ごろ太三昧

(雑種猫ごろ太の乳母日傘な日々)

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勝利宣言猫隊長


隊長、お駕籠で向こうに行ってみましょう!


「むむッ!広場は他にもあったのか」


「その竹垣のあたりで降りるゾ」


「ヨシ!任務再開ッ」


「注意深く匍匐前進ッ」


あ!隊長、石蕗の種ですよ!


「そんなモノはどうでもヨシ」


「ダレもついて来てないよナ」


「・・・怯んでなんかナイぞ」


「エ?駆けっこしたい?」


「ヨシッ!ヨーイドンッ!」


「いざ勝負ダッ!!」


「隊員、ゴールはコッチだゾッ!!」




ころりと策に引っ掛かり、勝利宣言隊長。
ご署名済ませた隊長はお駕籠に乗って何処へゆく。裸の木々の向こうから此方此方と陽の光、呼ばれるままにゆるゆると石段降りたり上ったり、次の広場にご到着。
これより任務再開と駕籠から飛び出し勇み足。竹の垣根を追い越せば見慣れぬ眺めに怯んだか、後方確認隊長。
此処で怖気ちゃ漢が廃るそれではひとつ駆け比べ、お伴が不意に走り出しゃ負けてなるかと後を追い、出遅れた分取り戻そうと勝手にゴールをご変更。
勝利に傲ればその尻尾、いつしか真っ直ぐ天を指し。


「ボクの勝ちに決まってるモンッ!」










【蛇足的余談】
大晦日の公園は確かに空いているのだけれど貸切状態なのは午前中の話。大掃除の邪魔だからとオトウサンやコドモが家を追い出されるのか(笑)午後になると少し人が出て来るのだ。(なので大晦日にと公園に出かけるかた、午前中がお薦めです)
例年ならばお昼前に始まる特別任務なのだが諸々の事情で今回は午後からのスタートとなったので、隊長がご署名を済ませた頃いつもの広場は親子連れで賑わい始めてしまった。この公園はとても広いので、ならば別の広場に移動してみようかと隊長をお駕籠でお運びしたという次第。

幸いこちらの広場はまだ閑散としていたので無事任務を再開できた隊長だったのだが、いかんせん不慣れな場所だからなのかヘッピリ腰なんである。
日暮れの早いこの時期にいつまでもヘッピリ腰ではせっかくの任務もお愉しみになれまいと、お伴は捨て身で彼の好きな駆けっこをご提案。
威張りながらも腰を落としてばかりいたはころりと策に引っ掛かり、自分が確実に勝てるほうに進行方向を修正して、勝利宣言をする頃にはシッポピンピンでご機嫌になることができたんである。ははは、善哉。

あ、駆けっこ中の写真は臨時隊員のサツエイです。お駕籠のもね。

調子づいた隊長のこの後のご活躍はまだ次回!
(お馴染みさんはこの後の展開を見飽きてるかもしれないけど、ひき続き饅頭ガンバリまっす)





【お詫び】
諸々の事情により、いただいたコメントへの個別のお返事できず不義理しております。
コメントのお返しもできなかったりできなかったり、できなかったりしてます(^^;)。
それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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お返事と言うにはオコガマシイ、要らぬ無駄話。
(昨日救いの雨が降ったのでちょっとだけ余分に時間があったのだ!)

本屋や図書館に行くと催しちゃうヒトって多いよね。饅頭の母も連れ合いもそうなのだ。
一説には紙やインクの匂いがナゼか憚りを思い起こさせるのだとか言うけれど、ヒトは紙やインクの匂いを嗅ぐと寛いだ気分になるってことなのかしらん(笑)。

ちなみに饅頭は紙やインクの匂いが好きだけど催さない!
それよりか、お水の流れる音を聞くとそわそわと催してしまう確立が高いんだよね。
だからよく食器を洗ってる最中にトイレ行きたくなったりして困る~。わははは。

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| 外出猫 | 21:12 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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ご署名三昧猫隊長


「ひょっとして今日は?!」


「やっぱりそうか・・・」


「年末特別任務ダッ!」


「ヨシ、いつもの広場を目指して」


「唐松の下を前進ッ!」


「広場に着いたゾ」


「隅っこの笹藪・・・」


「ヨーシ!」


「落ち葉の絨毯、ヨーシ!」


ちょっとちょっと、隊長っ?!


