事に大事に残してあったゴハンの中であった。誰が残しておいたのかということは、この際忘れることにして、もはや猫に成り果てた彼はじゃらしとゴハンのどちらを取ろうかと屈み込んだままいつまでも悩みましたとさ。





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| 遊ぶ猫 | 21:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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退屈坊ちゃん


「むーーーん」


「鳥も来ないし」


「えーと・・・」


「虫もイマセン」


「タイクツデス」





静まった庭の片隅で手持ち無沙汰と彼は云ふ。
立秋過ぎて暑さも和らいだ午後の庭石に寝そべって、小鳥の姿はないかと目を凝らし、ヤモリの気配はないかと耳をそば立ててみる坊ちゃん。夕暮れまではまだ少し。物憂い余白の中で風も往来も止まり、草ひとつ揺れず誰も姿を現さぬ。その金色の瞳に映る少しだけ高くなった空は、夏が足を止め、ゆっくりと背中を向けて帰り支度を始めたことを告げている。

閑古鳥さえ息を潜める閑寂さ。閑庭で閑中を持て余しその閑を嘆く閑閑猫有。
ゆったりと閑を愛でるにはまだまだ彼は若過ぎて、何かおもしろいものはないだろうかと右へ左へ落ち着きなく頭を動かす。そして不満気にこちらをジッと見る。欲すれば何でも与えられると信じて疑わぬその眼差しを、内心たじろぎつつも受け止める。

退屈し給へ、坊ちゃん。退屈こそ人生のゼイタクでありココロの平穏なのだと諭しながら、お盆もとうに過ぎたのに蚊払い音頭を踊る乳母。退屈の凪の中で横たわる坊ちゃんが蚊に刺されぬようにと今日も捨て身のサポート体制なのである。アナタの退屈が恨めしい。


ところで、このお方は拙宅の庭を住処と決めたようである。朝に夕に、声をかけるたび葉陰から顔をのぞかせる様子にすっかり愛着をおぼえ『螂子さん』と命名。相変わらずカマキリには興味を示さぬ坊ちゃんは、螂子さん螂子さんと呼びかける乳母を少々訝しがっている。
スクスク成長を続ける翡翠色した小さなトモダチのお陰で庭に出る愉しみが増えた。しかし神経毒の殺虫剤が含まれる蚊取り安息香を彼女に嗅がせるのは気がひけて、遠くに置いたものだからあちこち痒い乳母である。螂子さん、ディナーにたんと蚊を召し上がれ。





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| 庭と猫 | 21:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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シッポは語る


「この赤い花のニオイが」


「気になっただけデス」


「誤魔化そうなんて」


「思ってナイデスから」


「イヌに驚いたんじゃナイデス」


「ボクは平気デス!」




赤いゼラニウムに猫まっしぐらですか?
乳母はキライではないが、ゼラニウムは薬っぽい不思議なニオイがするのである。猫が駆け寄って熱心に嗅ぐものではない気がするが、坊ちゃんは真剣な顔でクンカクンカ。
実は直前に散歩中のコリーとすれ違ったのである。利発そうで、いつも毛並みはふっさふさ。リードをキチンと持ったこれまた賢そうな飼い主さんの真横を、いつも静々キチッと歩いて行く。あんまりキチッとしていて音すら立てないコリー君。ハァハァすら言わないので、坊ちゃんがようやく気づいたときにはすぐそこにいたという次第だったのである。
緊張しつつも、こちらも大人しく座って静かにやり過ごしたナァと感心していたら、コリーの姿が見えなくなった途端にダッシュでゼラニウムに突進。

ふくらんでシマリスのようなシッポと伏せた耳。
生意気顔で平静を装いたい坊ちゃんだが、ボワボワにふくらんだシッポとペッタンコ耳、そして頭を低くしたコソコソ歩きがすべてを物語ってしまったのであった。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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お山でゴロン


「カタイとこ見つけた!」


「それじゃチョット」


「シツレイしてと」


「うひー」


「お山でー」


「ゴローン」



夏の草刈り直後のお山にて ( #7/100 ) 



高原でもゴロンはコンクリートの上で。
約1年ぶりのこの場所で落ち着きなくウロウロとそこいらを点検 
し終える頃、お隣の敷地のコンクリートを発見し、思わずゴロン 
転がる坊ちゃん。固いトコロが痒いのに効くからか、それとも 
軽いホームシックなのかは不明だが、アパートへと戻った翌日 
恋しかったと玄関前で転がった理由はどうやらここにありそうだ。



という生き物は、気分がいいとゴロンゴロン実によく転がる
その転がりっぷりを100回分集めてみたら、何らかの法則が 
みつかるんじゃないか?という、いい加減かつ無計画な試み、

それがこのゴロン百景』である。




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| ゴロン百景 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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冷え冷え甘露


冷たいのどうぞ、坊ちゃん


「どれどれ・・・」


「やっぱり暑い時は」


「氷水おいしいデス」


「むーん、甘露甘露」




過保護なお坊ちゃん猫は氷水を召し上がる。
暑い時に冷たいものがおいしいのは猫もニンゲンもどうやら同じらしい。氷を入れた飲み物を持っていると、坊ちゃんときたら期待の眼差しで見上げてくるのである。
その眼差しにお応えしようと、乳母はイソイソ台所に行って彼の水にも氷を入れる。透き通った水に浮かんだ氷がカロンと涼しげな音を立てると、坊ちゃんは一層目を輝かせ、キチンと座って待っている。氷が器にぶつかるこの音がスキなのである。

さあどうぞ、と差し出しすと、氷が溶けながら水の上で踊る様子や微かなシューという音色を楽しむように、彼はしばらく見つめている。そしておもむろに飲む、飲む、飲む。

あまり冷たいものを摂らせてお腹を冷やしてもいけないので氷はふたつだけ。どのみちキンキンに冷えたものを猫は好まないのだ。いつもより少しだけ冷たくなった水を目と耳で楽しんでから甘露甘露とウレシそうに召し上がる坊ちゃん。ペットボトルのフタでお酌もスキだが氷水の風流も解かる乙な猫だねぇ、と目を細めて悦に入る晩夏の午下りなのであった。





