ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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仏の顔も三度まで


「嗚呼、いい陽気だなぁ~」


「銀兄貴ッ!ボクはコッチだゾ」


「やぁ」           「来てくれタッ?!」


「でも兄貴、ココはボクの席ダッ!」


「ボクの席だモン」             「ふうん・・・」


・・・みんなの席ですよ


「僕ァ構わないよ、オバさん」


「ねぇねぇ銀兄ィ~」


「銀兄ったらァ~」


「むっふーん」          「なんだい?」


「エイッ!!」            「?!」


「ドウダッ!」             「・・・・・」


「うわッッ?!」          「こいつめッ!」


「ボクだって!」           「やるかい?」


「ボ、ボクだって・・・」          「どうだいッ!!」




拳上げれば「法、法華経」、まこと長閑けき垣根哉。
遍く馴染んだ顔をして銀色の横たわる長閑けき春のアスファルト、額擦れば垣根の上で坊ちゃんが尻上げて兄貴兄貴と呼びかける。
隣に並んで腰掛けりゃ、紐付は喜んで威張ってみたり転げたり。さらりと往なした銀兄も躑躅の枝で顔はたかれて流石に些かむかっ腹。
仏の顔も三度まで。叩く振りして右左コッペパンチを繰り出せば、坊ちゃんはむきになり出した右手を引っ込めて本気出すぞと尻を上げ。
裏の林の何処からか「法、法華経」と鶯の声まで仄仄暖かし、今日も陽溜まり溜まり。


「本気出すゾ!」          「面倒な奴だなぁ」









【蛇足的余談】
日向ぼっこにうってつけの大家さんちの低い垣根は坊ちゃんのお気に入りの場所。
家主のプリン姉さんは何故かご利用にならないので、坊ちゃんはこれまでずっと垣根を独占してきた。此処に上がって端から端まで歩いたり水仙の花を楽しんだり曲者を見つけたと騒いだりしているんである。

他所様の垣根を自分の指定席だと思い込んでいるそんな坊ちゃんのために、乳母はこれまでパソコンでコッソリ「隊長」の名札を捏造してきた。
が、銀次郎と雉ノ介が車庫小屋で暮らすようになった今、垣根は最早ごろ太の独壇場ではない。みんなのものになったのだ(笑)。
エバリながらも銀兄貴と一緒でうれしいごろ太と、鬱陶しい彼をうまく往なして仲良くしてくれているマイペースな銀次郎は案外と名コンビかも。

鬱陶しい坊ちゃん猫が疎ましくて仕方ない雉ノ介は、ごろ太がいない折を見計らって垣根で寛ぎのひとときを満喫している。


「オイラはアイツの相手なんてゴメンコウムル!」

雉ノ介とごろ太のツーショットがなかなか撮れないのは残念だが、気に入りの場所を時間を分けて共有できる猫たちは実は社会的平和的生き物なのだ。
そんな猫の掟にのっとり、名札の文字は今後臨機に応変するんである(笑)。





【お詫び】
諸々の事情により、いただいたコメントへの個別のお返事できず不義理しております。
コメントのお返しもできなかったりできなかったり、できなかったりしてます(^^;)。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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今更突如寒さが戻ったりしているからなのか、それとも忍者姉弟が捕まえてしまっているのか、スミレもタンポポも咲き疲れた今日現在、未だ隊長は(隊員も!)元気なトカゲに会えていないのだ。
ちなみに木の字(ヤモリ)もぼちぼち出没してるんだけど、銀ちゃんと雉に捕られちゃってるっぽい!
先日夜の駐車場で銀ちゃんに「見て見て!」と木の字の亡骸を自慢されたんである。
車庫小屋の中にデッカイトカゲやヤモリが転がっているのをナミダ浮かべて埋葬する今日この頃。ううう・・・。

実はトカゲはすばしこいので隊長は逃がしてばかりなのよ(笑)。
だからって日向で甲羅干ししてじーっと動かないトカゲを見つけても、手を出さずにじーっと動くのを待って見つめているだけ・・・(^^;)。バードウォッチングと言い、観察が好きなんだな、たぶん。