「うむ、署名完了ッ」


「ヨシ、隊員こっちダ」


「更に前進ッ!」




年の終わりの書き納め、ご署名三昧隊長。
行く年見送る大晦日、隊長は襷掛け。訳知り顔で車に揺られ年に一度のご出張。
車降りれば冬麗。お駕籠行脚もそこそこに特別任務と息巻いて、口尖らせて広場を目指し唐松の下進みゆく。
笹の茂みの置き文に何が書かれていたのやら、枯葉の絨毯踏みしめてひたすら前進隊長。お伴がちょっと目を離しゃ落ち葉掻き分け鼻ドリル。
ご署名終えて得意顔。いよいよ口を尖らせていざいざ前進あるのみと、言ったそばから立ち止まりカッサカッサと音立てて穴を穿ってしゃがみ込み。


隊長?!署名はもう済ませましたよ?


「次は大きい署名ダ!」









【蛇足的余談】
年明け早々から去年の話で恐縮なのだが、毎年恒例の大晦日特別任務のお話。
(アレ?最早『年明け早々』ですらないかもっ!)
年に一度のこの任務、隊長も結構楽しみにしているのか毎回張り切ってスタートする・・・んであるが、張り切り過ぎると催すらしく大抵憚りで始まるんである(^^;)。

ちなみに隊長は車に乗ると憚りたくなるので、公園までの道中でおトイレはとっくに済ませているんである。
がっ!、最近彼は全てを出しきらず署名用の分を腹の中に残しておくらしいのだ。油断していると出し抜かれるので、お伴は隊長の排泄物処理用品を携帯している。
まぁ処理と言っても液体のほうは回収しようがないんだけど・・・年に一度のことなので赦してね。

ところで、この日隊長は家を出る前に液体を出し、固体のほうも往路の車中でそれはもう立派なのをモリモリとお出しになったんである。
それでも特別任務が始まれば、取っておいたらしき液体でやはりご署名しなさるんだよね。でも、さすがに固体は在庫切れだろうと高を括っていた。すると署名を済ませた隊長は凛々しい面持で数メートルばかり進み、再び積もった落ち葉を掻き分けてお座りになったのだ。
「隊長っ?その構えは・・・ああっ、大きいほうですねっ?」と呟きながら、署名のために雲子も残しておいたのかとおかしくて小刻みに肩を震わせていたんである。

・・・笹藪の置き文は『署名すべし』という司令文だったに違いない(笑)。

ご署名だけぢゃ終わらない年末特別任務の続きはまた次回!
(次回っていつだよ?という声が聞こえて来るけど・・・できるだけ近々・・・がんばるぜッ)





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| 外出猫 | 19:03 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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臨時出向猫隊長


僅かに残った桜の下で


「むむ、ココはあそこだよナ」


木漏れ陽浴びる金瘡小草(キランソウ)


隊長~、端っこにいないでこっちで遊びましょうよ


「どうしようカナ」


たんぽぽ沢山咲いてますね


「うむ・・・」


「でもやっぱりアッチにするゾ!」





木漏れ陽浴びてご散策、臨時出向隊長。
僅かに残った桜の花を仰ぐことができたのはなんと件の公園。週の初めに念願叶って友人が遊びに来てくれたので、隊長と臨時出向と相成ったんである。
春の嵐で荒れ模様だったのにこの日だけ穏やかだったのは我々の行いがいいから(笑)!
(いや、ホントは友人である元気さんの行いがいいから!)