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| 徒然猫 | 21:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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毛むくじゃら蝉


「木登り久しぶりデス」


「これボクの木だよね」


「むーん・・・」


「ちょっとナメてミマス」


「こっち側も・・・」




柿の木の幹ウマイですか?坊ちゃん。
久方ぶりの実家の庭で久方ぶりに木登り坊ちゃんを見た。木の感触がウレシかったか暗くもないのにまんまるな目で幹にしっかりしがみつき、カメラ向けると右へ左へかくれんぼ。
時折葉梢を渡ってゆく風が樹冠の大きな葉を揺らすと見上げてみてはいるのだが、ごつごつした木肌にとまったままのその姿はあたかも大きな蝉のようである。

新種のこの蝉は毛むくじゃら。ミンミン鳴かずになにやら樹皮を夢中になって舐めている。初夏の頃つけておいたニオイの目印でも捜しているのか、はたまた何ぞ魅惑の味でもついていたのか、大きな蝉はいつまでも、柿の木の幹を舐め続けるのであった。





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| 庭と猫 | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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二ツ目登場


「ナニか見つけマシタ!」


「むー・・・コレは?」


クワガタですよ!坊ちゃんすごいの見つけたね


「むーん、クワガタ・・・」


「ボク、スゴイデス」




前座が蝉ならクワガタは夏の昆虫の二ツ目。
住宅街ではとんとお見かけしなくなった虫である。まさか玄関の横でお目にかかれるとは思いも寄らぬこと。この暗い中、坊ちゃんが見つけなければ気づかず通り過ぎたであろう。
一緒に散歩するようになって、これまで見えていなかった小さな生き物たちの存在に気づくようになった。坊ちゃんが見つけては逐一報告してくれるからである。
よく見つけたねと誉められ、今夜の坊ちゃんは得意顔。貴重な虫と知ってか知らずか、ニオイを嗅いではみたものの手を出さなかったところもエライ。

懐中電灯に浮かび上がった黒い姿に、一瞬もしや御器噛かと腰が引けた乳母であったが違ってよかった。真打のカブトムシには及ばぬが、クワガタ君よ、どうかコドモなんぞに捕られずに残り少ない夏休みを存分に謳歌していただきたい。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニヒルに扇風機


「扇風機はイイなァ」


「む?」


「あのヒモは・・・」


「なんだっけ?」


「・・・ま、イイデス」




はためくヒモより涼風を楽しむのがオトナのオトコ。
扇風機の風にはためくヒモに気づいてしばし遠い記憶を引っ張り出そうとしている様子の坊ちゃんだったが、思い出せぬまま涼風に吹かれるうちどうでもよくなってしまったらしい。
090823-6.jpg
我が家に来て間もない稚き頃に、そのヒモの先に結びつけた紙のチョウチョに夢中でじゃれついていたのですよ。
全自動猫じゃらしだと乳母は喜んでいたのに、いつの間にかそんな単純なオモチャには見向きもしなくなった坊ちゃん。遊んでいただくためには高度なテクニックが要求されるようになったのである。

ハタハタと空しく誘うヒモよりも、オトナのオトコは風に吹かれて昼寝上等とニヒルに決めているつもりの彼だが、それではオトナを通り越して疲れたオッサンではないかなどとはゆめゆめ口にしてはならぬのだ。

いつまでも少年だと思っていると中年のオッサンの顔を見せてくれたりと、サービス満点変幻自在のスーパーキャットなんですね?さすが・・・と最近ではフォローにも高度なテクニックが要求されつつあり、苦し紛れにうっかりオッサンと口走ってしまった乳母なのであった。




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| 寛ぎ猫 | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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傷心坊ちゃん


「プリン姉さんが」


「ボクのこと・・・」


「ウザイって!」


「むーん・・・」


「もうイイデス」


「ホントにウザイ?」




坊ちゃんはウザくなんてありませんよ!
昨日大家さんちのプリン姉さんに猫パンチより強烈なひとことをお見舞いされ、去ってゆく彼女のお尻を見送った後のしょげようと言ったらなかった。そんな顔をされては躊躇う間もなく嘘も口をついて出るというもの。もちろん乳母は坊ちゃんをウザイと思ったことなど一度もないのだから、正確にはまるっきり嘘というワケではない。マコトの嘘はつかぬ主義なのだ。

しかし、プリンの見解もごもっともである。彼女にしてみれば坊ちゃんはウザイことこの上ない存在に違いない。彼女となかよくなりたいというのが坊ちゃんの願いならば、慰めるだけで済ませるワケにもゆかぬ乳母。しかしあれこれ思いあぐねても猫同士のことに介入できるはずもなく、「乳母にとってはいつもかわいい大事な坊ちゃんですよ」とお茶を濁すばかりなのである。

猫の年増オンナは一筋縄ではゆかぬのだ。
気難しいプリンをどうにか懐柔できないかと、ここでない知恵を絞っているニンゲンの年増オンナでなんとか我慢していただけないものだろうか。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウザイオトコ


「ふんふんふーん」


「あ、またあの小僧だわ」


「ひとこと言っていいかしら」

090822-4.jpg
「アンタってホントに・・・」


「ウザイのよねぇ」


「ふん、じゃあねっ!」


「ボクってウザイ・・・」




猫もニンゲンも、オンナはマコトにキツイ。
プリン姉さんに会えばいつでも、少しでもそばに行きたくて突進していく坊ちゃん。礼儀をわきまえぬその傍若無人ぶりに毎回辟易させられているプリン姉さん。
オトナだからと我慢を重ねていた彼女についにキツーイひとことを浴びせられ、後姿を見送りながら渋いモノでも口にしてしまったかのような顔になってしまった坊ちゃんである。