菜種梅雨と呼ぶにはちと遅い冷たい雨も止んで春本番。気づけばもうすぐ世の中は黄金週間ぢゃないか!!
先月半ばから隊長の夜廻りも始まっているのでブ活の時間が更に減りつつある饅頭です。
今日の更新もダメかと思ったけど、ギリギリ間に合ったぜ(笑)。
お久し振りにコメントくださった方々、個別にお返事できなくってごめんちゃい。

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| 銀次郎 | 20:00 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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春遠からじ梅の花


梅温もれば霙も解けて


「今日はイイ天気ダ」


「ヨシッ」


「絶好調ーッ!」


「あ、銀兄貴ッ」


「待っててくれタ?」            「ああ、うん」


「マグロッ」            「うん、カツオッ」


「合言葉、ヨシッ!」         「誰か見てる?」


「銀兄貴、今日はあったかいゾ!」


「うん、そうだね」         「お陽さまのニオイ・・・」


「銀兄貴ィ~」


「・・・・・・・」            「兄貴ってば~」


「ちょっと面倒くさいけど」


「まぁ、つきあおうか」




霙解かして梅の花、陽射し嬉しや春兆し。
梅の花なぞ咲き初めりゃ、霙も解けて春隣。
気合い充分隊長空を仰いで爪を砥ぎ、日向ぼっこに出かければ人待ち顔の銀次郎。
待たれていたと思い込み空かさず唱える合言葉、返事はしたが銀兄は揺らめく陽射しに上の空。兄貴兄貴と責っ付かれついに釣られて転げれば、玉座にまします女帝陛下が呆れた顔で見下ろせり。春の陽溜まり溜まり。


「やれやれ、小僧どもと来たら・・・」









【蛇足的余談】
今更ながら今世紀最大の寒波が来たとかでいつまで経っても寒い。今世紀ったって今世紀になってからまだたった13年しか経っていないが、とにかく寒い。
寒い寒いと呟きながら霙降る中急ぎ足でお使いに出かけたら、オリョの家の梅が咲き始めていることに気づき、しばし仰いで目を温めた饅頭である。

その梅の花が霙も冬の寒さも解いてくれたのか、少しずつ巷が暖かくなり、光の色も春めいてたちが日向ぼっこに勤しむ姿が目に付くようになった。
溜まりの陽溜まりは材木店を営む大家さんちの門の横、事務所の窓の下なんである。
銀次郎と雉ノ介が車庫小屋に引っ越して3か月。いつかそのうち、このあたりで彼らが寛ぐ姿を見たいものだと夢見ていたが、駐車場の車ばかりか材木店に出入りするトラックやフォークリフトが大きな音を立てるので、彼らがそれらに慣れるのはまだまだずっと先のことだとばかり思っていた。
しかし、彼らは予想よりずっと早く色々なことに馴染んできたようで、善哉。
女帝プリンも寛大なお心で彼らを受け容れてくれている様子で、尚善哉。

暖かな陽射しの中、銀次郎もいたとあって嬉しがっているごろ太の隣でなんとなく上の空だった銀兄貴は、ひょっとして門柱の上から見下ろしているプリン姉さんの存在を知っていて、見栄を張っていたのかもしれぬ(笑)。
ちなみに雉ノ介は気難しいプリンに気に入られていてしばしばこのあたりで寛いでいるのだが、威張りんぼのごろ太が近づくとイヤ~な顔して立ち去ってしまうのでなかなか一緒に撮影できないんである(^^;)。





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お風呂好きな猫、厭がって泣き叫ぶ猫、浴槽の蓋の上ならご機嫌な猫・・・いろいろだよねぇ(笑)!
(そうか、ごろ太には風呂の才能があったのか!!わはは)

そう、ごろ太はモンプチのパウチがもらえるなら毎日風呂でもいいと思っているかも。
以前はワタシが風呂に入っているとすっ飛んで来て、浴槽の蓋の上に陣取ってゴロゴロ喉を鳴らしていたけれど、湯船に浸かるようになってからは蓋の上で「入ってもいいケド?」と期待のマナコでヒトを見詰め、入れてもらえないとわかると退場するようになったのよね。
つまり風呂は好きなんだから、ホントはご褒美は要らないんじゃ・・・?!