春の公園は初めての隊長は、やっぱり縁行脚ばっかりなんである。
昨年暮れあたりからいよいよ経済的困窮状態にある饅頭のためにと、彼女が差し入れてくれた美味しい駅弁を春の空の下で堪能させて戴き、たんぽぽ咲く野で尽きぬ話の花も次々と咲いて大満足の春昼だったのだ。


焼肉弁当とあさりご飯で、ここぞとばかりに動物性蛋白質を補給!


隊長はといえば、自分が遊び疲れたらサッサとお駕籠に入り込み、いつまでも喰ったり喋ったりしているワタシの横でバードウォッチングを楽しんでいたんである。


そうこうしているうちに風が冷たくなり、気づいたらすっかり冷えていた饅頭はちょっと風邪気味でアタマが回らず、本日は簡単更新也。ははは。
ちなみにお喋りに夢中で写真はコレしかないダメ饅頭なんである(笑)!

よくしたもので(?)だらしなくてダメなヒトの友人というのは得てして世話好きで段取りも準備も良い。その有難い友人が、代わりに記事を書いてくださっている(しかも連載らしい)のでぜひどうぞ!この手抜き記事よりずっと面白いのだ。
(↑の太字からリンクしています)
持つべきものはトモダチだなぁ~、うひひ!



元気さん、お弁当ばかりかにもニンゲンにもオヤツやら手作りオモチャやら戴いて本当にありがとうございました。再会果たせたこともとってもうれしかった!楽しかったねー!
あ、隊長も大変楽しかったそうです。(記事まで書いてくれて)ホントにありがとう。
何もかも他力本願の饅頭ですが、またぜひお会いしたいです。





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いつも厚着の寒がり饅頭が、たまに薄着して調子に乗って夕風に当たったら、まさかの風邪気味(^^;)。
鬼の霍乱? トシヨリノヒヤミズ?
微熱のせいか肩凝りのせいかわからないんだけどイヤ~な頭痛がしているので、テキトー記事で精一杯でした。コメントのピンポイントお返事はお休みです。ごめんなさい~。

| 外出猫 | 20:00 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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特別任務猫隊長 6


今年も終わりと太陽が西へ西へと急ぎ足


「シーバも食べたし・・・」


「臨時隊員、撮影ご苦労ダッタ」


「常勤隊員もご苦労ダッタ」


「チョット冷えて来たナ」


「うむ、後に続け!」


隊長?もう任務完了ですか?


「エート・・・」


「チョット忘れ物ダッ!」


ああ隊長ったらまたもや・・・


「うむ・・・」


「署名、ヨーシ!」


「これにて任務完了ダッ!」


「さあ帰るゾ、隊員」




最後にご署名済ませれば、任務全う隊長。
次の年へと気が急いて足早になる太陽が西へ西へと傾けば、白雲光る青空に微かに混じる夕暮れの気配漂う年の暮れ。特別任務次々こなし鼻高々の隊長の、落ち葉踏みゆく足許でいつしか伸びたる長い影。
冷たい風に頬撫でられて俄かに目覚めた里心気づかれまいとするように、悠然とした足取りでお駕籠に向かう隊長。帰りましょうかと訊ねれば、忘れ物だと引返しまたもやご署名フェンス際。
これにて任務全うと尻尾を立ててご満悦、そそくさお駕籠に乗り込んで朽葉色した陽を浴びながら即座に出せとご用命。


「早くお駕籠を出してクダサイ!」







【蛇足的余談】
冬の公園を思う存分検分して、木登りして、オヤツも食べて、したいことを一通り済ませた充実感の中、お天道様はどんどん西へと進み、時折隊長の頬を撫でる風が冷たくなり、夕暮れの気配が微かに微かに漂い始める。
遠足にしろ普段の町内の散歩にしろ、も突然に家が恋しくなる時があるらしい。
そんなとき隊長はやたらにスリスリしてきたりするのだ。
公園に着いてからここまで大体2時間強くらいだろうか。

自らお駕籠に向かったので帰りましょうかと声をかけると、やおら忘れ物だと慌ててフェンス際まで戻った隊長がしたことと言ったら、またもやご署名なんである。
実は公園の駐車場に到着した折、彼はちゃんと車の中でトイレを済ませていた。
それも大きいほう(笑)。