プリンにだって1日の予定があるのだ。なわばりの見回りも然り、夕涼みも然り。それを毎回毎回邪魔してばかりいるのだから嫌われたとて仕方ない。ずっと仔猫のつもりで何でも許されると思っているお坊ちゃんにはそれがどうしてもわからないのである。
そしてまた、ただただ一緒に遊びたいだけの坊ちゃんの真っ直ぐな気持ちも、プリン姉さんにはどうしてもわかってもらえないのだった。・・・切ないねぇ、坊ちゃん。





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| プリン | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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稚き坊ちゃん


坊ちゃんと出会って3年目に突入したので、今日はちょいと趣向を変えて仔猫時代の写真を引っ張り出してみることにする。上の写真は拙宅に来て2日目のもの。この頃から膝と言おうか股がダイスキだった坊ちゃん。
Tシャツを吸っては乳母の股で寝るという繰返しであった。当時まだエアコンがなかったので、これが死ぬほど暑かった。膝には坊ちゃんを、アタマの上には凍らせた保冷材をのせて残暑をやり過ごしたのであった。


側溝の中にひとりでいたところを保護された坊ちゃん。見た目にはそれほど汚れていなかったのだが、抱き上げた時悶絶ものの異臭がした。
で、連れ帰って即刻お風呂。ノミもいたので、洗面器のぬるま湯にムトハップというイオウの入った入浴剤(大変残念なことに現在は販売されていない)を少量溶かした中にとぷんと漬かった後、ワシャワシャと洗われた。
坊ちゃんはお風呂が心地よかったらしく、洗面器の湯船の中でウットリ。
一旦キレイになったら毛づくろいも熱心に。イッチョマエの姿。


数日が過ぎた頃。今では小さくなってとてもじゃないがはめられぬ首輪のバックルがやけに大きく見える。鼻つらの長い、気の弱そうな顔をした仔猫であった。
仮に5匹の兄弟だったとしたら、当時の体の大きさと気質からしておそらく下から2番目といったところではなかろうかと思う。
ところでベロ出しの兆候はこの頃から既に表れていたようである。


1週間を過ぎた頃。コンパニマルの赤いネズミは坊ちゃんの最初のオモチャでもあった。掴んで噛んで蹴って、ヨダレまみれになったのを投げ飛ばして、一緒に寝てと大活躍であった。耳やシッポが千切れても遊んでいたのに今では見向きもされなくなり、オモチャ箱の底で淋しそうにしている。


遊んで食べて甘えた後のシヤワセ満足寝顔。このニンマリ寝顔は体重が10倍以上になった今でもよく見かける。最近少々オッサン臭くなっては来たが満足と安心の証。こういうマヌケ顔で眠る日がずっと続くようにと乳母は願い、日々坊ちゃんにお仕えしているというワケである。





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| 稚き頃 | 21:00 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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足並み揃えて


今日もこうして空を


一緒に仰いでいる


これからもずっと


足並み揃えて


一緒に歩こう


ね、坊ちゃん




2年前の今日、坊ちゃんと出逢ったのである。
生後推定1ヶ月半、体重わずか550グラム、側溝の中から不安そうにこちらを見上げていた顔を今でも憶えている。抱き上げたときの頼りない軽さも、西へと傾いてゆく太陽の最後の光で茜に染まった夕風に吹かれほやほやと揺れていた背中の柔毛の様子も。

あれから2年が矢のごとく過ぎたが、仔猫時代がずっと遠い昔に感じられるほど健やかに育った坊ちゃん。一緒にいることがすっかり日常になっても、本当は当たり前なんかではないのだ。日々当然のように一緒に過ごせることが乳母にとっては特別なことなのである。

晴れていようがいまいが、明日もまたこうして坊ちゃんと一緒に同じ空を見上げよう。これからもずっと足並み揃えて一緒に歩いて行こう。今では頼もしくさえなったその背中に向かって、げに微けく呟いてみた乳母である。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヒンヤリ枕


坊ちゃん、氷枕はいかが?


「ヒンヤリしてて」


「うひー」


「イイ気持ちデス」


「ふー・・・」




ヒンヤリとまどろむ夏の午下り。
坊ちゃんがもたれているタオルの中には凍らせた保冷材が仕込んであるのだ。暑い暑いとグダグダしては恨めしそうにヒトの顔を見るので、即席氷枕を設えて差し上げたという次第。
これが思いのほか気持ち良かったか坊ちゃんのご機嫌は上々。ヒンヤリ枕にくっついてすっかりご満悦の様子である。時折窓から入って来る日向の匂いの風にヒゲをくすぐられながら眠るでもなくまどろんで、グダグダしているのには変わりないが、恨めし気でなければそれでヨシ。乳母の精神衛生にも非常によろしい。

それにつけても、暑そうにしているだけで頼みもしないのに氷枕のサービスとは高級リゾートより好待遇。なんともいいご身分だこと。首に巻いた手拭いで汗を拭きながら、たまにはお役目交代してもらいたいものだとお坊ちゃん猫を横目で見る乳母である。
あと3時間もすれば日が暮れて来る。今日も欠かせぬパトロールのお勤めが坊ちゃんを待っている。どうぞそれまでごゆっくりお休みあそばせ。





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| 寛ぎ猫 | 21:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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送り盆の名残


「ムッ?怪しいモノが!」


「噛みつかないかな?」


「むーん・・・」


「コリャ何だろう?」


送り盆の跡ですよ、坊ちゃん
「ふーん・・・」




散歩中、ゆうべの送り火の名残をあちこちに見た。
いつもまっすぐ前を見て生きている坊ちゃんに盂蘭盆の意味を教えるのは難しい。虹のふもとで死者が幸福に暮らすという話も美しいが、死者の霊を迎えたり送ったりする日本の風習も、毎年還って来て欲しいという願いが込められているようで悪くないと乳母は思う。


死者の乗り物は胡瓜と茄子。関東では概ね、「来る時は胡瓜の馬で素早く、帰りは茄子の牛でゆっくりと」というのだが、ご近所の送り盆の跡には刻まれて蓮の葉に包まれた胡瓜と茄子が残されていた。横には藁で作られた馬と牛が添えられている。イイ歳こいてモノを知らぬ乳母は「ふーむ、送るときはこんな風にするのか」としげしげ見入る。