それでもさすがに飛び込みはしないあたり、辛うじてまだ猫なのだ。
「一度落ちてみたらいいのに」(by NEccoSun さん)というつぶやきに大爆笑。けど、もし落ちちゃったら(シマちゃんみたいに)怖い思いしたからお風呂ダイッキライ!になっちゃうかもしれないから、湯船には平和的手段で入っていただくのが吉かも。
そういえば実家の先代猫も夜中にひとり浴槽の蓋の上で暖を取っていて、なぜか蓋が外れて落ちてずぶ濡れで駆け回って大騒ぎしたなぁ・・・。

でも、初めてごろ太を抱いて湯船に入るのには結構勇気要りましたとも。
だってこっちは丸腰の素っ裸だから、もし大暴れでもされたら身体中縞模様になるもん。


ええと、以下は初めてコメントいただいた方へのピンポイントお返事です。
みなさんはじめまして(^^)。コメントうれしいです。ありがとうございます。

ゴロ猫tomo* さん、親近感~!実は普段「ゴロ」、「ゴロー」と呼んでしまっているのでウチの猫は自分の名前を「ゴロウ」だと思っているかもしれません、むふふ。
ミルクティ色というのはここでは禁句なのです。だってこっ恥ずかしくて悶絶しちゃうのですよ、饅頭が(笑)。

aala さん、必要があれば猫も泳げちゃうみたいですよ。
お風呂やシャンプー、厭がる子は厭がりますよね。でも大声上げても洗わせてくれるのであれば、実はまんざら厭でもないのかもしれません。毛皮がきれいになると猫も気分いいみたいです。

ゲンタくんのパパさん、猫はこまめに毛繕いするし、ホンキで厭がる子は無理に洗わなくてもいいのよね。
お風呂はイヤでも「かわいいでちゅねぇ~。チュ~」は喜ばれてますか(笑)?ふっふっふ。
いろんな虫のお写真いつも楽しみにしてます(そのパパさんですよね?違ってたらどうしよう ^^;)。

sheka さん、こちらこそ何度かナイショでコメント入れようとしたんだけど何故か書き込めなくて(泣)。
オヤツも同じあげるならより猫が喜ぶタイミングを作れるとお互いシヤワセですよ。ただ、ジュリー氏の場合はそういう工夫はまだ少し先になるかもね。築かれつつある信頼関係を大切に、がんばってね!!

タータンチェックさん、引きずり込んでごめんなさい、むっふっふ。
お風呂、家の中で暮らしている猫ならそんなに必要ないですよ。一緒に入るのは楽しくもあるけれど、赤ちゃんをお風呂に入れるのと同じでこっちはのんびり入っていられないし、結構メンドクサイのです(笑)。

マッキーさん、動物は身体が濡れるの大抵厭がりますもんね。犬でもお風呂嫌いの子結構いるみたいだから、必死で抵抗するのは純然たる猫の証(笑)。腕が傷だらけになってもシャンプーしてあげていたなんてすごいです!ずぼらなワタシならすぐあきらめちゃうかも~。

| 銀次郎 | 20:00 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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子猫の暦も浅き春


もしもし、そこのミッケちゃん


あんまりこっちに来ちゃイカン


「どうしてナノ?」


「帰ってもいいけど・・・」


こっちにはヲヂチャンが大勢居るよ


「それは厭ナノ」


気をつけてお帰り


「ムッ!ミッケ忍者?!」


「なんだかチョット・・・」


「色っぽいニオイがする・・・?」


「厭ナノッ!」          「チョット確認」


ありゃ!チャッシー、オトコ同士で予行演習?