(車のトイレでブツを埋める隊長の背中)

だから、今日はダイジョーブだろうと隊員は油断していたのだが甘かった。
自分がココに来たという証を残したかったのか、小さいほうはしっかりご署名用に取ってあったらしい・・・。
そう、彼は新年早々真白き雪上で見事な『大小の書き初め』をしたが、大晦日には律儀に書き納めもしていたんである。・・・いやはや。

ごろ太が家に帰りたくなった折の意志表示はもうひとつある。
それは教えたワケでもないのに自らお駕籠に乗り込むことなんである(笑)。
アパートから200メートルも離れていない実家まで、今では彼はご自分で歩いてご出勤し、帰りも張り切って帰路に着くのだが、以前はお駕籠で行き帰りしていた。
そういえばその頃も、帰りたくなるとお駕籠に飛び込んでいた。

動物病院の診察台の上でもしきりにキャリーに戻ろうとするけど、それは帰りたいというよりむしろ「今置かれている状況から離脱したい」という意思の表れっぽい(笑)。

普段の町内巡回ではお駕籠は使わないのでなかなか気づかないが、こうしてお駕籠で出かけると『帰るときはお駕籠』なのだと教えなくとも彼は解かっているらしい。
こちらも、が自らお駕籠に入れば「ああ帰りたいんですね」と気づいて帰路に着く。
からすれば「こうすれば目的を達成できる(この場合はお駕籠に入れば家に帰れる)」という結果になり、そのことが彼のアタマの中で「お駕籠に乗る=帰る」という連想をますます強め、進んで同じ行動を繰り返すようになる。
これを『行動の強化』というんである。

自分の要求を通すために経験から学習して行動するの学習能力はかなり高い。
が、必ずしもこちらの思惑通りとはいかないことも多くて、たとえばして欲しくないイタズラをしている時に気を逸らそうとうっかりオヤツを出したりすると「このイタズラをすればオヤツがもらえるな」と『行動を強化』してしまったことになり、猫は同じイタズラを繰り返すんである。うひひひ。
そのことを踏まえて、して欲しいことをした時に猫の望む結果(=ご褒美)を繰り返し示すことができれば、前回お話したクリッカーのあるなしに関わらず、猫は自ら色々なことを学習してくれる。ご褒美はオヤツばかりではないんである。

長々続いた隊長の特別任務のお話もこれで(やっと!)お終い。
毎回とても喜ぶので、次の大晦日と言わず時間が取れたらまた隊長と公園に行きたいんだけど、いつになることやら。
(そもそも時間が取れない理由の大半は隊長自身なんである!)


「次はいつカナ・・・」

たくさんのかたが見に来てくれて、お返事できないにも関わらず愉快なコメントもいただいて、とても嬉しゅうござったんである。ありがとうございました!
調子に乗ってこの先も週2回ペースで・・・と言いたいのは山々なんだけど、パソコンに向かっている時間が増えると隊長が拗ねるのでそろそろ限界(笑)。
次回からはいつものペース(できるだけ週1回更新)に戻りまーす。
そろそろ隊長の繁忙期(笑)に入るから、もしかしたら週1回も間に合わなくなるかもしれないけれどガンバリまっす。


(関連記事>特別任務猫隊長 12345・6




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次回からいつもの更新ペース(できるだけ週1回, たぶん木曜日あたり)に戻ります。
コメントのお返事は絶賛(?)お休み中。読み逃げは常に大歓迎中~。

この下にオマケの追記(ウニ玉持って来い!について)があります。(無駄に長いけど)よかったらどうぞ。

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| 外出猫 | 20:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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特別任務猫隊長 5