イタズラするでないと抱き上げた坊ちゃんの重さが腕にあんまり心地いいから、実家に電話して、お気に入りの隠れ場所だった2階のテレビの裏に先代猫が還って来てはいなかったかと確かめたくなった気持ちが、喉の奥の方へすーっと消えていった夕方であった。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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似たもの同士


葉陰でそうやってジッと


獲物を待っている姿や


自慢の武器をせっせと


手入れしている様子や


ときどきカメラの方を


意識するところまでも




なんだかアナタたちよく似ていますよ。
カマキリと坊ちゃん。単独で行動するハンター同士、種の違いを越えてどうも似ているように思えてならない。待ち伏せや武器の手入れはハンターなら当然のこととしても、カメラを向けているとこちらを気にする様子まで本当によく似ているのである。
この間チビッコカマキリをバッタと間違えて出した手を慌てて引っ込めたのも、やはりハンターの気迫を見てとったからなのではなかろうかと改めて思う。
ところで気迫充分なこのカマキリも親指より小さなチビッコである。大きさからして件のカマキリが乳母の願いを聞いて庭に来てくれたのだと思い込むことに決めた。
愛嬌たっぷりに様々なポーズを披露してくれて、カマキリというのは随分と表情豊かな虫なのだなぁと、坊ちゃんを忘れてしばし見入ってしまった。
090816-7.jpg
葉陰に隠れたのを覗き込むと翡翠色した目玉をつやつやとさせて、やっぱり彼女もこちらを見ている。あんまり可愛らしいので「ずっとウチの庭に住めば?」と誘っておいた。
うだる暑さの狭い庭で背を向け合って、今日のハンターたちはそれぞれの獲物を狙っている。




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| 庭と猫 | 21:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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夏の日のベロ


坊ちゃん、ヘンですよ?
「エ?」


ベロしまうの忘れてますよ?
「ベロ?」


坊ちゃんたら
「へ?」


「ボクにナニか用デスか?」




ベロが出てるもご存知ないのである。
暑いと、このアルミダイキャストの椅子の脚やら真鍮製のピアノのペダルやらにくっつきまくる坊ちゃん。硬くて痛くないのだろうかと思うが、ヒンヤリ気持ちいいらしい。
おまけにこの場所は窓からの風が台所に抜けていく上、横で扇風機が回る絶好の納涼ポイントなのだ。居心地いい場所をよくわかっていらっしゃる。

しかし、あまり居心地が良すぎたか、ふと見ればベロが出たままである。「坊ちゃん?」と何度も呼びかけるも真顔で「エ?」とこちらを見るばかり。乾いてしまえなくなりますよと言っても気づきはしない。涼しい場所は把握できても自分のベロは把握できないのである。
いつぞやの散歩で暑さに辟易したときもそうだったが、あんまり暑いとベロまで神経が行き届かなくなるのだろうか。若かりし夏の日オートバイに乗っていて、暑さでアタマがぼーっとして信号で止まった時足をつくのを忘れたことがあるが、あれに似た感じなのだろうか。
いや、あまりにもトボけた顔つきからすると、案外確信犯的にベロで体温調節しているという可能性も否定できない。誇り高き猫族のはしくれなのだからそれはあんまりである。口元キリリと、どうかベロはしまっておいてくださいよ、坊ちゃん。





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| 寛ぎ猫 | 21:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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暗闇のヒーロー


「ゴッサム町内の安全のために」


「ジョーカーに悪事を働かせないために」


「夜間のパトロールが重要デス!」


「今夜もシグナルがボクを呼んでイマス」




暗闇のヒーロー、その名も『ニャットマン』・・・?。
サーチライトでとんがり耳のシグナルが浮かび上がればどこであろうと駆けつけて、犯罪撲滅のために今夜も戦うのだそうである。牙と鉤爪を装備して、ニャットハーネスを身に纏い、危険な場所は執事ならぬ乳母の背負った低速ニャットお駕籠で移動。小さな町内の治安を守るため、今日も強きを恐れ弱きを小突く闇夜のスーパーヒーローなのだそうである。

自分より小さな者にしか戦いを挑まないこのヒーロー、身の程を知っているという観点ではそれで良し。でも本当の悪事を働くのはアナタよりずっと大きな生き物たちなのですよ。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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スズメ占い


坊ちゃん、スズメ来ましたよ


「キタキタッ!」


「行きマスよ」


「突撃ッ!!」


「トリャッ!!」


「成功しマシタ!」




1羽だから、今日の運勢は末吉でしたね。
坊ちゃんが毎朝欠かすことのない遊び・・・それは以前ご紹介した『スズメアタック』である。
朝ゴハンもそこそこに窓辺で待ち、アタックが成功したか否かでその日のテンションが決まると言っても過言でないほど。1日の運勢を占ってでもいるかのようなのだ。

何もないところに毎朝ナゼにスズメがやって来るのかと思った御仁はかなり鋭い。実は坊ちゃんのために乳母が少量の小鳥の餌を毎朝まいているのだ。そんな我が家の庭のスズメ食堂は鳥の食べ物が少なくなる晩秋に始まる。そして食べ物が豊富にある季節には食堂は休業となる。つまり本来であれば今は休業中・・・のはずなのだが、今年は坊ちゃんの気合に負けて時折極少量を未だにまいているのである。

食堂シーズンの始めは庭は大賑わい。狭いところに10羽も集まるとキモチワルイほど。しかし毎回網戸越しの坊ちゃんに脅かされるのだから、スズメたちはタダで食事できるわけではナシ、正直すぐに怖がって来なくなるだろうと思っていた。ところがスズメらの肝っ玉も大したもので、季節が進むにつれ坊ちゃんのアタックに慣れてゆくのである。
いちいち遠くまで逃げて行かなくなり、ついには坊ちゃんが朝寝を始める時間帯まで待つようにさえなる。なんという逞しさ。お百姓さんに嫌われるワケである。
坊ちゃんにとっては占い、スズメにとっては猫の攻撃をかわすトレーニング。あとは、本当の外猫が狩りに来ないよう、乳母は見張っていれば良い。