「コイツ最近ヘンなんだ」


「ンモー、シツコイッ!」




色めきたてば子とて、予行演習春浅し。
というワケで忍者姉弟たちも、そわそわムラムラと落ち着かないんである(^^;)。
これはマズイと慌ててボランティアさんに連絡を取り、ミッケちゃん捕獲>ヒニンシュジュツ>リリース大作戦に饅頭は先週から駆け回っていたのである。
なので本日ちょっと遅刻の簡易更新(2/21:コメントのお返事は↓に追記しました)。
目出度く彼女の手術は無事終わり、リリース済みなのでご安心あれ。
コドモを産めなくしておいて目出度いもないんだけど、これで地域として決まったお宅でゴハンをもらい続けることが約束されたからね。


「なんか最近落ち着かないんだよね」




【お詫び】
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忘れた頃にやっとお返事(2/21記)。
小石に夢中の隊長、ああ!確かに小狐にも見える!動きも似てるかも(笑)。
(キツネはイヌ科の中でもよりに近いんだったっけ?)
ポンポンにふくれたタワシッポで楽しそうに遊ぶ猫の姿って面白いですよね。

銀次郎と雉ノ介、きっと(少なくとも前よりは)シヤワセだよと言ってくれたかた、ありがとう(泣)。
彼らが今日も小屋に帰って来てくれるよう、饅頭がんばらねば(ちょっと汗)。




alpenkatze さん、予測のつく動きのときは正面でカメラ構えて待てるけど、突発的に撮りたいことが起きたときはやっぱり間に合わなくってお尻や背中になっちゃうのよね(^^;)。
ところで、夜はサボると決めたごろ太の代わりに、太郎ちゃんが夕方任務こなしてくれて頼もしい!汚れる場所で転がるがいいさ!(ウチでは風呂が待っているのだ)

うずら母さん、石ころ遊び始めたばっかりの頃はとても写真なんて撮れませんでしたよ~。
あまりに盛り上がって次どんな動きをするか予測しづらかったし。遊びがマンネリ化してきた今だからなんとか追いつくんだけど、最初の頃の新鮮さとはなんかビミョーにチガウかも(笑)。

| 忍びの三姉弟 | 22:50 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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猫隊長の暗黒面


「次はドコに行こうカナ」


「ムッ!銀兄貴!」


「マグロッ」            「やぁ、カツオ」


「アレ?」         「僕ァちょっと急ぐんだ」


「オバさ~ん」


「・・・オバじゃなくてボクの乳母ダ!」


隊長?銀ちゃんとなかよしですよね?


「合言葉は言ったよ」           「なかよくできるッ」


「僕ァ気にしないよ」           「できるケド・・・」


「今ジャナイモン」


「あ、僕もそっちに行こうっと」


「ついて来ないでクダサイ」


「僕ァ部屋に戻るだけだよ」




お伴に擦り寄る銀兄に、隊長忽ちふくれ面。
お天道様に励まされ雪解け水を踏みゆけば、車の陰から銀次郎。
気合いを入れた合言葉交わしたまではよかったが、僕は急ぐと銀次郎、隊長を通り過ぎお伴の膝に擦り寄れば、隊長忽ちふくれ面。
眩しい陽光曇らせて暗い気持ちが湧き上がりゃ、なかよくできると言いながらその裏腹な足取りで兄貴に背を向け歩き出し、後に続く銀兄について来るなと耳を伏せ。







【蛇足的考察と余談】
隊長はオモシロクナイんである(笑)。
銀ちゃんが自分への挨拶もそこそこに乳母のほうに行ってしまったことが。
そして「ボクの乳母」にスリスリしたり撫でられたりしていることが。
そのことによって散歩に水を差されてしまったことが。

(動物)はヤキモチを妬かない』と記されている本を結構みかけるのだが、実際のところはかなりはっきりとヤキモチを妬くと思う。ごろ太はご幼少の頃から連れ合いにヤキモチを妬いて拗ねていた。
ブログを毎日更新していた頃はパソコンにもヤキモチを妬き、やっぱり拗ねていた
次のヤキモチ相手は散歩中に道端で会うご近所さん。立ち止まって話などすると、最初のうちこそ近くで座って大人しく待っていてくれるが、話が長引くとワタシの脚に何度も擦り寄って抗議の鳴き声を上げたり、リードの届く範囲をダッシュしては戻ったりして、なんとか自分に注目を向けようとなりに工夫するのだ。
しばしば長話してしまう相手というのは大抵決まっている。その相手をごろ太は憶え、困ったことに次からは姿を見ただけで「アッチに行くゾ!」と反対方向にワタシを引っ張るようになるんである(^^;)。
散歩中によく出会う犬とワタシがなかよくなると、勿論その犬にもヤキモチを妬く。
そんな我儘隊長は、せっかくトモダチになってくれた銀次郎や雉ノ介が徐々にワタシに懐くにつれ、彼らが姿を現した途端に踵を返して反対方向へ走り去るような仕草を見せるようになってしまった。