「名誉挽回、ヨシッ!」


「アッチの道もヨシ」


「・・・お腹減りマシタ」


それじゃオヤツにしましょうね


坊ちゃん、こっちに来てくださーい


ハーイ、立ってくださーい


「早く早く!」


「もっと食べタイッ」


「次はアッチだッ」


「ココでイイ?」


はい、握手~


「シーバってウマイッ!」


「次はソッチ?」





お伴の号令待ち侘びて、形勢逆転隊長。
名誉挽回成し遂げて任務続行隊長。見渡す限り以上無しだと午後の陽射しに温もった枯草の上佇めば、グーと鳴きたる腹の虫。
そんならお八つにしましょうとお伴がシーバ取り出せば、は忽ち歓喜して呼ばれるままに西東尻尾振り上げついて来る。いつの間にやら隊員が次々繰り出す号令で、口尖らせて懸命に立ち上がったり座ったり。
ご褒美嬉しや楽しやと次の号令待ち侘びて、形勢逆転隊長。

(もうひとつつづく)









【蛇足的補足】
クリッカーというモノをご存知だろうか?
握れば手のひらに隠れるほどのクリッカーのボタンを押すと「カッチン」(もしくは「ペッコン」)という大きなハッキリした音が出る。その音をいいこと(ご褒美のオヤツなど)と結びつけて、動物に色々なことを憶えてもらうために使う。
「カッチン」はご褒美の合図であり褒められている音でもあるのだと動物はちゃんと理解するので、大抵の動物はこうしたトレーニングをとても喜ぶ。
そもそもはイルカの調教に使われていたとか。イルカはクリッカーで水中からジャンプしたり、輪をくぐったりする楽しさを憶えるんである。
犬を飼っていらっしゃるかたには馴染みのある道具かもしれない。

「カッチン」がご褒美の音だと解かってもらうためにクリッカーを一回鳴らしてはご褒美を1つ差し上げる、ということを何日か繰り返すところからそれは始まる。
「カッチン」とご褒美が関連づけできたら、次は必ず簡単にできることを動物がするように誘導(であれば鼻先に棒や指を出して、が鼻で触れてもらうとか)して、出来た瞬間に「カッチン」してご褒美を渡す。
これを繰り返すと「うまくできるとカッチン=ご褒美が出て来て褒められる!」ということを理解するんである。
そうなったらシメたモノ(笑)。根気とちょっとしたコツは必要だが、猫だって喜んで少しずつ他の色々な動作(オスワリとかお手とかフセ)を憶えてくれるようになる。


(コレがクリッカー、黄色いボタンを押すとカッチン!と鳴る)

生後数ヶ月くらいからごろ太とワタシはソレを楽しんできたし、事あるごとにいろんなかたにクリッカーをお奨めしている。
しかし、猫にをさせたいのか?と問われたら
チガウチガウ!チガーーーウッ!!と声を大にしてお答えする。
イルカの曲やクマの玉乗りやトラの火の輪くぐりを見るのは面白いけれど、
よく訓練された犬が数字当てゲームをしたりすると感心するけれど、
海外では猫のサーカスなんていうものも存在していて驚かされるけれど、
ワタシは自分の猫にをさせたいとはあまり思わないんである。
猫というのは自由気侭な生き物でいてほしいという、個人的シュミの問題なのだ。

それならどうしてクリッカーの話なんぞするのかと言うと、クリッカーを使ったトレーニングは猫にとっても自分にとっても楽しいから。一緒にできる遊びのひとつなんである。
どんな遊びにもルールがある(から面白いのだ)。
クリッカー遊びのルールはと言うと

     1:乳母が坊ちゃんに(必ず解くことができる)問題を出すので、

     2:坊ちゃんは試行錯誤してその問題を解き、

     3:ちゃんと解けたらご褒美が出てくる!