野鳥に餌をあげるのは良くないという見解もあります。
そのような考えに逆らうつもりはないので、まく餌は 
本当に少量です。スズメたちが食堂ばかりをアテに 
して自分で餌を捕らなくならぬように留意しています。
それでも、たとえばもしも町内のすべての家のヒトが 
「チョットだけだから」と餌をまいたら、やっぱり身近な 
生き物たちによくない影響を与えるのかもしれません。

そういう問題にお詳しい方で生態系または環境 
保護的観点から
、例え少量でもスズメの餌やりは 
やめるべき!と思われる方がいらっしゃったら、ぜひ 
論理的にご教示くださいませ。自分の飼い猫が楽し 
ければそれでイイとは思っていませんので、身近な 
生き物に悪影響を及ぼすのであれば即刻止めます。




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| 遊ぶ猫 | 21:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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庭のケモノ道


毎日欠かさずそうやって


茂みに分け入って行くので


いつの間にやらケモノ道


「ボクが作ったデス!」




坊ちゃんの通り道の下草が見事に消滅。
常日頃、猫は優雅で身が軽く通った後も残さないと感心していたのだが、日々同じ場所を通るとなると話も違って来るらしい。気づけば庭にケモノ道が出現していた。
草丈の高いものが伸びて来ても、おもむろに頭を突っ込んで分け入って行くのである。それでもよくしたもので、もともとそこに生えていた植物たちは場所を譲っただけで安泰である。

茂みに藪蚊はつきもの。いつぞやの蚊取安息香ではさすがに追いつかず、坊ちゃんのまわりにぶんぶん飛んでいる蚊どもを後から両手で懸命に払う乳母。その姿はヘタクソな盆踊り。その手は毎日蚊の餌食。貧血気味だというのに大盤振る舞いなのである。
乳母の踊る奇妙な蚊払い音頭は、他所様が通ると慌てて止めなければならぬほど怪しい動き。坊ちゃんは専用通路の奥から今日も涼しい顔してそれを眺めているのである。

cut0812-5.jpg
ところでケモノ道の入口を彩るこの花は
広葉マウンテンミント。
なにやら粉っぽく見えるのはウドンコ病ではない。夏至の頃から株の上の方の葉が白くなるのである。スーッとする香りと相まって清涼感のある草である。
中心から咲き進むので外側の花が咲く頃に真中が茶色くなるのがちと惜しい。




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| 庭と猫 | 21:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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玉座で初仕事


「今日こそ天辺まで行きマスッ!」


「もうチョット・・・」


「届いたッ!!」


「ボクはついにやり遂げマシタ」


「それでは・・・」


「イタダキマース」




民草の睥睨はどうなったのです?!
従者にとってはあまりに仰天の結末である。坊ちゃんがこの玉座を目指し始めたのはまだ梅雨の頃。幾度かの果敢な挑戦のたび、ついに玉座に手が届き高みから町内を見渡す猫王の姿を胸に思い描き、その日を夢見てついて来た乳母でした。
今日こそはの気迫を見てとって、アナタ以上に胸を高鳴らせながら一緒に長い階段を駆け上がって来たワタシの気持ちはどう整理しろと仰るのですか。

シッポをふくらませやっと届いた玉座で、その得意気な顔で、最初にすることが草喰みとは。
ときどき「メェ」と鳴いているような気がすると思ってはいたが、気のせいではなかったのだ。道理でいつも草を食べたがるはずである。猫の姿はまやかし。ヤギだったのだ、坊ちゃんは。

ヤギの王、本日ここに誕生す。
玉座のエノコログサの記念すべきお味はいかがなものだったのだろう。





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股猫寝夏の陣


「真夏の股猫寝の心得、それは」


「暑くなったらお腹から熱を逃がし」


「決して股から離れないことデス」




これが滅法暑いのである。
このところ夜温が25度を超えるようになったので夜はエアコン稼動。しかし、冷房ではなく除湿のみで設定温度は29度。窓は網戸のままである。
静かに眠るぶんにはこれで充分快適なのだが、股にピッタリと猫がくっついているとなると話は別。坊ちゃんの体温で温まったリンパ液やら血液やらが体中を巡り、全身ホカホカのむわんむわんになるのだ。ついでにこの体勢では寝返りひとつ許されぬ。
オマケに横では連れ合いがグオーグオーと高鼾。もひとつオマケに網戸越しに隣のジイさんの鼾の応酬。こちらでグオッとやれば隣からゴゴゴッと返って来るのだから堪らない。

こうなるとちょっとした生き地獄である。

鼾合戦の合間に気持ちよさそうな坊ちゃんのぷすぷす言う寝息を聞きながらまんじりともできぬまま、空が白々として来たことを窓の明るさで知る。
それが我が家の股猫寝夏の陣。坊ちゃんは夜通しこうして充電。乳母はこうして夜通し蓄熱。夜な夜な繰り広げられるエネルギーと熱との交換である。朝寝をしても文句は言われまいて。





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坊ちゃんも災難


風呂場でシャンプーを泡立てていると


ナゼか懲りない猫がやって来るのだ


「ナニしてるデスか?」
フッフッフッフッ・・・


「また洗われてしまいマシタ」


「・・・早く拭いてくだサイ!」




ヤモリ氏の災難の後は坊ちゃんの災難である。
イヤがるクセして、寝ていたクセして、シャンプーを泡立てているとイソイソと風呂場にやって来る坊ちゃん。シャンプーの時とっ捕まえて強引に連行せずに済むのは大助かりなのだが、風呂場の戸を開けたままで首輪を外し始めてもオットリ構えている彼の、危機管理能力はちょっと怪しいのではなかろうか。
空の浴槽の中でフチにシッカリとつかまって立ち、遠慮なくシャワーをかけられて、ヒトの顔を必死に見上げつつ鳴いたり唸ったりしながらも、今月もアッサリ洗われてしまったのである。
あれだけ転げ回ったら念入りに洗わないとね。