はヤキモチを妬かない』といろんなエライヒトが言っているので、ヒトから見るとヤキモチのように見えても実は別の理由があるのではないかと、ごろ太のそうした行動をかれこれ1年以上つぶさに観察(銀次郎と雉ノ介が大家さんちの車庫に引っ越すよりずっと以前からこの行動は頻発していたのだ)してきた。
いの一番に思いつくのはナワバリの主張だが、以前からお互いの最重要域にはどちらも出入りさせない工夫をしていて、銀次郎と出くわすのは共用エリア。
共用エリアでは先にいたほうの猫が優先というのが猫の世界のオキテの基本らしいので、ひょっとしたら自分が先にいたと主張したいとか、相手が先にいてちょっと面白くないとか、そういう理由も考えられなくはない。

置き去りにされた銀次郎と雉ノ介にゴハンを差し入れるようになった直後と、昨年晩秋の彼らの引越し直後に特にエスカレートし、ごろ太は時に挑発的な鳴き声まで発したりしたので、これはイカンと乳母は思った。
ワタシが銀次郎たちにゴハンをあげたり世話をしたりするようになったことは、おそらくごろ太にトモダチと競合することがあると教えたようなものだったのかもしれない。
(その時点ではそれでもまだヤキモチで済んでいたのだろうと思う)
更に引越し後には、飼い主ばかりか気に入りの場所も競合せざるを得なくなったワケだから、そりゃオモシロクナイんである。
(この時点からナワバリを主張せねばという気持ちも生まれたように思う)
それでも銀次郎たちは此処で暮らすしかないので、少しでも心の負担を減らしながらごろ太に馴れてもらうしかないと始めたのが「なかよし大作戦」。
彼らと出くわすたびにごろ太に「なかよくしてくださいね」と声をかけ、挑発的な行動を取らずに挨拶できたら褒めちぎりつつオヤツのシーバを2~3粒あげるんである。
彼らと出くわすと褒められたりオヤツを貰えたり、イイコトがあるのだと思い込んでいただき、彼らの姿=イイコトという思考回路によって不快さが消されるという作戦だ。

もちろんシーバはその場の全員に配るので、銀次郎や雉ノ介にとってウチの隊長はオヤツを運んで来るイイヤツということになる。

この作戦が功を奏したか、最近ではごろ太のナワバリ主張は消えてヤキモチだけが残り、写真でお伝えした程度のソフトなものに変化した。
ごろ太のご機嫌上向きシッポは車の陰から銀兄貴が近づいて来た姿を発見したときにもそのままなのに、銀ちゃんが真っ直ぐワタシに近寄って足許にスリッとした直後には見事なまでにふくらんでしまっている。
シッポがふくらむのは感情的に興奮したからではあるが、必ずしも負の感情ばかりを表しているワケではなさそうだというお話を随分以前にした憶えがある。
が!ごろ太のふくれっ面や銀兄貴を睨むジットリした目つき(笑)!
背中の毛までおっ立てて自分の意に沿わぬ出来事に対して威嚇的体勢で処そうとする、甘えん坊猫の暗くて深ーい暗黒面なんである。
それでも「なかよくしてくださいね」と声をかけるとなんとか自分の感情を抑えようとするあたり、いじらしいっちゃいじらしく、そんなごろ太の行動もまったく意に介さない自由なオトコ銀次郎の様子もまたオモシロオカシイ。ふふふ。