     4:必ず坊ちゃんが勝って(問題を解いて)終わる

というもの。ルールを猫に理解してもらうためには(特に最初のうちは)、こちらが何をして欲しいのかという『問題』はできるだけ猫がすぐ解けるものが吉なので、

     ● ここに来て (指さしたところまで来る)

     ● すわって (いわゆるオスワリ)

     ● 立って (後足2本で立ち上がり両前足でワタシの腕に触れる)

     ● 握手 (ワタシの指にごろ太が片前足をのせる、いわゆるオテ)

     ● ハイタッチ (ワタシの手の平をごろ太が片前足を上げて触る)

     ● かかんで (四肢を折り曲げて座るフセもどき)

     ● 待ってて (その場から動かずにじっと待つ)

などを、順に憶えていただいた。「能動的に何かする」のは比較的易しいが、何もしない「待ってて」は解かるまでに時間がかかった。
オスワリやオテなどの動きはクリッカーなどなくてもできる猫がたくさんいる。そういう簡単な『問題』は、『新しい問題』がうまく解けない時に『解ける問題』として使うのだ。

ご褒美が嬉しいのは勿論だが、こちらが何をして欲しいのか自分で考えて試して『問題』を解くということも動物にとって楽しいらしく、そのこと自体も実はご褒美になる。
そして『問題』を出すニンゲンの側もかなりアタマを使う。猫がうまく『問題』を解くことができないのはこちらの出し方が悪いからで、どうしたら猫が『問題』を解けるのか考えること=実は猫にどうやって伝えるか考えることなんである。
つまり、これは猫と自分とがうまく意思の疎通を図る練習なのだ!

本来のクリッカートレーニングには幾つか鉄則がある。その中の

     ○ クリッカーを鳴らす以外は声を出さない

     ○ 身振り手振りなどでヒントを出さない

などはワタシは全く無視している(笑)。
前述したようにワタシはごろ太にをしてもらいたいワケではないのだ。
ゲームを楽しくするためにごろ太が『問題』を解いて終わらせたいし、声や手の動きがヒントになるのであればどんな言葉や手振りが彼にとってのヒントになるのか試すうちに、ある程度だけれど自分の思っていることが猫に明確に伝わる瞬間が解かる。
そうなるといかにしてヒントを出すか考えることがヒジョーに面白くなるんである。
ワタシはそれぞれの動きに名前と手振りをつけている。
手振りは手のかたちや手の平の向きや出す位置に変化をつけたもの。ごろ太が『問題』を解けたときヒントになったと思われるものを名前と組み合わせて特定の動きを指示する『号令』の働きをしている。

ついでにごろ太の「」は、どれもお利口な犬がビシッと決めるのとは違って不完全なんである。「握手」なんて両手ですることもしばしばなのだが、人に見せたいのではなく遊びだからいいのだ!こちらがして欲しいことを当てるゲームだから、当たっていれば不完全でいいんである(笑)。
そうして、場当たり的に我が家のゲームのルールが出来上がっていった。

ごろ太との間にゲームのルールが確立できたのちは、「」を磨くのではなく猫らしい動きができるような屋内での遊びを色々考えた。
中でもワタシが家の中の何処かに隠れて彼を呼ぶ「かくれんぼ」や、50センチほどの等間隔に並べた数脚の椅子の上をワタシのいるほうに連続でジャンプして渡る「ぴょんぴょん」などはかなり楽しかった。(写真は撮れないけどね)
ちなみに指差したところに飛び乗るときの号令は「ぴょん」(笑)。
新しい号令を思いついて出してみると、ごろ太は試行錯誤して「こうかな?」「コレ?」などと色々なことをやって見せてくれることがあり、それが面白いと採用になったりして、猫と一緒に遊びを考えるんである。

ついでにクリッカー遊びは、オヤツをあげるいい口実でもある。
ごろ太には、明確な理由なくオヤツを出すとそれをアテにしてハンストしたりするいやらしーい暗黒面があるので、オヤツをあげたくともあげるタイミングが難しいのだ。

飼い猫というのは我々が思うよりも退屈している。
喰いっぱぐれのない安穏な暮らしは約束されているが、日常で刺激になることは少なく、アタマを使って解かねばならぬ『問題』というものもほとんどない。
それはひとつのシヤワセのカタチでもあるのかもしれないけれど、たまには猫と一緒に『問題』を作ったり解いたりするのも悪くないはず。
『問題』を解くことで飼い猫に不足しがちな達成感も味わえるし、お留守番の多いひとりっ子には特にお奨めなんである。