普段聞くことのない坊ちゃんの唸り声を聞けたり、殿様と女中の立場が逆転したかのようなフシギな勝利の気分に酔いしれたりと、乳母にとってシャンプーは月に一度の楽しいイベント。
それに真夏は身体を濡らしてもさほどイヤがらないのでラクなのである。しかし、閉め切った風呂場で汗だく。泡だらけの坊ちゃんが手をのばして来たので引っ掻かれるかなと思ったら、顔にコッペパンチしながら頬につたった汗を舐めてくれたのだった。
(*コッペパンチくるねこ大和さん命名のトメちゃんの得意技である)

タオルドライの後ちょっと毛皮を舐めたと思ったら、スリスリとご褒美の催促が始まる。ボサボサ湿ったままでダイスキなモンプチのスープを勢いよく平らげてご満悦。

洗ってもらってご褒美までもらえて、果たしてこれは災難なのだろうかと、毎回首を傾げる乳母なのである。

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ヤモリ氏の災難-3


「アレで遊びタイのに・・・」


「ア、そうだっ!」


「コッチにまわってみよう」


「シッポ捕まえたケド」


「動かなくナッチャッタ」


「本体は上デスか?!」




それは一瞬のうちに起こったのであった。
そろそろ日も暮れて来た頃、やっと反対側にまわることを思いついた坊ちゃん。入らぬはずの手が反対からなら入らぬものかと苦悶する姿を見守っていたら、忍法が見破られた事に気づいたヤモリ氏が突如として遁走。乳母に瞬く間も与えず、坊ちゃんは氏に踊りかかったのだ。

それでも、ヤモリ氏が無事逃げおおせた姿はしかと見届けたのだが、ハテ?坊ちゃんが弄んでいるのは?・・・ヤモリ氏が残したシッポである。氏の見事な戦略に嵌まり、動き回るシッポを夢中で追いかけているのだ。シッポ祭りが終わって「本体はドコ?」と気づいた頃にはヤモリ氏は忍法雲隠れの術でドロン。影も形もないのである。
今回の勝負も鮮やかな術でヤモリ氏の勝利。
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しかし氏のシッポは失われてしまった。また生えてくるとは判っていても、食べもしないのに大事なシッポを千切ってしまったのは、あろうことかウチの坊ちゃんなのである。氏も命こそつないだが当分不便されるであろう。遊びのつもりでそんな目に遭わせてしまって恐縮である。
動かなくなったからと放置されたシッポは、申し訳ない気持ちで一杯の乳母がプランターの土の中に埋めた。せめてものシッポ供養である。

ヤモリのシッポ土の中。無念無念の土の中。
坊ちゃんはといえばシッポのことなんぞとうに忘れて、ヤモリ氏の本体は柱の上だろうかと、すっかり暗くなった庭でじっと目を凝らすのであった。ヤモリ氏に幸アレ!



これにてヤモリ氏のシッポ騒動はオシマイ。


ヤモリ氏の災難 他の記事はこちら→12・3 




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ヤモリ氏の災難-2


ペッタンコのヤモリ氏は微動だにせず


「届かナイ・・・」


「むむむー」


「フーンッ!」
(荒い鼻息)


「むむむむむっ?」


「ムキィーッ!!」




断じて動かぬヤモリ氏の『いないフリ忍法』は 
見破ったものの、どうしていいかわからぬ坊ちゃんである。
スグそこに見えているのに文字通り手も足も出ない。ただただアレを捕ってみたいという意思の塊となってこの悩ましいジレンマに苛まれジレにジレた挙げ句の果て、鼻息を勢いよく吐き出しつつ地面に寝転がって暴れてみる。

なるほど猫はこうして駄々をコネるものなのか。
鼻の孔は限界までふくらませてみたままだが、反対側に回ってみようという考えにはまだ到達せず、背中にゴミをまぶして転がるばかりである。
コドモの頃お菓子を買ってもらえなかったお使いの帰り道、路上を転げてみたがズンズン遠ざかって行ってしまった母の、その背中の恨めしさをふと思い出してしまった乳母であった。



まだ決着のつかぬこの騒動の顛末は、明日に続く。


ヤモリ氏の災難 他の記事はこちら→1・2・3 




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ヤモリ氏の災難-1


何を見てるんですか?坊ちゃん?


「ココに居るデスッ!」


ヤモリ氏、久々のご登場


「むーーーんっ」


「ココなのに・・・」


「むきぃーッッ!」




間違った方向から攻めている坊ちゃん。
久々の再会だというのに、シャイなヤモリ氏は門柱と雨除けの柱の間のわずかな隙間に入ったままなのである。なんとしてでも自分もその隙間に入り込めないかと、果敢にチャレンジする坊ちゃんなのだが、頭はおろか指先だって入れはしないのだ。
すっかりシビレを切らして隙間にいるつもりで空を掻く手が、ムナシイクもオモシロイ。
今度こそ先だってのリベンジをとばかりに、口をとがらせて必死なのである。

乳母心ながら言わせていただきましょう。坊ちゃん、間違っているのは伸ばしたその手だけではないのです。反対側にまわって来れば、息を潜めて微動だにしない状態で、ナゼだか半身をのぞかせているヤモリ氏なのですよ。


日暮れ前に始まったこの騒動は、また明日に続きます。


ヤモリ氏の災難 他の記事はこちら→1・23 




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モロッコ風建築


ある時はこんなふうに


足が生えてきたり


ある時は遊びの途中で


失神したように眠ったり


大活躍のモロッコハウス




晩ゴハン後の、最近の坊ちゃんの定位置。
乳母がニンゲンの夕餉をこしらえたり、出来上がった料理を食したりしている間、何故かダンボールハウスに篭るのが最近の坊ちゃんのブーム。
台所にあるので一緒にいたい気持ちの顕れであるのかどうかは定かではないが、夏の盛りにそんなところで暑くはないのか少々不可解でもある。

案の定、半時も経たぬうち箱から足が生えてくる。坊ちゃんは中で熟睡。
食事を終えてじゃらしでひと遊びしているうち、またもや失神したかのごとく爆睡。ウナギの寝床のごとき細長い空間でも、彼にとってはとっておきの寛ぎの場所であるらしい。