ちなみにこの時ごろ太は立ち去ってしまったのでオヤツは出してない。なかよく一緒にいるときに出さないとオヤツは意味を持たないんである。

ごろ太は銀兄貴のことが嫌いなワケではないはず、むしろ好きなのだと思う。
好きなはずの銀兄貴に対してオモシロクナイという気持ちが何故起こるのか、言語を持たず「ヤキモチ」というコトバなど知らない猫は、突然沸き起こるその感情に自分でどう折り合いをつければいいのかわからず余計に苛苛するのかもしれない。
斯様にして猫の感情というのは結構フクザツで、彼らがその心の機微を様々な表情で示すことに改めて感心させられたり面白がったりしつつ、結局は後でご機嫌取りに苦労したりしている乳母なんである。

ごろ太よ、暗闇に溺れず常にフォースと共に在れ(笑)。


ところでこの日は大雪の3日後。
そこいらじゅうに雪が残っているわ寒いわで、外を歩いても大して面白いことがなかったらしい銀ちゃんはオモチャで遊びたかったのである。
オモシロクナイ気分の隊長の目の前で遊ぶと大変お怒りになるのでその場では一旦諦めていただいたが、後からきっちりフォローしに行くんである。


雉ノ介だって一緒に遊ぶのだ


「ムググッ、楽しーい!」


「ワーッ!楽しいッ!」


「どっひゃぁーッッ!!」

と、車庫小屋で待ち構えていた宿借り義兄弟には心ゆくまでお楽しみいただいた。
こんなことをしているから自分の時間がいよいよなくなるんである。

ちなみにこの義兄弟、ごろ太に対してはヤキモチを妬かない(そういうものだと思っているらしい)が、お互いに対してはやっぱりヤキモチを妬く。
どちらかばかり構ったりするとイジケたり間に割って入って転げて見せたりする様子は、面倒臭くもやっぱり面白いんである。


巻き気味なので切り上げたいんだけど、もうひとつ余談。
(37kw さんたらスルドイなぁ!)
銀次郎と雉ノ介には12月半ば過ぎあたりから首輪をご着用していただいている。
何故なら、彼らの毛色では夜になると近くにいても全く見えないことがあるから。義兄弟の新しい住まいは駐車場の端の小屋なので車の出入りが多く、万が一の事故を少しでも回避したいと思ったんである。

なので、オバサンは反射素材で出来た首輪を調達し、首輪などしたことない彼らに練習をしていただいた後、少し早いクリスマスプレゼントとして首輪を進呈したのだ。


雉ノ介は青色


銀次郎のは赤

彼らは思いのほか首輪を厭がらないでくれたし、何かに引っ掛けて無くしたり自分で脱ぎ捨てて来る(引っ張ると外れる安全首輪なのだ)ということもなかったので、兄弟揃って今は首輪猫なのである。
首輪に関しては色々な見解がおありだろうけれど、外に出歩く猫の場合、首輪をしているのといないのとではお邪魔させていただくであろうあちこちのお宅での扱いも結構違う(首輪がないと野良猫だからと邪険にされる率が高くなる)のだ。

ついでに迷子札には饅頭の携帯電話番号が書き込まれている。
地域猫、とは言うけれど住まう処と食餌とを提供していれば他所様から見たらそれは「飼い猫」なんであるからして、首輪は「彼らの行動の全責任はワタシが負う覚悟があります」という意志表示でもある。

家には入れて上げられないが、夕方と深夜の食餌どきには小屋に戻って待っているし、呼べば姿を見せるし、昼間は駐車場で日向ぼっこをし、大家さんの庭で遊び、隊長の散歩の邪魔をし、時々饅頭とオモチャで遊び、毎晩小屋の中の寝床で寝て、大家さんから朝ゴハンを貰って、彼らはこの生活を結構気に入っているように見える。
大雪の日、小屋で夜食を食べて眠りにつく彼らの姿を見て、もしも引越しできていなかったら彼らはどうしていたことかと考えると、本当に引越せてよかった、これでよかったのだと改めて胸が熱くなった饅頭だったのであった。
(嗚呼、巻物御免!写真も多すぎた?)