ニンゲン2人がそれぞれクリッカーを持って別々の部屋で交互に猫を呼んで行き来させれば楽しく運動不足の解消だってしていただける。
モチロン鉄則をキッチリ守り、あなたが歩く足許をくぐりながらの8の字ウォークとか、輪っかをジャンプしてくぐるなどの王道の芸猫にすることだって夢ぢゃないかも!
(そういう芸が見事完成したアカツキには是非饅頭にも見せてね!)
品種としてはシャム系の猫の性格がクリッカー遊びに向いているのだとか。

猫とお散歩したいというかたにも(猫との散歩はリスキーなのでワタシはあまり積極的にはお奨めできないけれど)、スムーズな意思の疎通や、飼い主の声と動きに注目させるためや、何よりもより仲良くなって結びつきを強めておくためにも、クリッカーゲームはお奨めです。ハーネスの練習にも役立つかも。

但し!初めて外に猫を出すような状況下では猫はとても緊張したり興奮したりするので、クリッカーを使って散歩の練習をするというのは難しいと饅頭は思います。
だいたい、慣れない外(=アウェー)においては猫はご褒美のオヤツにすら目もくれません。ドキドキ・ビクビクしているようなときにはソレドコロジャナイということなんでしょうね。
外でクリッカーゲームが楽しめるのは、猫が外を怖がらなくなってからだと思っておくほうが吉。

でもごろ太が外を散歩することに慣れてからは、散歩中にちょっとした遊びを楽しめるし、住宅地を散歩するためにどうしても守らねばならないルールを彼に解かってもらうためにも、クリッカーで培ったコミュニケーション法は結果的に散歩の折にとても役に立ちました。

それから、猫を保護して里親を募るようなときにクリッカーでオスワリやオテができると、そのことによって早く里親が見つかる可能性もあるかも。
その場合には、特定のヒトの声ではなくあくまでもクリッカーの音だけに反応してくれるほうが良い(クリッカーさえ使えば誰が相手でもちゃんと反応しやすくなる)ので、『鉄則』を守ったほうがいいかもしれません。



クリッカートレーニングについてもっと知りたいと思ったかたにはこの本がお奨めです。→
著者のカレン・プライア氏は『 罰 』によらない動物のトレーニング方法を模索して、イルカにクリッカートレーニングを始めて成功させたすごいヒト。

彼女が動物行動学に基いて編み出した方法のおかげで、トレーニングは動物たちにとって生き甲斐となるような楽しいものになったんである。

数少ない猫に特化したトレーニング本の中でも、文章も内容も解かり易く、クリッカートレーニングをするしないに関わらず、へぇ!とかほぅ!と思うようなことが書かれていて、読んでいて面白いです。

(アマゾンの回し者で御免(^^;)!)


ところで、特別任務中に不完全な「芸」をご披露した隊長は、実は今ではクリッカーは使っていない。「褒めながらご褒美」のルールは守っているが、指導書にある鉄則のうちの2つを無視して遊んでいるうちに、彼はクリッカーの音よりもワタシの発する号令や褒めコトバのほうによく反応するということが解かったんである。
実際、羅列した「芸(?)」のうちの「握手」以降を彼はクリッカーなしで習得した。

けれども最初にクリッカーを使ったことには大きな意味があったように思える。
なんというか、ちょっと特殊な音なので動物に解かりやすいような気がするんである。
しかし、何故か真っ黒いクリッカーを選んでしまったので、時々机の引出しを開けた瞬間「ひいぃッ!まさか御器噛ッ?!」と焦るのよね・・・ははは(^^;)。
(必死の更新のクセに巻物で御免~!)




(関連記事>特別任務猫隊長 1234・5・6




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それでも、とコメントくださる方、嬉しくありがたく拝読させて頂きます。

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ヒーヒーガンバッテ週2回(月・木)更新中(笑)。
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| 外出猫 | 20:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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