窓と称する穴はキタナイ切り口のまま。野蛮な作りのこのダンボールハウスを未だにモロッコ風建築なのだと言い張る図々しい乳母である。しかしそれでも、これだけお気に召していただけるとますます鼻高々と、反省の余地すら生まれないのである。





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| 寛ぎ猫 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ピンピンの鯵


釣れたてピンピンの鯵をいただく


せっかくだからお刺身にしよう


坊ちゃんの分もありますよ


「む!イイニオイデス!」


「ちょっと食べにくいケド」


「スゴクおいしいデス」




アパートの上の階のお父さんは釣りの名手でしばしばお裾分けに預かる。
この日の収穫は釣れたてピンピンの鯵。ナニを隠そう乳母の好物である。
尾頭つきの状態で坊ちゃんに見せると「こっちを見てマスッ!」とビビッて 
飛び退く。お魚というのは切り身どころかフレークかすり身で泳いでいる 
と信じているのですね、坊ちゃんは。いや、泳いでいるのは缶詰なのか。

遠巻きに眺めていた坊ちゃんだが、まな板の上で切り身に変わった途端、
イソイソ近寄って来る。慌てて2切ればかり細かく刻み、うやうやしく献上。

出来たてお刺身をいの一番に召し上がる。
ウマウマ食べて「もうないデスが?」と、物欲しげにまな板の上をのぞく。
そりゃあウマいことでしょう。捕れ捕れの切りたてのいの一番なんだから。

ところが、お腹イッパイお食べと晩ゴハンを鯵でこしらえて出してみると、
半分も食べず「これもう要らないデス。いつものゴハンは?」とのたまう。

コリコリして食べ難いというのがその理由。
鯵に謝りなさいと言っても解かるはずもなし。どうやら坊ちゃんにとって 
お刺身はあくまでオヤツかお夜食。お腹を満たす食べ物ではないらしい。





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| 徒然猫 | 21:00 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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午下がりの苦情


「暑いデス」


「・・・ふー」


「・・・・・・・」


「下向いても」


「上向いても」


「アーツーイー!」




気温に関する苦情は処理できませんよ。
だから散歩はもう少し遅くなってからがいいとご助言差し上げたのに、
今スグ外に行くんダと言い張ったのは坊ちゃんの方じゃないですか。

いざ外に出てみればあまりの暑さに辟易し、それでも少しはヒンヤリ 
感じるか量水器の金属のフタの上にへたり込んでしまった坊ちゃん。
少しでも体温を発散しようとしてか、はたまた思考が散漫になったか 
らか、ベロをしまうことも忘れてしばしの間あらぬ方角をみつめると、
横たわったまま真っ赤な鼻で、なんとかならぬのかと苦情を寄せる。

乳母とて苦情を訴えたい心情なのです。
毛皮こそ身に纏ってはいませんが、頭には帽子、首に手拭い巻いて、
通りかかったヒトが振り向く長袖長ズボン姿。全身汗にまみれた上、
変人の評判もいよいよ高くなるに違いないこの状況を、一体どこの 
コールセンターに訴えればいいのか、ご教示いただきたいくらいです。





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| 散歩猫 | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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バトンの宵

先週、あの猫田にゃん仔さんからバトンが回って来ました(^^)!
なので今夜は人生初のバトンに勤しんでみます。
      ※終わったら必ず誰かにバトンタッチしてくださいとのコトです。
それでは早速、始めてみます。



Q01 バトンを回す6人は?
     半分の3人ですが少数先鋭(笑)。
     *Q13でご紹介します。

Q02 お名前は?
     薄皮饅頭と申しまする。
     饅頭は皮が命。精神的ツラの皮はそうでもないのに、
      肉体的な方のツラの皮が薄くて苦労しています。


Q03 おいくつですか?
     オバフォーです。
     注)オーバーフォーティーのオバさんという意味。
        自分を揶揄しつつ言うのが最近の密かなブーム。
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Q04 ご職業は?
     ごろ太坊ちゃんの乳母業に専念中。

Q05 好きなことは?
     本来ニンゲンの大人は寝ないで
     あろう時間帯に坊ちゃんと爆睡する
     背徳的な行為。ああシヤワセ(笑)。

Q06 好きな男性のタイプは?
     自分なりのモノサシを持っていて、且つそれを押し付けないヒト。
     ニンゲン以外の生き物に敬意を持って接することができるヒト。
     そばにいるヒトの感情に影響されやすいので、テンションが安定したヒト。
(ありゃ、男性というより好きなニンゲンのタイプという答えですね、コレは)

Q07 特技は?
     ピアノ。観客さえいなければ相当の腕前(笑)?。
(最近はラヴェルの「道化師の朝の歌」を練習しています)

     足音を立てずに歩くこと。背後から近寄ると怒られることもしばしば。
(当の本人はいたってフツーに歩いているだけ)

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Q08 資格は何か持ってますか?
     猫じゃらし検定1級。
(半野良猫をも惑わすスナップ使いです)

     何故か自動車2種免許。
(タクシーを運転デキる方向音痴)


Q09 悩みはありますか?
     肩コリで死ぬんじゃないかと本気で思います。
(そんなことになったら坊ちゃんのお世話を誰がするのかと考えると悩ましい)

Q10 好きな食べ物と嫌いな食べ物は?
     好きな食べ物: 鰻丼と痩せた鯵と白菜のお新香、映画館のポップコーン。
     嫌いな食べ物: 生タマゴと鶏肉の皮と肉の脂身のかたまったところ。
(うっかり口にすると即リバースするので危険)

Q11 好きな人はいますか?
     アパートの大家さん。ごろ太と一緒に住むことを許可してくれた上に、
     隣の庭に猫小屋を作ってあげようかなぞとトンデモナイことを言ってくれる
     類を見ないようなスバラシイヒト。
(有難いけれどそこまではさすがに・・・感謝しつつ丁重にお断りしました)