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ふくれっ面続きの隊長だけど、なんだかうっかり巻物書いてしまった饅頭はお返事間に合わず(^^;)。
これぢゃ漫画ブログはとっても無理だよねぇ・・・。

| 銀次郎 | 20:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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白昼堂々隠れんぼ


「エート・・・三毛ニンジャ?」


「・・・またあのヲヂチャンナノ」


「忍法隠れんぼナノ」


「三毛見っけ!」            「見られたノ」


坊ちゃん、ちょっとこっちに来ててくださいな


「仕方ないナ」


「ヲヂチャン退いたノ!」


「アタイ、ミッケちゃん」


「弟のオツジも来てるノ」


「・・・・・・!!」        「むッ!オチビ見っけ!」


「あ、紐付きヲバサン?」


「大丈夫、怖くないノ!」


「オツジ、へっぴり腰ナノ」


「忍法へっぴり腰デス」




白昼堂々隠れんぼ、見つけられたら自己紹介。
坊ちゃんに連れられて南の階段上ってゆけば、まだまだ盛りと花々の咲き乱れたる門の前、白昼堂々三毛忍者。色鮮やかなベゴニアやインパチェンスの茂み越し、目と目合わせりゃすたこらと溝に入って隠れんぼ。
待ち構えたるオジサンに見つけられれば潔く、段に上がって自己紹介。
花の陰からこっそりと様子覗う弟忍者も、へっぴり腰で溝伝い姉に続けとご登場。
大きな紐付きおばさんに腰を抜かせば姉ちゃんに怖くはないと手本見せられ、おっかなびっくり段に上がって口尖らせてご挨拶。


「オチビじゃナイ、オツジだっ!」









【蛇足的余談】
忍びの姉弟の長女と末っ子に白昼のご対面、である(笑)。
去年の夏の盛りにまだ子猫だった彼女たちの母遊び場だったある駐車場をごろ太と夜な夜な表敬訪問していたワタシは、姉弟がお隣の町内に代々続いている誇り高き野良の血筋だということを知っている。

野良というのは滅多に鳴かない。鳴き声を耳にするのは盛りの折となわばり争いの小競り合いや喧嘩の折くらいのものなのである。
子猫とてミャオミャオと大きな声を出すのは乳飲み子のほんの短い間だけ。歩き回れる頃にはそうそう鳴かなくなるようなのである。
この姉弟も本当に鳴かないところを見ると野良猫として正しく育っているようだが、その割にはこちらが驚くほど友好的で、我々をみつけるとまるで待ってでもいたかのようにチョロチョロと姿を現すのである。(ワタシは食べ物は与えていない)
決して近づいては来なかった母猫の子猫時代と比べこの子猫たちが随分友好的なのは、かなり幼いうちに出逢っていた(我々を見慣れていて危険はなさそうと何となく知っている)からかもしれないし、ニンゲンに食べ物を貰えているからかもしれない。

夏から幾度となく顔を合わせているうちに姉弟の個性がはっきりと見て取れるようになり、そうなるとなんだか名前をつけて呼びたくなるのが人情なのである。
白三毛のお姉ちゃんは隠れんぼ好き(笑)。こちらの姿を見つけると出て来ては隠れるので「三毛さん見っけ!」と言っているうちに『三ッ毛ちゃん』になった。
今回登場しなかった茶白さんは毛色から『チャッシー』。

へっぴり腰ながら一番近くまで寄って来る末っ子の長毛雉さんの名前がなかなか思い浮かばなくて、ワタシはしばらく『オチビさん』と呼んでいたのだが、あるとき『オチビのオッちゃん』と口走って以来彼の名は『オッちゃん』になった。
そのままだと文字にしたときにオッサンみたいなので『乙っちゃん』にしようと決め、由来がオチビというのも申し訳ないような思いから『乙慈(オツジ)』になったという次第。
(しかしホントは『乙』という字は2番目を指すんだけどね)

この乙ちゃんは未だに母猫にミャオミャオと大声を上げてしまうちょっと頓馬な子なのである。そのお蔭で3日ばかり前に母猫の無事を確認できた(NEccoSunさん、母三毛さん元気そうでした!)のだが、へっぴり腰で頓馬な彼がどうか無事に生きてゆけますようにと、なんだか末っ子だけやたら立派な名前になっちゃったのだ。うははは。

子猫たちがそれぞれ少しづつ大きくなり体つきがすこしふっくらとして、振舞いも天真爛漫な様子を見るにつけ、これならひどく飢えたりニンゲンに虐められたりはしていないのだな、とホッとする。
夏の早いうちに生まれた子猫は本格的な寒さが来る前に身体が出来上がるので、このまま恙無く育っていって欲しいと切に願っている。
そして願わくばまだうら若き三毛母さんには、身体が弱ってしまうからあまり連続してお産をしていただきたくないなぁ・・・。いずれ地域の猫ボラさんに連絡をすることになりそうだなぁ、などと考えたりもしている。

それにしても「こっちに来てて」とお願いすると渋渋でも退いてくれるごろ太ヲヂチャンは、ウチの坊ちゃんながらとても賢いヲヂチャンなのである。うひひ。





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外猫との出逢いは楽しくウレシイものなのだけれど、あまり仲良くなると心配のタネが増えてしまうので正直なところフクザツな心境なのです。
ワタシには財力も体力もないし、ヲヂサン猫はすこぶる嫉妬深いし、ウチは小さなアパートで大家さんに無理を言ってごろ太を飼わせてもらっているワケだしで、出逢った猫たちがどんなに可愛くとも連れて帰ることは絶対にできないのだ。たとえそれが家猫修行のための一時的な保護であったとしても。

それがわかっているので、ゴハンをあげるなどとんでもないこと。そういうことをしたがために却って猫たちが疎まれたりする可能性を考えると、とてもぢゃないができないのである。あげたいけどあげられない。
それに、ゴハンをあげるというのは彼らの「お母さんになる」ということなのだ。
それができないのであれば、やたらに食べ物をまいて外猫を集めることは結果的に猫たちのためにならないということを強く肝に命じている。ま、食べ物をあげるかどうかは時と場合にもよるんだけど。
(そして食べ物をあげてくれるヒトがいるということを実はありがたく思ってもいるんだけどね)


歯痒い思いで見守ることしかできないんだけど、それでも外猫たちをよく見かける近辺のお宅のかたに「ワタシは猫が好きなのでお庭で悪戯したりご迷惑をかけたりしたら片付けに来ますよ」と声をかけたりしている。
積極的に猫を保護したり助けたりすることはできないけれど、住宅街の住民と外猫たちとが、つかずはなれずながらお互いの存在を打ち消すことなく生きてゆければいいなぁ、といつも思っているのです。

あ、そうそう!
猫の生まれ順による性格的特長の話だけど、雄>雌>雄のように男子の間に挟まれて生まれた女子はオトコ勝りなんだって(笑)。逆に雌>雄>雌で生まれた男子は些かなよやかになるらしいです。



alpenkatze さん、最初の3年くらいできるだけ猫が満足するまで散歩させてたけれど、去年の夏の終わり頃から少しずつ根気良く教えて、最近は昼でも夜でも「本当にお終い!」と言うと文句垂れながらも自分で走って玄関まで帰るようになったのだ!すごいでしょ(笑)。
ただし、外に出て最低1時間は経過してないと効き目ないんだけどね。

梅にゃんさん、はじめまして!こちらこそコメントをありがとうございます(^^)。
野良猫たちとのつき合いかた、難しいんだけど、トモダチになれるとやっぱり嬉しいんですよね。
コメントも入れられないし忙しくなると間が空いてしまうことも多いのですが、ワタシもまた梅にゃんさんのブログ覗きに行きますね。こそこそっと・・・ふふふ。

sari さん、お外の子猫たちとこれほどお近づきになったのは初めてなのよ。
そして改めて気づく、ヲヂサン猫がいつまでも子猫のつもりでいるという事実・・・うひゃひゃひゃ。
ところで、オットリ乙ちゃんてどことなくsariさんとこのワルネコに似ていませんか(笑)?今のところはオットリさんだけど、もしかしていずれワルネコになるんぢゃないかと楽しみにしているのだー。

| 忍びの三姉弟 | 20:00 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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