Q12 あなたが愛する人に一言
     誠にもって忝う御座る。 (フザけてなどおりませぬ、真剣な気持ちです)

Q13 回す6人の紹介をして下さい (少数先鋭の3人です)
    ●onu2さん:   実生活における無二の友人。会えばお互いの鬱憤を
              吐き出し、笑って昇華させることのできる大切なヒト。
              厭なことがあっても、彼女と会った後はいつも晴れや
              かな気分になっているという、フシギな魅力の持ち主。
              ブログ『 hanamugi 』は現在開店休業中?(笑)。

    ●hinatsukoさん: 仲良し姉弟キジ白まるちゃん・白猫みぃクンとの日々
              を綴る『まるみぃ日常日記』の作者。ママ予備軍。
              陽気で好奇心旺盛な方で、猫たちもいつも楽しそう。
              ごろ太三昧に初コメントをつけてくださった有難い方。

    ●Aたんさん:  目脱力が魅力のルイ氏・案外と繊細なラフター氏・
              甘えん坊トリスタン氏の個性豊かな坊ちゃんたちとの
              睦まじい生活が綴られたブログ『坊ちゃん's 』の作者。
              ホンワカ優しい印象でいながら、猫らの機微を読み
              取る眼力は案外と鋭いかも(笑)。


Q14 最近買ったモノは?
     特筆するような買ったモノはないのですが・・・買う予定のモノがあります。
     それは小型のフードミル。坊ちゃんの半手作り晩ゴハンを作るときに、カリ
     カリを細かく刻んで混ぜるのですが、包丁の刃がすぐに欠けてしまうので。
(粉のごとく刻む作業が肩コリを悪化させるのが、もうひとつの理由)


Q15 理想のデートコースは?
     ニャーッホゥー、ホートランランラン・・・と声高らかに歌いながら、
     スイッツランドの湖水のほとりを、坊ちゃんと練り歩きたいです。
(無骨なアスファルトの上ではなく、空気のおいしいキレイな景色の中を散歩したいものです)

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Q16 今の恋愛を一言で言うと
     連れ合いと一緒になって10年以上経った今、イロイロあっても日々シヤワセ。
(夫婦になってしまうとレンアイと呼べるかどうかはナゾ)


Q17 今まで年上と付き合ったコトある?
     いちばん歳の離れたヒトで11歳上でした。

Q18 これだけは負けないってコトありますか?
     甘ったれ坊ちゃんの、ゴハン椀子喰いサポート(笑)。
     次のひと口を差し出すタイミングと量の按配はワタシにしかわからぬと自負。

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(椀子喰いとは、このようにお皿からひとくち分ずつ手に乗せて供する猫の食事の拙宅における呼び名)


Q19 あなたは一人旅にでると決めました まず何をする?
     荷造りでもするかと立ち上がった途端、坊ちゃんと目が合う。
(そして‘やはり坊ちゃんを置いてはゆけないっ’と旅を中止する運びとなる)


Q20 あなたは本気で酔っ払ったらどうなりますか?
     お子様シャンペンで酔えるので、そんなに飲んだら死ぬと思う。
(しかし呑み会でウーロン茶を飲んでいるのに水割りとカン違いされるのは何故?)


Q21 好きな芸能人は?
     ●故 忌野清志郎氏 (訃報を聞いたとき、マザーテレザ昇天以来の衝撃を受けました)

     ●ジョディ・フォスター氏 (あの知性輝く青い瞳!彼女の出演作はつい観てしまいます)

     ●メル・ギブソン氏 (マッドマックス時代よりも、年齢を重ねた今の氏がよりスキです)

Q22 あなたを動物に例えるなら?
     考えたことなかったので連れ合いに訊いてみると『座敷童子』とニヤリ。
     座敷童子って動物か? 根拠は追求しないがオモシロイので採用(笑)。
(連れ合いを動物に例えると狸か河童・・・げに恐ろしき妖怪夫婦也)


Q23 最後の発信履歴は?
     実家の母親でした。 (ピンピンの鯵をたくさんもらったけどいる?と)

Q24 最後の着信履歴は?
     高校時代からの親しい友人でした。 (同窓会に誘ってもらったのに返事を忘れてました)

Q25 じゃぁ 最後にメールをやり取りした相手は誰?
     連れ合いでした。 (仕事終わったから帰る、あー疲れたと)

Q26 アドレスの27番目は?
     なんと美容院でした。 (しかも、最近行かなくなってしまったお店・・・)

Q27 携帯の送信済みの一番古いメールは誰? 内容は?
     すっかり疎遠になっている熱帯魚屋のオトコ友達でした。 
(3ヶ月も休みが取れていない彼を慰めてました)

Q28 またまた アドレス帳の29番目は?
     ペットと泊まれる某宿泊施設でした。 (なかなか泊まりに行かれません)

Q29 自分のチャームポイントは?
     ウーーン・・・・・?・・・・・あ、手です、手っ。
     ナデナデや腰パンされた坊ちゃんがウットリし、日々坊ちゃんの
     晩ゴハンをこしらえ、椀子喰いを的確にサポートし、散歩のリードを
     しっかりと握り、ピアノまで奏でる!
(なんとスバラシイ!!・・・いえ、利用価値の話ではないんですよね)


Q30 何フェチ?
     肌触りの柔らかさフェチ。さわってやわらかーい綿とかウールとか絹とか。
(猫の毛皮も然り。しかし、アゴの下のプニプニフェチでもあります)


Q31 最後にバトンが回ってきた人はどんな人?
     実際にお会いしたことはないのですが・・・。オトナの見識を備えていて、
     気持ちの優しい方だと思います。彼女独特のユーモアにも、そういうところが
     よく顕れているように感じます。いつか拝謁が叶うといいなぁ~。
(リアル福澤さんやさくらさんにもお目通りできたら楽しそう)





ふーっ!!長々読んでくださった方も、質問に 
答えたワタシも、本当にお疲れさまでした(笑)。
なんとかバトンを落っことさずに運べたかしら?
次の走者の方々、よろしくお願いします(^^)!

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